[2248] 青雲氏の東洋医学への口撃について |
- タマゴ - 2016年08月10日 (水) 12時11分
本日、青雲さんが「支那は昔から医書でも嘘つきだった」と題した記事を自身のブログに掲載しました。
元ネタの伊勢雅臣さんのブログでは、ただ前野良沢と杉田玄白の感動的なエピソードが紹介されているだけです。 それを青雲さんは、このエピソードを、中国人や中国を礼賛する奴はダメな連中だ、という自論へ強引に我田引水しています。 問題は、その過程で、中国伝来の医学は全てデタラメであるという趣旨のことを述べていることです。
確かに解剖学的知識に関しては、当時の東洋医学は西洋医学の足下にも及びませんでした。 しかし、そのことをもって東洋医学がデタラメであると断定することは、余りにも思慮が浅過ぎでしょう。 逆に、江戸時代に日本に来たオランダ人が灸治療を受けて病が快癒し、その驚きを書物に記した例も多数残っています。 つまり、青雲さんの見方は一面的過ぎるということです。 まあ、中共支配下の現在の中国を口撃したい気持ちはわかりますけれど、そのために医学の比較論的な話を例に取り上げるのは適切ではなかったと私は思います。
というか、ここ数年、青雲さんはなんでもかんでも強引に同じ話・同じ結論に持ち込もうとするから、入口のネタは違っていても、その後の展開が完全に分かってしまうんですよね。 読まなくても。 なんで解体新書の話が副島隆彦叩きになるのかと(苦笑)。
天寿堂さんはどう思いましたか?
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