12月11日(水)練習日誌です。
前半はミサの音取りを進め、 後半はコラールを使ったハーモニーの練習を行いました。
前半は、早めに集まれる人で早い時間から“前錬”を行っていました。 後から来た人は順にその輪の中に入っていき、練習そのものはノンストップで進行。 (休憩なしだったのでしょうか。前錬から入っていた方、お疲れさまです。)
私が参加した時はちょうどKyrieとGloriaの間あたりで、 そこからGloriaの中盤P.15 Primo tempo手前(あの暗ーい部分です、)まで通してそこでGloriaは終了。 その後、Credoの最初から後半、P.41辺りまで流しました。 (田中先生練習で念入りに行ったP.42以降、“Et Vitam〜”の掛け合いの手前までです)
基本は音源を流しながら、それに合わせて歌っていく形式。
ただし音源にも緩急などの癖があり、場所によっては音源を止めてアカペラで合わせるなど、臨機応変に対応しながらの練習でした。
音源を聴きながらだとどうしても音源どおりに歌う事が主目的になりがちな所を、軌道修正しながら練習できていたのがテンポよく、ストレスフリーで良かったです。
皆さん予習を万全にされたのかよく声も出ており、軒並み満足度の高い練習となっている様子でした。
私はといえば、テナーを1人で歌っていましたが、音取りが不十分で見失う事も多々あり。 3声になってしまう事も度々あったのが申し訳なかったです。 しかしそんな事はお構いなしといった風で練習はぐいぐい進んでいき…。 皆さんものすごい集中力で、ちょっと空気になった様な気分を味わいました。 歌も気持ちも置いて行かれない様にしたいものです。
後半は杉坂さんによる、コラールを用いたハーモニーの練習を行いました。 使用した曲は「すべての宝にまさる宝」。
第一回の練習という事もあり、杉坂さんから、コラールという曲が常に和音で進行するものである旨や、この練習を行う意味について一通り説明がありました。 (曰く「音程、音色、音量を揃えるための練習である」など)
まず全員が音名で歌い、 続いて「ラ」で合わせ、 ハーモニーを確認した後、次の和音へ進んでいく。 基本はこの繰り返しとなります。
練習時間が1時間に満たなかった事も手伝い、譜面上で歌ったのは最初の4小節まで。 その中に7つの和音があり、その一つひとつに対して杉坂さんから詳細にアプローチがありました。
個人的に、この練習形式の「必ず自分の居場所が確認できる」という所が、満足度が高かったです。 通常練習ではそこまでの余裕が無い事も多いですが、この練習は自分の居るべき位置を知る練習なので、そこがいいところかな、と感じています。
コラール練習の進行速度について 自分は気にならなかったのですが、 「もっと先に進んで欲しい」 という意見を伺いました。 もっといろんな和音や音の動きを練習したかった、という事なのかなと思います。
また一方で、 「最後の最後になってハーモニーを体感できた!」 という声も聞きました。 あれだけ丁寧に進めていなかったらそこには辿り着いていなかったかも、という気もします。
もちろんどちらが正解という事ではなく、 1人ひとり最適な時間の流れは違う訳ですが、 同じ時間を共有する気持ちが有るか否か、という所はやっぱり重要と思いますし、 この練習を繰り返しやっていく中で、追いついたり歩み寄ったり出来るようになれたら、 それがすべての宝にまさる…、いやベタなのでやめておきましょう。
とにかくそういう事を思った練習でした。以上です。
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