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ユースホステル合唱団の掲示板

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No.218 12月9日練習日誌 投稿者:カナ@アルト   投稿日:2009年12月13日 (日) 18時08分 [返信]

この日は新しく楽譜が配られました。
モーツァルトのミサ「Missa in C(Missa solemnis)KV337」です。
1780年3月に作曲された、モーツァルト24歳のときの作品ですね。
さっそく音取りを開始。
キリエから始まり、サクサクとグローリアの半分を取り終えました。


■キリエ■
初めは歌詞をつけずに「ラ〜」で歌いました。
このとき、「ラ」と発音するのは、子音のあるところだけにしましょう。
楽譜上で音が動いていても、母音でのばすところは母音のまま、つまり「ア」でのばします。
いちいち「ラララ」とやらず、「ラーー」と歌ってください。
そうしないと単語の切れ目が見えてこないよ、とのお話でしたが、
まあキリエだし、それなら歌詞をつけたほうが歌いやすいよねということになって、
結局音取り半ばで歌詞をつけてしまいました(笑)
歌詞をつけたらつけたで、「Kyrie」の語尾の「e」と「eleison」の語頭の「e」が
くっつかないように歌うのはけっこうしんどいですね。
言いなおせばいいだけなのですが、特に16分音符で動くところは難しいので、
うまくやりたいものです。

■グローリア■
いきなり「皆でとりあえず歌ってみて〜」と言われ、「よっしゃ!」と応じてみたものの、
どんどこ押し寄せる転調についていけず、臨時記号に惑わされてぐちゃぐちゃに。
ところがそれを4回繰り返したころ「正しい音がチラホラ聞こえてくるようになったね」と(笑)
転調は本当に頻繁です。P8から始まるグローリアですが、
隣のP9にいく直前にすでに♯が1つつき(G、ト長調)、
P10にいくと真ん中あたりから♭1つの調(F、ヘ長調)になり、
P11の上の段の最後から♭2つ(B、変ロ長調)、
P11の最後のところからは♭3つ(Es、変ホ長調)……こらこらこらっ!って感じです。
でも、ピアノがぬかりなく転調のきっかけの音をくれているので、
冷静に向き合えば順応できると思います。ただ、譜面づらが臨時記号だらけなので、
ついついひるんじゃいますよね〜……。


さて、先生のお話に出てきた、このミサの豆知識。
このミサは、田中先生によれば「記念碑的なミサ」とのこと。
このミサはモーツァルトがザルツブルグで書いた最後の作品で、
ザルツを後にして向かったウィーンではなかなかミサが書けず、
唯一「大ミサ(KV427、KV417a)」を起こしたのみ。
ところがこれがなんと未完成で、大ミサのアニュス・デイはスケッチしか残っていません。
というわけで、今回のミサKV337のアニュス・デイは、
彼の最後のアニュス・デイということになるのだそうです。感慨深いなぁ。




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