12月12日の練習日誌です。
デュルフレのレクイエム 「Lux æterna」と「Libera me(練習番号84まで)」を練習しました。 先生いわく「どんな雰囲気の曲かわかったほうが音取りも進めやすいでしょ」とのこと。 音取りのオの字もない状態の人が多く、しどろもどろでしたね〜。
「Lux æterna」 出だし、ソプラノが主旋律です。 まずその主旋律を、みんなで言葉をつけて歌いました。 というのも、下3声の「ou−(ウー)」というコーラスも、 主旋律のしゃべっている言葉のアクセントや、 文言の始まるときの勢いのようなものを意識して歌う必要があるからです。 たとえば主旋律は、61ページ上段のアウフタクトから始まる 「Domine」の「Do」を音楽的に埋もれさせるわけにはいきません。 そういう波を心得て、下3声もいっしょにうねってね、ということです。 練習番号76に入る前は、フレーズの終わりですので、 ゆっくりとゆるんで収束します。
「Libera me」 ベースの入り、すごくかっこいいですね。 先生も「Libera meはベースが聞かせるものと相場が決まってる」と言っていました。 でもその後、調性とか拍とかなんかよくわかんなーい!な感じで、 臨時記号も多いし、初見じゃあかんわーという印象を受けました。 68ページ練習番号83の後半からどんどこ速くなります。 練習番号84に向けて突っ込んでいく感じです。 この曲の出だしがショパンの葬送行進曲に似ているなぁと思いました。 グレゴリオ聖歌の旋律が後世、それを奏でるだけで意味を伝える、 一種の暗号として使われるようになったというお話もありましたし。 もしかしてモチーフは同じだったりして、と勝手に連想しながら聞いていました。
グレゴリオ聖歌のフレーズを、無理やり現代の拍節法に置き換えて 楽譜としているので、ものすごい変拍子!と思いがちですが、 そうした表記に惑わされず、元となっているフレーズを 素直に体に入れてしまうほうがよいとのことでした。
難しいですね〜、ほんとむずいわ。 でもハモるとキレイ! みなさん、がんばりましょう!
|