コレラの使命 (213) |
- 日時:2015年02月06日 (金) 17時39分
名前:伝統
*「超医療セラピー」クローディア・ランヴィル(著)(P253〜254)より
昔むかし、ある小さな村に巡礼に行く途中で、賢者がコレラに出会いました。 賢者は、「こんなに朝早く、どこに行くのですか? 」とコレラに尋ねました。
コレラは、「この地上から500人の魂を引き上げる使命を果しに行くのです」と答えました。 そして、「あなたがこれから行こうとしている村は、人口も多いし、衛生状態も悪いので、 私の使命を果すにはとても都合がいいのです」 と言いました。
巡礼を終えてその村から帰る途中で、賢者はこう考えていました。 「あのコレラは、嘘を言った。なぜなら、あの村では、1500人が死んだのだから。 なぜ、嘘を言ったのか、聞いてみたいものだ」
すると、「コレラが歩いているのが目に入いりました。 そこで、賢者はコレラに近づいて、こう尋ねました。
「どうして1000人も余分に殺したのですか? 」
コレラは答えました。
「私が殺したのは500人だけです。 あとの1000人は、恐れが原因で死んだのですよ」
<感謝合掌 平成27年2月6日 頓首再拝>
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