世界で最も短くて美しい言葉〜「はい(拝)」 (176) |
- 日時:2015年02月03日 (火) 17時57分
名前:伝統
*「この世にダメな人間なんて一人もいない!!」 野田将晴・著(P174〜175)より
世界には70億の人類が住み、200近くの国と、5千から7千の言語があると言われています。 その中で最も短くて、最も美しくて、最も深い意味を持つ言葉は、 日本語の「はい」という言葉です。
私たちが何気なく使っている言葉、そして最も多く使う言葉ではないでしょうか。
「はい」と明るく元気な返事が返ってきたとき、誰でも明るさと元気をもらいます。 言葉には大きな力があることがわかります。
その「はい」ですが漢字で書くと「拝」です。 私たち日本人は「はい」と返事するとき、無意識のうちに相手を拝んでいたのです。
ですから最も短くて最も美しい言葉なのです。
《相手の命を拝む》
それでは相手の何を拝むのでしょうか。 それは相手の命を拝んでいるのです。 相手の命の本質である神性や仏性を拝んでいるのです。
日本人は、人の命は「日子(ひこ)」「日女(ひめ)」であると思ってきました。 お日様の子が彦、すなわち男性で、お日様の娘が姫、すなわち女性であるというわけです。 ですから「ヒト」は「日止」であって、お日様の命を止(とど)める存在なのです。
神様は、日本では大自然または大宇宙と同義語でもあります。 ですから「はい」と言って相手の命の「日止」なる本質を拝んでいるのです。 素晴らしい言葉ですね。
皆さんも今から「はい」と答えるときは明るく元気に「はい」というひらがなや 「ハイ」というカタカナではなく、「拝」と漢字で返事をするようにしましょう。
すると相手も、「拝」と漢字で拝みながら応えてくれるのです。
<感謝合掌 平成27年2月3日 頓首再拝>
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