カウンター ブログの記述の誤り - 談論サロン天珠道
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談論サロン天寿道

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[2648] ブログの記述の誤り
タマゴ - 2017年07月31日 (月) 00時55分

「手足の中小動脈は、交感神経が単独でノルアドレナリンやアセチルコリンを用いてその運動の緩急を統括しています。同じように心臓に対しても、状況に合わせた緩急の統括をしているはずです。そうでなければ、循環系全体の統括も、命を守という大事な任務を果たせないからです。それに副交感神経の正体は、腸管の運動を統括する神経ですから、腸管の運動にかかわってその時の心臓の運動が強すぎる場合にそれを抑制しようという働きが生じるのであって、それ以外で働くことはないのです。つまり、副交感神経は心臓の運動の抑制一般を統括しているのではないということです。」

という記述を目にしました。

交感神経が緊張(作動)すると血管は収縮します。
多くの細血管は自律神経のうち交感神経が分布していますが、では交感神経だけが血管の働きを統括しているのかと言えば、そうではありません。
それでは血管は収縮する一方になってしまいます。
実は、副交感神経から分泌されるアセチルコリンが血管内皮細胞に作用し、そこからNO(一酸化窒素)が遊離して血管を拡張させることがわかっています。
この一酸化窒素の作用が明らかになったのはわりと最近(とはいっても20年くらい経っています)のことなので、知らなくてもある程度は仕方ありませんが。
しかし、心臓の働きに副交感神経が関与していないなどと真顔で言っていたら、国家資格の有無を疑われてしまいますよ。
南郷派の本田先生たちも、そんなヘンテコリンなことは言っていません。

本を出す出さないよりも、絶対に、基本的な生理学の勉強を積む方が先決です。
http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/shinkin/circulatory/circl-3-1.html

Pass

[2649] お久しぶりです
愚按亭主 - 2017年07月31日 (月) 10時26分

 タマゴさん、人間の身体はっ回のようにそんなに単純ではありません。ではまず、タマゴさんの説の矛盾点を指摘しておきましょう?手足には副交感神経は分布しておりません。となるとタマゴさんの説の通りとするならば、副交感神経は他の内分泌器官のようにアセチルコリンを血中に流すことによって遠くの自分と関係ない手足の血管を弛緩させているということになります。それは腸管運動統括神経(副交感神経)のような原始的な神経のには無理な仕事です。それを副交感神経に押し付けるのは、副交感神経には酷な話です。

 第二に、交感神経はホルモンが神経化した神経ですので、運動神経や副交感神経のような原始的な単純構造の神経ではありません。しかも自己のうちに交感神経幹という中枢をもって非常に柔軟な多様な統括をしているのです。そうでなければ、命を守るために心臓・肺・肝臓・腎臓や腸などの内臓の統括はできません。手足の血管に分布している交感神経はノルアドレナリンだけでなくアセチルコリンもその統括に使用しております。つまり、血管の弛緩も交感神経が統括しているのです。

 ですから、指が枯れ木のように乾燥しているところにブラシでやさしくなぜた瞬間には指は潤って生気がよみがえります。これは何度も実験済みです。それに要する時間は副交感神経をと血流を媒介する時間の余地がないほど瞬間的です。これは現場に分布している神経のなせる業だと断言できます。

 こうして交感神経は循環系全般を一手に統括しているのです。天珠医学はそう主張します。医学界の常識もやがてその後を追ってくることと思います。それは今度出す本を読んでいただければ、よく分かると思います。

Pass

[2650]
タマゴ - 2017年07月31日 (月) 11時50分

別に学術論文を何本も読めと言っているのではなく、せっかくURLを張ったのですからせめてその文章くらいは読んだらどうですか?
そんな横着なことで本を出そうなどとは笑止千万ですよ。

まず、血管に副交感神経が分布していないというのが誤りです。
現在の解剖学では、副交感神経が作用している血管も一部存在していることがわかっています。
そして、副交感神経から分泌されるアセチルコリンが血管内皮細胞に作用し、そこからNO(一酸化窒素)が遊離して血管を拡張さることは、既に触れた通りです。
つまり、一酸化窒素が神経伝達物質と類似した働きをしていることがわかったのです。
(この作用はアメリカの薬理学者のルイ・イグナロらが発見し、その功績で1998年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。)
標的器官にのみ作用する他の神経伝達物質とは異なり、一酸化窒素は血液の流れに乗って広範な組織に作用することもわかっています。
この辺りは専門学校の古い教科書には載っていなかったかもしれないので、知らなくても仕方ありませんが、

>(交感神経が)命を守るために心臓・肺・肝臓・腎臓や腸などの内臓の統括はできません。

というのは勉強嫌いな天寿堂さんが勝手に言っているだけです。
生命史観に依拠するのであれば、南郷派の先生方の顔に泥を塗るようなことを勝手言うべきではありません。
また、内臓の統括に副交感神経も関与しているというのは天寿堂さんが尊敬するキャノンも述べていることです。

>手足の血管に分布している交感神経はノルアドレナリンだけでなくアセチルコリンもその統括に使用しております。つまり、血管の弛緩も交感神経が統括しているのです。

どうも誤解があるようなので、ここは少し丁寧に書いておきましょう。
アセチルコリンを分泌するのは交感神経の節前繊維であり、標的器官に直接作用する節後繊維はノルアドレナリンを分泌します。
ノルアドレナリンの作用で収縮する血管だけでなく弛緩する血管も一部あるのは事実ですが、それは受容体の種類が異なるからです。
ノルアドレナリンの作用により、骨格筋の血管はβ2受容体が多く分布するので弛緩(拡張)しますが、それ以外の血管はα1受容体が多く分布するので収縮します。
この辺りは柔整や鍼灸の専門学校でも教わったはずですし、私も以前に談論サロンに書いたような気がします。

誤った認識を披露して健康腺療法の看板に傷をつけることは許されないことです。
「手足には交感神経のツボしかない」
などと思い込みで断定して大恥赤っ恥を晒したのにまだ懲りませんか?
もう一度、真摯に生理学を基本から学び直すことを強く勧めておきます。

Pass

[2651] 学問の発展のあり方
愚按亭主 - 2017年08月01日 (火) 09時19分

 学問の発展は、観念論的な論理を基点とする追究と、唯物論的な事実を起点とした追究との統一によってなされます。ですから理論が先行して事実が後追いする形と、新たな事実の発見から論理を導き出して発展していくという形もありうるのです。

 現代医学は、前者の論理を基点とするあり方が、学問的な論理体系を持っていないために、誤った論理の先行によって、事実を捻じ曲げて解釈してしまったり、とても大事な事実が見逃されてしまったりということが起きています。それが、これまでも再三取り上げてきた、自律神経の交感神経と副交感神経との拮抗支配という誤った定説によってもたらされている様々な間違った解釈です。

 しかし、それも事実の解明によって少しずつ修正され、補正されて真実に近づいてきていることは、私も認めているところです。たとえば、以下のサイトを見ていただくと、私の説とかなり近くなて来ていると感じます。

http://www.umekkii.jp/college/syllabus/04s_living_body/note_blood/

 ここに、延髄の心・血管運動中枢において、交感神経系と副交感神経とが拮抗関係にあるのではなくそれぞれ独立の関係にある事実が述べられています。
「延髄(脳の基部)の外側に昇圧野(血管収縮中枢vasoconstrictor center)、内側に降圧野(血管拡張中枢vasodilator center)が存在し、ここから派生するニューロンは脊髄の交感神経節前ニューロンに、それぞれ興奮性および抑制性の刺激を与える。」

>どうも誤解があるようなので、ここは少し丁寧に書いておきましょう。アセチルコリンを分泌するのは交感神経の節前繊維であり、標的器官に直接作用する節後繊維はノルアドレナリンを分泌します。ノルアドレナリンの作用で収縮する血管だけでなく弛緩する血管も一部あるのは事実ですが、それは受容体の種類が異なるからです。ノルアドレナリンの作用により、骨格筋の血管はβ2受容体が多く分布するので弛緩(拡張)しますが、それ以外の血管はα1受容体が多く分布するので収縮します。この辺りは柔整や鍼灸の専門学校でも教わったはずですし、私も以前に談論サロンに書いたような気がします。

 これに対しては私が答えるより、上記のサイトに応えてもらった方がよさそうですね。
「骨格筋に分布する交感神経にはNE(ノルエピネフリンつまりノルアドレナリンー愚按)作動性の血管収縮神経だけでなく、アセチルコリン作動性の血管拡張神経もある。交感神経の刺激は副腎髄質(adrenal medulla)から循環血液中へのエピネフリン(E)放出を促す。エピネフリンは心臓のb受容体を刺激するとともに、血管平滑筋のβ(β2)受容体を刺激し、血管拡張をもたらす。」

 つまり、<交感神経ー副腎系>だけで循環系全体を統括しているということです。

>内臓の統括に副交感神経も関与しているというのは天寿堂さんが尊敬するキャノンも述べていることです。

 これは目的が違うのです。副交感神経は消化吸収を統括するために内臓を統括しているのですが、交感神経は命を守るため・恒常性を維持するために循環を統括し、内臓を統括しているのです。

 もちろん、私も副交感神経が、一部心・血管を統括していることは認めています。しかし、それは普遍性ではなく、腸管の運動のために統括しているという特殊性においてであることは、すでに述べておいた通りです。しかし、その統括のありまたは、運動モードの心臓を消化モードに引き下げる統括と、緊張モードになっている腸管の血管を拡張する統括しか行っていません。つまり、極めて限定的なものだということです。腸管の血管を収縮させるのは<交感神経ー副腎系>がおこなっているのです。これは魚類以来の伝統です。

 天珠医学は、その先を主張しているのです。心臓の促進・抑制も<交感神経ー副腎系>によって統括されているということです。現代医学は中枢レベルではそれを求めつつあるようですが、現場レベルで状況に応じた細かい統括は交感神経幹によって制御されているという点の追究がまだ甘いと思います。それはこれからおいこい天珠医学が主張するようになっていくと思います。

Pass

[2652]
タマゴ - 2017年08月01日 (火) 13時16分

まず天寿堂さんが引用したサイトについて。
これは“うめっきぃ”という工学系の大学生(要するに医学の門外漢)が定期テスト対策にまとめた講義ノートに過ぎません。
注意書きにも以下のように記されています。
「講義中のメモやノート、提出したレポートなどを参考までに掲載したりしていますが、 あくまで個人的なものなので正解していることは保証しません。 これで被害をうけても私は知らないので、十分注意してください。」
天寿堂さんは、以前にもヤフー知恵袋などから引用をすることがありましたが、医学を標榜するのであれば、こういう著しく信頼性の低いサイトから引用をするのは金輪際やめるべきです。

実際のところ、延髄の外側昇圧野(血管収縮中枢)は交感神経、内側降圧野(血管拡張中枢)は副交感神経(迷走神経)に刺激を与える、というのが正解です。
うめっきぃは、間違って板書ノートをとってしまったものと思います。
詳しくは、九州大学の岸拓也博士が執筆した
「交感神経活性化が高血圧の根源である
,循環制御 2014 jstage.jst.go.jp」
という論文が参考になるでしょう。

忙しいので、続きは後で書きます。

Pass

[2653]
タマゴ - 2017年08月01日 (火) 13時54分

>骨格筋に分布する交感神経にはNE(ノルエピネフリンつまりノルアドレナリンー愚按)作動性の血管収縮神経だけでなく、アセチルコリン作動性の血管拡張神経もある。

これは、門外漢のうめっきぃが、
「交感神経は原則的に節後繊維末端からノルアドレナリンを分泌し血管を収縮させるが、汗腺の交感神経は例外的に節後繊維末端からもアセチルコリンを分泌し血管を拡張させる」
という生理学の原理を正確に把握していなかっために、このような厳密性を欠く記述になったのであろうと思います。

>エピネフリンは心臓のb受容体を刺激するとともに、血管平滑筋のβ(β2)受容体を刺激し、血管拡張をもたらす。

これについては既に私がうめっきぃより正確な形で述べています。
(α受容体をa受容体、β受容体をb受容体などと書いているところに、門外漢の板書ノートの片鱗が現れている。)
要するに、例外的に骨格筋の血管は受容体が異なるために交感神経の刺激で拡張する、ということです。
天寿堂さんの述べるような、交感神経が全て血管の収縮と拡張を司っているということではありません。

続きは後で。

Pass

[2654]
タマゴ - 2017年08月01日 (水) 16時10分

>私も副交感神経が、一部心・血管を統括していることは認めています。しかし、それは普遍性ではなく、腸管の運動のために統括しているという特殊性においてであることは、すでに述べておいた通りです。

違いますよ。
副交感神経による一酸化窒素の遊離とその影響について説明したではありませんか。
このことは天寿堂さんは学校で教わっていなくとも、既に現代医学の常識となりつつあります。
天寿堂さん1人が認める認めないは関係ありません。
それだけ重要か発見であったから、ノーベル医学生理学賞が授与されたのです。

>現代医学は中枢レベルではそれを求めつつあるようですが、現場レベルで状況に応じた細かい統括は交感神経幹によって制御されているという点の追究がまだ甘いと思います。

現代医学が甘いのではなく、天寿堂さんが誤って認識しているだけです。
そもそも天寿堂さんが依拠している南郷派の生命史観では、
「交感神経と副交感神経の拮抗は常に成立するわけではない」
と主張していますが、これは現代医学の研究成果と同じであり、それを唯物弁証法を用いて説明し直しているだけのことです。
そして南郷派は、天寿堂さんのように
「交感神経が生命活動を一括して担っている」
などという極論は、まったく主張していません。
また、もしそのような仮説が正しいのであれば、交感神経幹の切除手術を受けた患者さんたちは生きることができないはずですが、みなさん普通に生存しています。
今の天寿堂さんは、小腸を全摘出しても貧血にはならないという事実を示しても腸造血を信じて疑わない神戸だいすきさんと全く同じ思考回路になってしまっている。

弁証法的な議論や思考過程(相互浸透や否定の否定など)を経たならば、自然とその極論は、アリストテレスのいう“中庸”へと近づいていくものだと思います。
極論を好む天寿堂さんや青雲さんは、弁証法よりも、持論に固執していたい本能・欲求を優先させてしまっているように見えるのです。

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