[2690] 少しまとめました |
- tada - 2017年10月02日 (月) 23時33分
ヘーゲルの論理学と滝村先生の科学的方法は 名辞は違っても 内容は対応する 同じものです。天寿堂さんによれば それだけでは 足りないと言う。純粋哲学的思惟の錬磨がない。この過程がない唯物論は欠陥を持つという。果たしてそうでしょうか?繰り返しになりますが 滝村先生の国家論にはわかりにくい部分はあるかとは思いますが 重大な欠陥はありません。 ヘーゲルは論理学の達人であるにもかかわらず 晩年の著作である法の哲学で 国家論をものにはできませんでした。三権分立論においては この論理学が思考に対して型をはめ 対象の事実から抽出する論理をゆがめるという短所・欠陥を露わにしました。
哲学・思想・形而上学などのアプリオリ・先見的思考はその発想の自由さ・面白さをもち 論理学は一般性レベルの思考の方法として位置をもちます。しかし 論理学は対象に直接にあてはめることはできない。あくまでも対象の特殊性に基づく方法論が必要なのです。論理学は一般性レベルまで 抽象化している論理だからです。
|
|