カウンター 学問的交感神経論とは - 談論サロン天珠道
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[3027] 学問的交感神経論とは
愚按亭主 - 2019年06月25日 (火) 21時16分

(読者の声4)私はこれまで日本国は学問立国を宣言すべきだと主張してきました。学問とは、真理を体系的に追究するものです。
ですから、体系化を目指さない学問は学問とは言えません。ところがマルクスによって、全体的真理=絶対的真理が否定され、哲学が否定されてから人類は学問の体系化の道を閉ざされてしまいました。
にも拘らず、何より深刻なのは、誰もそのことに気づいていないことです。結果として、学問の名の下にデタラメが許されるようになって、反日の研究が学問の自由とされて、高額が国庫から無駄に捻出されるというおかしな事態が堂々とまかり通っている始末です。

 学問の自由とは、デタラメをやって良い自由などではなく、ヘーゲルの云うように自由とは必然性の洞察なのであって、必然性を洞察する学問とまさに同義なのです。
つまり学問の自由を叫ぶものは、その必然性を学問的に説けなければ、自由を叫ぶ資格はないということです。
反日を研究するものは、それが人類の発展とどう結びつくかを、屁理屈ではなく、学問的に説けなければならないのです。
 話が大分それてしまいましたので、本道に戻しまして、マルクス以来、学問が学問でなくなって、一見発展しているように見えて、学問としては堕落の一途をたどっているのです。
その象徴が現代医学の誤った自律神経論です。これが岩盤規制のよう、現代人のアタマを縛りつけて、人類を日本人を危機に陥らせている現実があります。そのことについて考察してみたいと思います。
1、熱中症対策になぜ交感神経が出てこないのか?
 これまで私は、熱中症対策の要は交感神経を強くすることだ、と訴え続けてきました!
しかし残念なことに世の熱中症対策には、交感神経の「こ」の字も出てこないのが実情です。その世間の熱中症対策は、一見進歩しているように見えます。にもかかわらず、肝心の熱中症は一向に減らないどころか、むしろ増え続けているようです。特に、子供たちの増加が目立つように感じます。
 これは何を意味するかといいますと、肝心の交感神経そのものが弱くなっている、ということだと私は思います。
その交感神経が弱ければ、いくら良い対策を施しても効果が上らないどころか、むしろ返って有害な場合すらあり得るのです。例えば、水を飲み過ぎると、体内環境を整える仕事をしている交感神経の負担になって、具合が悪くなることかあるのです。

 では何故、世の熱中症対策には、交感神経が出てこないのでしょうか?
それは、現代医学の誤った自律神経論・交感神経論に責任があります。現代医学は、心臓に分布している交感神経と副交感神経との間に、正反対の働きをしているように見える事実があるというだけで、生まれた時代の違いや、その分布のしかた、神経そのものの構造に、明らかに次元の違いが見て取れるのに、それを無視して、この2つの異質な神経を、ワンセットだと強引に決めつけて、それを頑固に墨守し続けているのです。
 その結果として、交感神経の行なっている良い仕事の大半が、実際は何もやっていない副交感神経がやっていることにされ、後に説明する事情から交感神経が異常化しやすいために、その異常化による有害な側面ばかりが、交感神経のものとされて、悪役の汚名を着せられて、交感神経の名を言うのもはばかられる雰囲気が醸成され、蔓延してしまっている現実があります。
これが、熱中症対策に決して交感神経の名が出てこない理由だと思います。

 これは由々しきことです。
というのはこれが、脳の栄養不良と相まって、今の日本が抱える、うつ病・引きこもり・虐待・子殺し・高齢ドライバーの運転ミス等々に関わって、日本を滅ぼす要因となっているからです。というのは、心と身体をつなぎ、その両者を支える大事な働きをしているのが、交感神経なのでそれが弱ると、そうなりやすいのです。
昔の日本人は、交感神経が見事だったから、灼熱地獄の硫黄島の洞穴で半年間も頑張りぬけたのです。その魂を受け継ぐためにも、交感神経を見事に育て上げることは、とても重要なことなのです。
 ところが現代医学の誤った自律神経論・交感神経論によって、世のお母さんたちも洗脳されて、我が子を丈夫に育てよう、交感神経が強くなるように育てようという意識がなく、その多くは自分の感情のままに過保護に育てて、交感神経のヤワな子が大量に増えているのです。

2、生命の歴史から説く交感神経とは?副交感神経との違い
 しかし生命の歴史において、交感神経と副交感神経とは生まれた時代が全く違うことは、現代医学にも認識されている周知の事実です。ところが、現代医学は、それに基づく反省や修正をしようとする学問的態度が、全く見られません。
 その生まれた時代の違いとは、具体的には、副交感神経は、魚類の時代に、腸管の運動を統括する神経として、骨を動かす運動神経とともに生まれました。ですから、副交感神経は、その大部分が内臓にしか分布していない、本当は腸管(平滑筋)の運動神経と呼ばれるべき神経なのです。つまり、副交感神経の本当の相棒は骨格筋(横紋筋)の運動神経なのです。
 これに対して、もう一方とされる交感神経は、地殻変動の激しかった時代に、穏やかな海中から陸上に上陸した哺乳類の、その体内環境が激しく乱される中でも、しっかりと生き抜いていけるよう恒常性を整える体系的システムとして完成したものです。
じつは、その交感神経のことを【交感神経ー副腎系】と呼んだ学者がいます。
その学者は二百年前のキャノンという、「恒常性」の概念を確立した偉大な生理学者なのです。
キャノンはその著書「体の知恵」の中で、この【交感神経ー副腎系】が、命を守るための「恒常性を維持する」ために主導的な役割を果たしていることを、実験的に証明しています。
このように交感神経すなわち【交感神経ー副腎系】は、ホルモン系と神経系とを統合した、命を守るための、もの凄い統括系のことなのです。

 ここで体系的と云うのは、例えば、朝起きるとき急に立ち上がっても立ちくらみがしないで済んでいるのは、この交感神経系が、心臓の血圧を上げ、脈拍を上げ、同時に、足の血管の筋肉を締めて、重力で血液が足の方に溜まらないように調節しているから、脳の血流が確保されているわけですが、これは、全体が一糸乱れぬ体系的連係があるからできることなのです。
 このために、交感神経系は、全身のあらゆるところに隈なく分布して、その役割をはたしているのです。
例えば、腸管の粘膜に分布してその働きを統括している神経というと、誰もが、腸管の運動を統括している副交感神経を想起すると思いますが、じつは違うのです。
粘膜から吸収する働きを統括しているのは、腸管固有の神経ですが、粘膜に分布して粘膜を守っているのは、交感神経なのです。「ガイトンの生理学」という有名な権威ある本の中の図に、そのことを示す証拠となる図があります。
その図を見ますと、交感神経の赤い線は粘膜にまで到達しているのですが、副交感神経の方は、マイスネル神経叢やアウエルバッハ神経叢という地元の固有の神経叢のところまでしか行っていないことか分かります。つまり、お前たちしっかり働けよ?と丸投げして、自分は実際には働いていないのです。

3、本能的な交感神経が認識と出会ってどういう運命を背負うことになったか?
 さて、ここで問題となるのは、交感神経と認識・感情との関係です。
この問題は、人類が誕生する以前には、全く存在しませんでした。つまり本能による鉄壁の管理体制が敷かれていて、交感神経は気持ちよく働けたということです。
ところが、サルから人間への進化の過程で、本能に縛られない認識・感情が生まれ、それが力をつけて本能の上に立つようになって、認識と本能との権力の二重構造が生まれると、身体全体の実際の統括を一任されて、いわば丞相のような地位にあった交感神経は、大変な難題を抱えるようになります。
 それは本能的な命を守ろうとする交感神経に対して、新たなご主人様となった認識・感情は、時に、それとは真逆の、命を脅かすような統括を要求する、という奔放さを持っていることです。
これによる葛藤を抱え込む宿命が交感神経を蓋ったことが。交感神経が異常化しやすい大きな理由です。
そして、これが交感神経の名前の由来でもあるのです。つまり交感神経と人間の感情とそれほどに密接な関係にあるということであり、交感神経の相棒は、副交感神経ではなく、感情なのだということです。 
  (稲村正治)

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