カウンター Facebookの記述の訂正 - 談論サロン天珠道
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談論サロン天寿道

この掲示板は、東洋医学に関する諸問題を真摯に討論するためのものです。
個人的な誹謗中傷ではなく、学問的な議論であれば、どんなに激しくとも可です。
最近他所の問題を此処で意見する者が増えてきました。
ここは独立した掲示板ですのでそのような書き込みは削除いたします。

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[2107] Facebookの記述の訂正
タマゴ - 2016年06月15日 (水) 04時59分

Facebookで腸神経系について書かれているのを読みましましたが、天寿堂さんが明らかに間違えている点がありましてので、ここに訂正しておきます。
小腸のアウエルバッハ神経叢は、交感神経繊維と副交感神経繊維が同居しているのですが、より粘膜に近いマイスナー神経叢には副交感神経繊維しか存在しません。
つまり、事実は天寿堂さんの記述とは逆であるということです。
Wikipedia等でご確認下さい。
ですから、天寿堂さんの理屈でいうと、免疫系は全て副交感神経が統轄しているということになります。

以前にも忠告しましたが、天寿堂さん個人の推測や思い込みに過ぎないものを断定的な文体で書くのは絶対に止めた方が良いと思います。
推測を推測と分かるように書いてあれば私も何も言わないのですが、断定的に書いてあると私も友人として間違いを訂正せざるを得なくなりますので。

Pass

[2108] 残念ながら事実です
愚按亭主 - 2016年06月15日 (水) 07時52分

以下のサイトをご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/yuyamichidori/10713890.html

Pass

[2109]
タマゴ - 2016年06月15日 (水) 10時39分

何が「残念ながら事実です」なのですか。
そのサイトのどこにも腸の粘膜は交感神経だけが支配しているなどとは書かれていないではありませんか。
腸粘膜の働きを司どるのマイスナー神経叢は副交感神経繊維だけが存在するという情報は、ちょっと検索すればいくらでも出てくるでしょう。

前回も、医学知識の無いイラストレーターの描き間違いを得意顔で根拠に挙げて赤っ恥を掻いたばかりではありませんか。
いい加減その悪癖を直してくださいよ。

Pass

[2110] どこを見ているのですか?
愚按亭主 - 2016年06月15日 (水) 13時12分

図にちゃんと書いてあるでしょ。交感神経は直接上皮細胞のことまで分布している(赤い線です)けれど、副交感神経は腸の中の神経のところまでです。

Pass

[2112]
タマゴ - 2016年06月15日 (水) 14時16分

赤い線は交感神経と副交感神経の両方から延びてきているではありませんか。
そんないい加減な図は何の根拠になりませんよ。

繰り返しますが、図は医学知識の無いイラストレーターという職業の方が書いているのですから、正確に表現できているとは限らないのですよ。
著者が本文中に記述しているかどうかが全てなのであって、本文中に書いていないことを根拠にすることはできないのです。
天寿堂さんは町の整体屋のオヤジではなく、天珠“医学”を名のっているのですから、その辺はキチンとやるべきでしょう。

Pass

[2113] 誤った論理のせいで事実の意味が分からないことがあるのです
愚按亭主 - 2016年06月15日 (水) 14時36分

 赤い線は明らかに交感神経が直接上皮細胞に分布していて、副交感神経はアウエルバッハ・マイすねる神経叢にまでしか分布していないことを示しています。書いたのはイラストレーターかもしれませんが、それをチェックして載せられたはずです。

 交感神経と副交感神経の拮抗支配という先入見に染まった研究者が、その意味を理解できずに、交感神経だけが上皮細胞に分布しているのはその論理と会わないので意識的に無視して記述しないということも充分に考えられます。

 ところが、交感神経とは何かの一般論が分かっている私には、「やはりそうか!」その事実の意味するところの重大性がよく分かるのです。これが論理の偉大性なのです。これによって、食物アレルギーにも交感神経が深くかかわっていることが証明される道が切り開かれたといえます。そればかりでなく、これまで解けなかった様々な問題革命的に説くことができる可能性が出てきたのです。

 現代医学が解けない問題をとけてこその天珠医学ではありませんか?

Pass

[2114]
タマゴ - 2016年06月15日 (水) 15時39分

あのですね・・・。

繰り返しますが、腸粘膜の働きを司っているのはマイスナー神経叢であり、そこには副交感神経繊維しか存在しないのです。
目の前のPCはオモチャじゃないんですから、いい加減、調べて下さいよ。
そして、その時点で「腸の粘膜は交感神経だけが統轄しているから、免疫系は全て交感神経だけが統轄している」という天寿堂さんの理屈は破綻しているのです。
この間、イラストレーターが描いた図だけを根拠に「現代医学は間違っている」と主張して赤っ恥を晒したばかりではありませんか。
まともな学者でイラストを根拠にするようなデタラメな人は一人もいませんよ。
完全に失笑ものです。

そんな横着ばかりしていると、天寿堂さん自身はもとより、健康腺療法の世評まで貶めることになりかねませんよ。

Pass

[2115] どうやら
愚按亭主 - 2016年06月15日 (水) 18時05分

猫に小判だったようですね!タマゴさんはもうちょっと頭の良い人かと思っておりましたが、こんなに頭の固い人だったとは・・・・これは現代医学が明らかにした知見でしかもその現代医学がその意味が分からずに無視している事実に基づいたもので、しかもそれに基づいての治療がそれを裏付ける治験がたくさんあるものだけに、同じ治療家の卵さんなら、そぞやうなづける事例をたくさんお持ちのはずだから、きっと盛り上がると期待していたのですが・・・残念です。


 最後に一言。図をよく見てください。アウエルバッハ神経叢にもアイスネル神経叢にも副交感神経だkでなく交感神経も分布しているのです。そればかりでなくアウエルバッハ神経叢から毎すねる神経叢にも連絡氏が通っています。というように複雑に絡み合って対応しているのです。

>腸粘膜の働きを司っているのはマイスナー神経叢であり、そこには副交感神経繊維しか存在しないのです。

これは間違いです。つまり、アウエルバッハ神経叢もアイスネル神経叢も心臓の洞房のように自律的に働いているので、副交感神経だけでなく交感神からも統括を受けている独立した神経叢だということです。

Pass

[2116]
タマゴ - 2016年06月15日 (水) 19時00分

まずおかしいのは、天寿堂さんはFacebookで
「腸の粘膜には交感神経“しか”存在しない。だから免疫系は“すべて”交感神経が統轄している。」
と述べていたのに、その間違いをウヤムヤにしてしまったことです。
他の人が自分の間違いを一度くらいウヤムヤにしても、まあ、間違いそのものが訂正されていさえすれば、それ以上深く追及する気にはならないのですが、
天寿堂さんの場合は、話題が変わる毎に何度も何度も同じパターンの繰り返しなので、どうしても指摘せざるを得ない。
モノの考え方に、根本的におかしいところがあるということです。

それから、著者の裏付けも取らずにイラストだけを根拠に何を主張してもよいのならば、STAP細胞だって何だってアリになってしまいますよ。
そんなデタラメやインチキは、子供の口喧嘩ならともかく、学問の世界では通用しません。
ここを読んだ人は、天寿堂さんの安直さに呆れていると思いますよ。

しかも、間違いを訂正して感謝されたとしても、猫に小判だの頭が固いだのと誹謗される筋合いは無いんです。
冗談じゃありませんよ。まったく。

Pass

[2117] 物事を前進的にプラスに見ることのできない悲しさよ
愚按亭主 - 2016年06月15日 (水) 20時31分

 今問題になっていることの核心は、腸における交感神経と副交感神経との関係についてこれまでの見方を大きく修正する必要が生じてきたこと、そしてそのことがこれまでの治療の意義をより深くとらえることができて、それを意識しての目的意識的な治療によって治療が大きく前進できる可能性が出てきたこと、そしてそれはすでにいくつかの治験例で確認済みであることです。このような、少しでも医療・医学を発展させようという観点がタマゴさんにないことが、私の言わんとすることを正しく受け止められない原因です。そのことを称して、頭が固いと言ったのですが、伝わらなかったのは残念です。

 図というものは事実の論理性をわかりやすく形式化したものです。それが正しく行われたものであるならば、そこには事実の論理性が投影されております。しかもその内容が神経がどのように分布しているのかを示すという単純な図であるならば、いちいち作者に確認せずとも歴然としたものです。それは言葉で表現されているものと何ら変わりはないものです。

 そしてその内容が、副交感神経は直接には上皮細胞には行っておらず、交感神経だけが行っているという事実を、とても分かりやすく端的に示したものです。余談ながら交感神経はほかの部分(それがどこかわからない形ですが)にも直接に分布していることを示すものもありました。この副交感神経の分布と交感神経の分布の仕方の違いは何を意味するか、ということが最大の問題であるはずであるのに、タマゴさんは目もくれず、どうでもよい問題ばかり穿り回しています。だから、冒頭のような嘆きになってしまうのです。

Pass

[2118]
タマゴ - 2016年06月15日 (木) 22時32分

わかりました。
では、機会がありましたら、書店で出典となっている書籍に天寿堂さんが述べたような記述があるかどうか確認してみますよ。
本来は天寿堂さん自身がやるべきことですが、天寿堂さんが発した間違った情報を鵜呑みにした方が健康を害したら大変ですからね。
もし、そのような記述が存在しない、あるいは真逆の記述が存在したら、潔く前言を撤回して下さい。
まったく・・・。

Pass

[2122] やはり
タマゴ - 2016年06月26日 (日) 16時21分

大型書店に立ち寄る機会がありましたので、天寿堂さんが挙げた図に関する説明を、出典である「ガイトン生理学」(P814〜846)で確認してきました。

まず赤線と黒線の区別ですが、これは外来性神経(赤)と腸管の内在性神経(黒)の区別で、交感神経と副交感神経の区別に類するものではありません。
何故このような区別がなされているのかというと、腸管神経系はそれ自体で自己完結的に働く機能を有すると同時に、外来性神経の影響も受けるという、特殊な仕組みになっているからだと思われます。
そして、交感神経は節後繊維が直接腸粘膜に到達しているのに対し、副交感神経は外来性の節前繊維が腸管神経系内の副交感神経繊維(節後繊維)にシナプスして粘膜の働きを司っているのです。
図は、そういうことを示しています。
また、腸粘膜の働きを主体的に司っているのは副交感神経であり、交感神経はその働きを抑える役割を担っているだけであることが明確に記されております。
図を見ても、腸粘膜に対して副交感神経繊維(マイスナー神経叢)が多数接続しているのに対して、交感神経はマイスナー神経叢の網目の隙間からひょろっと延びて接続しているという関係性が見てとれるかと思います。

ですから、やはり、天寿堂さんのように、腸粘膜に交感神経しか来ておらず副交感神経は関係ない、だから免疫系は交感神経だけが統括しているという仮説は、完全に間違いなのですよ。

天寿堂さんが何故このような間違いを犯してしまったのかというと、生体の統括は交感神経だけが担っているというドグマに囚われていたことと、図だけを見て恣意的に解釈するという横着な非学問的姿勢が元凶でしょう。
天珠“医学”という看板を掲げているのですから、当然、その体系を構築するにあたっては、天寿堂さんのような非学問的なやり方はあってはならないことです。

Pass

[2123] ありがとうございます
愚按亭主 - 2016年06月26日 (日) 22時58分

 やはりあの図は正しかったのですね。これで確信ができました。タマゴさんの説明は、私の説明と全く同じです。とりわけ重要な部分は

>交感神経は節後繊維が直接腸粘膜に到達しているのに対し、副交感神経は外来性の節前繊維が腸管神経系内の副交感神経繊維(節後繊維)にシナプスして粘膜の働きを司っているのです。

 交感神経の節後繊維が直接粘膜に分布していることは(副王冠神経の方は直接分布していない)植物アレルギーは交感神経の異常から生じるという私の説の強い根拠となります。また、ストレスでげっそりやせてしまうのも交感神経の異常から生じることの根拠となります。最近その実例に遭遇して、やはりそうだったかと確認できました。ありがとうございました。

Pass

[2124] 違います
タマゴ - 2016年06月27日 (月) 08時05分

>タマゴさんの説明は、私の説明と全く同じです。

ちっとも同じではありません。
天寿堂さんは、腸粘膜には交感神経しか来ていないから交感神経だけが統括している、という説明でした。
私は今、天寿堂さんの仮説は間違いであり、主に副交感神経(外来性の副交感神経とマイスナー神経叢の副交感神経繊維)が腸粘膜の働きを司っていると述べているのです。
完全に真逆です。

現状、天寿堂さんの論理学で言うと、

基礎的契機:現代医学
否定的契機:稲村流生命史観
統体的契機:真の天珠医学

という流れになっており、天寿堂さんは現代医学を無下に否定しまくって、(無意識的に)統体的契機を実行する人(真の天珠医学を完成者)が現れることを促しているとみることもできなくはありませんが、
真の天珠医学の完成は、天寿堂さんの御弟子さんがやるべき仕事であって、私はその立場にはありません。
御弟子さんたちの奮起を期待したいところです。

Pass

[2125] 解説しましょう
愚按亭主 - 2016年06月27日 (月) 13時44分

 同じ事実を見ながら、片方は同じだといい、もう一方は真逆だとするのは何故か?タマゴさんは「天寿堂さんは、腸粘膜には交感神経しか来ていないから交感神経だけが統括している、という説明でした」と私の説を捉えてそれを覆そうという目的意識で事実を見ているために、必要な事実の意味をまともに考えようとしない(私の主張を素直に受け止めようとしない)からです。

 まず、「天寿堂さんは、腸粘膜には交感神経しか来ていないから交感神経だけが統括している、という説明でした」これが正しいのか、というところから問題にしなければなりません。タマゴさんは、私のコメントの論理構造全体を見ようとしないで、言葉尻だけを捉えてそれだけに拘泥して間違いだと主張しています。

 しかし、私がどういう意味を込めてその文章を用いたかは文章全体の関連性が見える形で見ていただくとよく分かるはずです。

「では何故、交感神経とスジのネットワークの状態が悪いと食道炎になりやすいのか?食道や腸などの組織・実体を良い状態に保つように働いているのは、じつは交感神経なのです。えっ!副交感神経でないの?と思われるかもしれませんが、交感神経なのです。では副交感神経は何をやっているのかと言いますと、ただ働かしているだけなのです。これは神経の分布の仕方を見れば歴然としています。副交感神経は腸の中にあって腸を自律的に動かしているアウエルバッハ神経叢などに分布してがんばれよ!とはっぱをかけているだけなのです。
 これに対して、交感神経は同じようにその腸の自律的な神経に分布(おそらく休んでいいよと声かけるため)しているだけでなく、腸の粘膜や組織に直接分布しているのです。おそらく、腸の中のスジのネットワークや、免疫機構にも分布してその統括をしているはずです。だから、ストレスで交感神経の働きが悪くなると胃潰瘍になってしまうのです。同じように食道炎にもなるという次第です。」

 タマゴさんは、私が腸の粘膜には交感神経しか分布していないと言っているが、腸管の粘膜にはアウエルバッハ神経叢やマイスネル神経叢などの副交感神経の節後繊維が分布しているから、間違いだと批判しています。しかし、この文章を見ればわかるように、私はアウエルバッハ神経叢やマイスネル神経叢が腸の粘膜に直接分布して腸を動かしていることは認めております。私が問題にしたのは腸に外来的に分布している交感神経と副交感神経を比較して副交感神経は〈アウエルバッハ神経叢やマイスネル神経叢〉までは行っているが腸の粘膜にまではいっていないのに対して、交感神経の方は直接分布していることを取り上げて、その意味を問うているのです。

 何故なら、現代医学はその事実の意味を問うことすらしていないからです。実際、タマゴさんが確認してくれたように、かの有名なガイトンの生理学ですらその意味を説いていないからです。ところが、私は「交感神経とは何かの一般論を創り上げて、自分の実践的事実と、現代医学が解明した解剖的事実との三項を弁証法的運動形態において統体止揚して、その意味を史上初めて解明して見せたのです。これが本物の学問的な追究なのです。そしてこれは、実際の治療に革命的に応用できる真の学問的・画期的な発見なのです。すでに私は、これを応用して自然気胸の治療や逆流性食道炎の治療などに目覚ましい成果を上げています。

 それでもおそらくタマゴさんが納得できない部分が残ると想像されますので、その部分について少し解説しておきましょう。まず挙げられるべきは、アウエルバッハ神経叢やマイスネル神経叢などの腸管固有の現場の神経は、副交感神経系ではあっても副交感神経そのものではないということです。だから、タマゴさんの反論は成り立たないのです。

 つまり、独自性を持っていて副交感神経の一部ではないということです。だから、交感神経の統括も受けているのです。その出自を見ても、どちらかというと副交感神経よりも長官固有の神経のほうが古いのです。そのもとは行類よりも前の段階で造られているのです。それが、魚類になって全体の組織化が行われて、腸管の運動を一括して統括する必要が生じて内臓の運動統括神経(副交感神経)が生まれたのです。しかし、現場監督がすでにいたので総監督の副交感神経は現場監督を統括するだけで現場には顔を出さずに、後は頼むよと全部丸投げしているわけです。

 ではそのとき、交感神経はどうしていたのかといいますと、まだ副腎だけでしたからホルモンでその腸管の運動を副腎的に統括していたわけです。たとえば、これはNHKの番組の「キラーストレス」でやっていましたが、副腎からストレスホルモンが分泌されるとそれまで癌を監視し貪食していた免疫細胞のDNAが変化させられてがんの監視をやめてストレス対応に動員させられるということをやっていましたが、このように副腎はその働きの一つとして免疫細胞の統括をしていたわけです。それが哺乳類になって交感神経主導の神経とホルモンの二重統括構造になっても、免疫細胞の統括は当然ながら〈交感神経ー副腎系〉が担っていると考えられます。これが、第二点目です。

 こういうことから考えて、現代医学が追求しなかった何故腸管の粘膜に交感神経が直接に分布しているのかという問題の答えの一つに、免疫の統括ということが挙げられるべきだと、私は思います。何故なら、腸管の感染症である赤痢や疫痢のときに高熱を発するのも、腸管の免疫機構を交感神経が統括しているからこそであって、それが合理的であるからです。

 

Pass

[2126]
タマゴ - 2016年06月27日 (月) 15時26分

>つまり、独自性を持っていて副交感神経の一部ではないということです。だから、交感神経の統括も受けているのです。その出自を見ても、どちらかというと副交感神経よりも長官固有の神経のほうが古いのです。そのもとは行類よりも前の段階で造られているのです。

腸管神経系が、生物の最も古く発生した神経系であるという点と、それ自体が自己完結性を有するという点は、正しいのですが、
同時に、粘膜の働きを司っているマイスナー神経叢が副交感神経繊維のみで構成されているということも事実なのです。
つまり、腸粘膜の働きを司っているマイスナー神経叢は、それ自体が自律的に機能していると同時に、副交感神経のコントロールも受けているわけです。
一方、交感神経はそれらの機能に対してブレーキとして働いているのみです。
主体的に統括しているのでないことは、副交感神経繊維の網目のような発達度合いと比較すれば一目瞭然でしょう。
私が述べているのは、そういうことです。
また、そのように考えれば、強すぎるストレスが交感神経を過剰に亢進させて免疫力を低下させガンが発生しやすくなる、という事実関係を合理的に説明することが可能となります。

他人の説を捉えてそれを覆そうという目的意識で事実を見ているのではなく、そのように考えることが合理的だからそう述べているだけなのに、そのようなヒネた見方しかできないのは、
天寿堂さんが、自説に異常な拘りを持ちそれを死守したいという思いの反映に過ぎません。

もう一つ、以前にも指摘しましたが、
天寿堂さんは、天珠“医学”を称しているのにも関わらず、言葉遣い(定義)が極めて曖昧なのです。
例えば、Facebookの記述も、
「交感神経を元気にする」
「交感神経の歪みをとる」
というのは、厳密にどのような状態を指すのかが判然としません。
交感神経が反応(亢進・緊張)しやすい状態にすることなのか、或いは、交感神経が亢進しやすい過敏な状態を静めることなのか。
こういうところを明確にすべきだと思います。
そんな細かいことよりも結果として患者さんが治ればよいではないか!という意見はあっても構いませんが、それならば天珠医学ではなく、天珠療法のままでよかったのではありませんか。
素人を相手にするだけが目的ならばともかく、将来的に医学とか学問として通用するような方向性になっていないと思います。

Pass

[2127]
タマゴ - 2016年06月27日 (月) 18時30分

それから、天寿堂さんがしばしば「100年前の偉大な生理学者」との枕詞とともに現代医学批判のために引用するキャノンの「からだの知恵」という本を読んでみたのですが、次のような記述が見受けられました。

「 まず第一に観察者を驚かすのは、交感神経を取り除いた動物が、目立った障害を引き起こすことなく生きつづけるという事実である
1927年10月10日に 交感神経系を全く取り除いた動物を我々は実験室で 健康な状態で約3年間飼育した。
(中略)
我々は内臓神経を含む腹部交感神経幹をたくさんのネコから除去したし、ある場合にはさらに半月神経節を取り除き、また神経線維束を腹大動脈の太い支脈から切り剥がしさえもしてみたが、その結果危険な症候は何も現れなかった。
俺らの観察からわれわれは、上頸神経節、交感神経節、および胃や腸に分布している交感神経は生命に不可欠なものではないと結論するに至ったのである。」

Pass

[2128] 医学とは何か
愚按亭主 - 2016年06月27日 (月) 18時31分

 いつも思うことですが、タマゴさんは人の文章をまじめに読んでいるのか?と思います。というのは、反論がまるで反論になっていないからであり、私が言っていることと同じことを挙げて、批判したつもりになっているからです。たとえば、私は「アウエルバッハ神経叢やマイスネル神経叢などの腸管固有の現場の神経は、副交感神経系ではあっても副交感神経そのものではないということです。」と副交感神経系であることは認めているのです。

 しかし、タマゴさんは「腸管神経系が、生物の最も古く発生した神経系であるという点と、それ自体が自己完結性を有するという点は、正しいのですが、同時に、粘膜の働きを司っているマイスナー神経叢が副交感神経繊維のみで構成されているということも事実なのです。つまり、腸粘膜の働きを司っているマイスナー神経叢は、それ自体が自律的に機能していると同時に、副交感神経のコントロールも受けているわけです。」と批判したつもりになっていますが、私と同じことを言っているだけです。

 そして、マイスネル神経叢はタマゴさんも認めているように自己完結性をもっていて副交感神経の一部ではないのです。その証拠に交感神経の統括を受けています。この交感神経の統括について、タマゴさんは、「交感神経はそれらの機能に対してブレーキとして働いているのみです。」としていますが、これは誤りです。事実を見ていません。交感神経と副交感神経との拮抗支配という間違った一般論の先入見で見て、事実を見ないからこのように決めつけるのです。

 私は前にも述べたように、交感神経とは何かの一般論から、交感神経は運動器官を守るだけでなく、内臓器官も守っていると主張しております。ですから、運動器官を守るという立場から消化管の運動にブレーキをかけることもあれば、その消化管を守るという立場から下痢やおう吐という形で消化管の運動を亢進させるように統括することもあるのです。これも交感神経の働きです。しかし、目下のところそう主張しているのは天珠医学だけです。ここに天珠医学の先進性が表れています。これからは、天珠医学が学問的な医学をリードしていくことになると思います。

 学問的な医学は、体系的な論理で構成されます。つまり、一般論のもとに全体系が整然と統括されるということです。交感神経にかかわる問題は、交感神経とは何かという一般論によって統括されなければなりません。したがって、議論するのであれば、まず交感神経とは何かをはっきりさせるべきです。そうでなければその異常の在り方もはっきりしません。

>交感神経が反応(亢進・緊張)しやすい状態にすることなのか、或いは、交感神経が亢進しやすい過敏な状態を静めることなのか。

 などという単純なもので交感神経の統括は言い表すことはできません。交感神経の統括の在り方は非常に複雑で体系的な統括をしているからです。自己免疫疾患も交感神経の異常の一例です。これを亢進か沈静だけで表せますか?それを具体的に言い表すためには、その具体的な統括のどの面に異常が生じた結果としてどういう異常が現象化したのかを具体的に見なければなりません。そしてそれらを一般的にくくるときに、異常を正常化することを元氣にすると表現するほうが、亢進を鎮静化するよりもより多くの内容を包含できるので、適当なのです。同じように、異常化することを歪むとした方が、亢進するよりも異常の内容を限局せずに済むので適当なのです。これこそが学問的な態度というものです。


Pass

[2129]
タマゴ - 2016年06月27日 (月) 19時30分

>この交感神経の統括について、タマゴさんは、「交感神経はそれらの機能に対してブレーキとして働いているのみです。」としていますが、これは誤りです。事実を見ていません。交感神経と副交感神経との拮抗支配という間違った一般論の先入見で見て、事実を見ないからこのように決めつけるのです。

天寿堂さんが依拠したガイトン生理学に掲載されていた内容を書いたのみです。
私は、天寿堂さんとは異なり、自分の経験や先入観を断定的に述べたことはありません。

>私は前にも述べたように、交感神経とは何かの一般論から

この「交感神経の一般論」というのは天寿堂さんだけが述べていることなのではありませんか?
自分独りの仮説に過ぎない話を「一般論」などと大仰に命名することもどうかと思いますが、それが絶対的なものであると固執することは真実を明らかにする際に障害にしかなり得ないと思います。

>などという単純なもので交感神経の統括は言い表すことはできません。交感神経の統括の在り方は非常に複雑で体系的な統括をしているからです。

複雑な体系を有しているのであれば、なおのこと厳密かつ体系的に説明すべきであり、天寿堂さんの曖昧模糊とした独り善がり説明では医学界では相手にされませんよ?
素人相手に得意になっていれば十分というのであれば、何も厳しいことは言わないのですがね。

Pass

[2130] なかなか学問的な議論になりませんね
愚按亭主 - 2016年06月27日 (月) 22時40分

 まず、タマゴさんはどういう意図でキャノンの本の引用を持ち出したのでしょうか?それが解せません。何のために?あれを持ち出すのであれば、もう一つの例を持ち出さなければ片手落ちであり、原作者のキャノンの意図をないがしろにして、大いなる誤解を吹聴するようなものです。それとも私を試そうとしているのか・・・・?

 さて本題に入りましょう。タマゴさんは自分の発言に責任を持つべきです。批判されると、自分の発言ではないと逃げますが、それを持ち出したということは、それが正しいと思ったから持ち出したのであって、その意味で持ちだした責任において反論すべきです。

 またもし、そのあとで反論していると言うのであれば、その前の「自分が言っているのではない」という言い訳は不要です。しかし、その反論も、やはり前回指摘したように反論になっていません。つまり、その回答は前回の記述で充分果たしているからです。やはり、タマゴさんは私の文章をまじめに読んでいないと言わざるを得ません。

 交感神経の議論をする場合、交感神経とは何かの一般論をはっきりさせ、充分に検討して一定程度の共通認識に至らないと、まともな議論にならないから、まずは一般論を互いに提示しあってすり合わせをしよう、と言っているのに、

>この「交感神経の一般論」というのは天寿堂さんだけが述べていることなのではありませんか?自分独りの仮説に過ぎない話を「一般論」などと大仰に命名することもどうかと思いますが、それが絶対的なものであると固執することは真実を明らかにする際に障害にしかなり得ないと思います。

 だから、まず一般論を闘わせようといっているのです。

>複雑な体系を有しているのであれば、なおのこと厳密かつ体系的に説明すべきであり、天寿堂さんの曖昧模糊とした独り善がり説明では医学界では相手にされませんよ?

 私の交感神経の一般論はその構造を含めて明確に何度も述べております。その構造が歪んだり異常化したり、またそれが正常に戻って元氣になるといっているのです。非常に明確です。亢進や沈静などという規定ではそれを表しきれないといっているのです。それを体系的・具体的に示すためにも、まずは一般論から戦わす必要があると言っているのです。その上で、具体的なケースについて具体的に検討していくというのが順序だと思います。

Pass

[2131]
タマゴ - 2016年06月27日 (火) 23時20分

曖昧などうとでもとれる表現ばかりを用いて逃げているのは天寿堂さんですよ。
おそらく、天寿堂さんは医学誌に掲載されるような医学論文というものをまともに読んだことがないのだと思います。

私は、仮説は仮説として述べるべきで断定的に述べるべきでないと言っているだけのことで、「〜と推測しています」という表現を用いて自身の考えをたびたび披瀝してきました。
ただ、私の考えは、基本的に、天寿堂さんも依拠したガイトン生理学やキャノンの本に記されている内容とそれほど大きくは違わないのです。
明確に違う点があるとすれば、治療レベルでの話が主になります。
ですから、私との議論においては、ガイトン生理学やキャノンの本に書かれている内容を批判してくれれば結構です。

私は、一度、本田克也先生に手紙を出して、天寿堂さんの交感神経に関する仮説について感想を伺ってみようと思っているんですよ。
天寿堂さんの仮説は生命史観の見地から正しいのかどうか。
どのような返事を頂けるかは、ある程度は想像がつくのですがね。
天寿堂さんも「生命史観」という語を用いている以上は、もし生命史観の責任者である本田先生に仮説を否定されたら、潔く考えを改めますね?

Pass

[2132] なぜ自分の考えを表明しての議論を逃げるのか?
愚按亭主 - 2016年06月28日 (火) 07時31分

 科学とは、事実から論理を導き出してそれを理論として体系化するものです。これが本来の科学の在り方です。ところが現代科学の在り方は、弁証法が存在しないため、論理の体系化の仕方がわからず、結果として事実の集積に終始して、お世辞にも体系化されているとはいいがたいのが現状です。個別科学レベルでそれを唯一成し遂げたのが南郷学派です。

 ですから、「医学誌に掲載されるような医学論文」のほとんどは、事実レベルの研究レポートでしかなく、学術論文といえる代物ではないのが実態です。何より一般論がなく体系的でないからです。真面目に一般論を創ろうとしないのが最大の欠点です。だから、断片的に事実にごまかされて、学問的でない・一般論でない一般的な規定を適当に創り上げて、そこからでたらめに想像を膨らませて妄想を弄ぶことになるのです。それが「相対性理論の時空が歪む」であり、「春夏は副交感神経優位の季節」であり、「副交感神経がリンパ球を統括している」です。これは、学問的な一般論がないため、論理というものがどういうものかわかっていないから、そういうことが起きるのです。私の提出している一般論は、仮設などではなく、歴史的事実や実践的事実から導き出した一般論です。まだ本質論のレベルまでは到達しておりませんが、一般論であることは間違いありません。その背後には物質の発展の流れを踏まえた生命史論の中に整然と組み込まれた、体系的な論理性を持ったれっきとした一般論です。

>私の考えは、基本的に、天寿堂さんも依拠したガイトン生理学やキャノンの本に記されている内容とそれほど大きくは違わないのです。明確に違う点があるとすれば、治療レベルでの話が主になります。

 これは大変結構な話です。是非その事実を題材にして一般論を射程に入れた議論をしましょう。先にも述べたように科学とは事実から論理を導くものです。実験室の事実やデーターは、本物の事実ではありません。作られた人工的な事実でしかないので、その点を割り引いて、本物の事実とのすり合わせや修正がどうしても必要になりますが、現代医学はそういうことをしていません。それでどうして学問的な論理が出てくるのでしょうか。

 ただ、この本物の事実から正当に論理を導き出せるようになるためには学問的な訓練が必要になりますが、そうやって創り上げた論理には、事実の方が芋づる式にあとからあとからやってきます。それが体系的論理の良いところです。だからそういう議論をしましょう、といっているのです。まずは、是非ともその事実とやらを披露してください。そうなれば「一般的な論理」も具体性を帯びて「曖昧」でなくなり、タマゴさんの不満もなくなると思いますから・・・・。


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[2133]
タマゴ - 2016年06月28日 (火) 11時20分

>「医学誌に掲載されるような医学論文」のほとんどは、事実レベルの研究レポートでしかなく、学術論文といえる代物ではないのが実態です。何より一般論がなく体系的でないからです。

(一般的な)医学にも(一般的な意味での)体系は存在しますし、学術論文もその体系に則って記述されているわけですが、
おそらく、天寿堂さんがいう“体系的”とは、おそらくそれとは異なり、(南郷流の)唯物弁証法で説かれているかどうかなのでしょう。

しかしながら、先日、南郷流で出している生命史観の書籍である「いのちの歴史の物語」という本を読んだのですが、天寿堂さんのように現代医学をめったやたらに攻撃するような記述は、特に見当たりませんでした。
文体や用語や分類などに独特のクセはあるものの、書かれていることはわりと普通で、要するに、現代医学を南郷流弁証法の立場で説くとこうなるよ、といことなのでしょう。
“本家の生命史観”を読んだ感想として、天寿堂さんの交感神経の仮説は、南郷流の生命史観に則っているとは思えませんね。
実際、南郷派傘下の現代社が天寿堂さんの原稿を突き返したことこそが生命史観本家サイドの決定的な回答ですよ。
同様に、本田先生も天寿堂さんの仮説は言下に否定すると思います。
生命史観の本家にキッパリと目に見える形で拒絶されたのに生命史観を名乗っているというのは、どうなんですかね。

>「相対性理論の時空が歪む」であり、「春夏は副交感神経優位の季節」であり、「副交感神経がリンパ球を統括している」

相対性理論は医学と関係ありませんから論外として、下の2つの話もガイトン生理学などの一般的な学術書に書かれてはいません。
現代医学の定説ではなく、健康法レベルの話でしょう。
こんな健康法レベルの話と混同している時点で、天寿堂さんの現代医学攻撃はお門違いだと思います。
キャノンも、交感神経だけが生命維持を担っているのではないことを実験で証明しているのに、酷い誤読をされて迷惑していると思いますよ。

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[2134] 学問的体系とはどういうものか
愚按亭主 - 2016年06月28日 (火) 17時51分

 学問の体系は、基本的に本質論・構造論・現象論の三段階の論理で構成されます。しかし、残念ながら現代医学の大系はそういう体系になっていません。その体系の核となるべき医学とは何かの本質論はおろか一般論すらもまだないのが実情です。もし存在していたならば、医療の王道である東洋医学の治未病医療をもうちょっと真面目に研究しているはずです。

 それはさておき、そうした学問的体系を背景として個別的事象を論ずる場合は、テーマとなる事実をまず提示し、その事実にかかわる説にはどういうものがあるかを挙げたうえで、その説がどういう事実に基づいてどういう構造を説いているかを検討します。そして、この事象の一般的な構造はどういうものであるかを学問的な体系から導き出したうえで、それを媒介として他の説を成否を判定し、否てある場合はそれを正しながら、その事象の正しい解答を具体的に展開していくという形で、論が進められなければなりません。私の論の進め方は、大体こういう形で展開しているはずです。

 ですから、私は、あくまでも命を守る医療を守るために、その要となる交感神経があまりにも不当な扱いをされている現実を正すために、その誤りを正しているのです。それを何か私が現代医学をただ攻撃するために攻撃しているかのような物言いは、不当です。私がその交感神経に対する現代医学の不当な扱いによって、国民を守るための熱中症に対する現代医学の対応のまずさを指摘しても、タマゴさんは一向に理解しようとする姿勢を示すことなく、攻撃するために攻撃している、と攻撃するたまごさんの方こそ私を攻撃するために攻撃しているとしか思えません。

>下の2つの話もガイトン生理学などの一般的な学術書に書かれてはいません。現代医学の定説ではなく、健康法レベルの話でしょう。こんな健康法レベルの話と混同している時点で、天寿堂さんの現代医学攻撃はお門違いだと思います。

 問題は、それを一般大衆が読む本に学問の府であるべき大学の教授が堂々と公言して、大衆に誤った常識を植え付けていることです。それが問題です。そしてその大本にあるのが、交感神経ー副交感神経による一対の拮抗支配説です。これは学術書にも書かれている常識です。これを勝手に拡大解釈して事実と違うことを吹聴しているのが、社会的権威のある大学の先生がやっていることです。このような悪影響とともに、その大本である交感神経ー副交感神経による一対の拮抗支配説という現代医学の誤りを正して正しい交感神経論を普及しなければならないと主張しているのです。これは日本国民の健康を守る重大問題です。

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[2135]
タマゴ - 2016年06月28日 (火) 19時59分

>ですから、私は、あくまでも命を守る医療を守るために、その要となる交感神経があまりにも不当な扱いをされている現実を正すために、その誤りを正しているのです。

私も、初めの内はそのようにお見受けしていましたので何も申しませんでしたが、だんだんと交感神経だけが一手に生体の統括を担っているなどという極論(トンデモ説)に向かっていったので、物言いをつけたのです。
まあ、議論の過程でキャノンの本を読んで、交感神経を除去しても生物は生存できるという驚くべき事実を知ることができたので、私にとっても無駄にはなりませんでしたが。

>問題は、それを一般大衆が読む本に学問の府であるべき大学の教授が堂々と公言して、大衆に誤った常識を植え付けていることです。それが問題です。そしてその大本にあるのが、交感神経ー副交感神経による一対の拮抗支配説です。これは学術書にも書かれている常識です。

器官によって、交感神経と副交感神経に拮抗関係が存在するということはキャノンも認めております。
それに“学術書”と呼べるレベルの本では、交感神経と副交感神経が単純に拮抗しているなどという書き方はしていないはずです。
安保先生のことを批判するなら、天寿堂さんが交感神経一元統括などというトンデモ説を広めようとしていたことも批判の対象になると思います。
私がキャノンの本にそれを完全に否定す記述を見つけていなかったら、未だに同じ主張を繰り返していたのではありませんか。

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[2136] 腸管神経系について
タマゴ - 2016年06月28日 (水) 23時47分

天寿堂さん、せっかく腸管神経系の重要性に気づいたのですから、もう少し突っ込んで調べたらいいと思いますよ。
なぜなら、第一・第二健康腺の位置を考えれば、健康腺療法と腸管神経系に密接な関係があることは明白だからです。
とりあえず「脳腸相関」について調べてみたら、健康腺療法と天寿堂整復院の「脳を整える」というスローガンが結び付くと思います。

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[2137] 私の主張をまじめに読んでいるのか?
愚按亭主 - 2016年06月29日 (水) 09時40分

>だんだんと交感神経だけが一手に生体の統括を担っているなどという極論(トンデモ説)に向かっていったので、物言いをつけたのです。まあ、議論の過程でキャノンの本を読んで、交感神経を除去しても生物は生存できるという驚くべき事実を知ることができたので、私にとっても無駄にはなりませんでしたが。

 なるほど、私の主張を「交感神経だけが一手に生体の統括を担っている」などと誤解した上で、「交感神経を除去しても生物は生存できるという驚くべき事実」が強烈な反証になると考えたわけですね。それならそうと引用を紹介するときに付け加えるべきでした。それをしないから、私の側は、何のためにこれを持ち出したのか?と訝しむことになるわけです。

 まず、誤解を正しておきましょう。私は、交感神経の一般性として、命を守ること全般を統括するとは規定しましたが、基本的な生命活動そのものを統括しているとは、一言も言ってはおりません。むしろ、そういう生命活動そのものは舞台上で脚光を浴びる役者で、交感神経は縁の下の力もちの役者さんたちが気持ちよく演技できるようにするための裏方だと再三述べてきたはずです。

 ですから、キャノンの実験も、命を脅かす条件を排除した環境では交感神経がなくても生命は生命活動を維持できるということを、キャノンは証明して見せたのです。しかし、その一方で、キャノンは生命活動を脅かす条件を排除しない普通の環境では、交感神経を取り除くと生きてはいけなかったという実験もしていて、「命を脅かすものから命を守る」という交感神経の働きの本質を浮かび上がらせているのです。ですから、この両方を出さなければ「片手落ちであり、原作者のキャノンの意図をないがしろにして、大いなる誤解を吹聴するようなものです。」と言ったのです。

>、交感神経と副交感神経に拮抗関係が存在するということはキャノンも認めております。

 それは私も認めておりますし、具体的に検討する場合に、この両者が拮抗関係にある点を指摘しております。問題は、そういう複雑な関係をしっかりと論理的に整序して把えられているか、ということです。現代医学のように交感神経と副交感神経とを一対の自律神経とみて基本的に拮抗関係にある、としてしまったのでは、特殊性の一般化という論理の踏み外しであって、それがために問題を正しく溶けなくなってしまう害毒を流すことになると警告を発しているのです。

 では正しい関係はどういうものかと言えば、基本的な関係として運動神経と内臓神経としての副交感神経とが一対の拮抗関係にあることをおさえた上で、その両者の裏方として交感神経が働いているという関係の把握が大切です。ですから、運動する場合運動神経が主に働きますが、その裏方として交感神経は副交感神経とは反対の働きをします。たとえば、腸管の運動を抑え、心臓の運動は高めるというようにです。この限りでは両者は拮抗関係として現象します。

 ところが、内臓の統括する副交感神経の裏方として機能する場合の交感神経はどうかといいますと、腸管や肝臓の状態や生命全体にとって良くないものが腸管に入ってきたときに、交感神経がそれを察知して、アウエルバッハ神経叢やマイスネル神経叢に命じて腸管の運動を活発化してその悪いものを緊急に排除するという働き方もします。これが交感神経の命を守る性質の発動です。この場合は交感神経と副交感神経とは拮抗関係ではなく、補完関係となります。こういう働き方をするために外来の交感神経が、わざわざ腸管の粘膜にまで直接に分布しているのです。働きを抑えるためだけでしたらそこまで分布する必要はないということです。その一方で、腸管の運動を主管しているはずの副交感神経の方が、腸管の粘膜に分布していないというのは面白いですね。これは、副交感神経のほうはただ腸管を一体的に働かせているという任務を持っているだけだからです。ですから、副交感神経がリンパ球を統括しているというのは嘘なのです。それは副腎の仕事であり、交感神経が果たしているものだからです。だから、外来の交感神経が腸固有の神経叢以外の部分にも分布しているのです。(目下のところその点に注目しているのは私だけのようですが・・・これも一般論の効用です。)

 こういう関係性をきちんと把握することが、食物アレルギーにならないためにはどうしたらよいか、どう整えたらよいかというもんぢを解決するカギになるはずです。

 ですから脳と胃や腸との関係も、このような神経的な連関関係とともに、脳の働きとしての認識と交感神経との関係性から、ストレスが交感神経の働きを悪くして、そのことによって胃の粘膜を守る交感神経の働きの異常化によって胃潰瘍になるというつながりも見えてくるとともに、それを治す方法も見つかるようになります。つまり、健康腺療法は、この交感神経の異常を整えるものだということです。

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[2138]
タマゴ - 2016年06月29日 (水) 11時24分

>私は、交感神経の一般性として、命を守ること全般を統括するとは規定しましたが、基本的な生命活動そのものを統括しているとは、一言も言ってはおりません。むしろ、そういう生命活動そのものは舞台上で脚光を浴びる役者で、交感神経は縁の下の力もちの役者さんたちが気持ちよく演技できるようにするための裏方だと再三述べてきたはずです。

確かに、それと似たようなことを八年前に述べていましたね。
では、この間、八年前の説は採用しないことにしたと述べたことは聞かなかったことにしておきましょう。
御弟子さんへの説明は、八年前の仮説と現在の仮説を統体止揚した結果こうなった、ということでいいんじゃないですか。

>こういう働き方をするために外来の交感神経が、わざわざ腸管の粘膜にまで直接に分布しているのです。働きを抑えるためだけでしたらそこまで分布する必要はないということです。その一方で、腸管の運動を主管しているはずの副交感神経の方が、腸管の粘膜に分布していないというのは面白いですね。

違いますよ。
繰り返しますが、腸管神経系のうちアウエルバッハ神経叢は交感神経繊維と副交感神経繊維が混在していますが、マイスナー神経叢は副交感神経繊維のみで構成されています。
そして、交感神経は節前繊維と節後繊維が交感神経幹でシナプスしているのに対して、副交感神経は節前繊維が腸まで延びて節後繊維である腸管神経系の副交感神経繊維にシナプスしているのです。

天寿堂さんの交感神経の仮説(原稿)は、なぜ南郷派に拒絶されてしまったのか?
天寿堂さんは南郷派の元幹部ですし、編集を担当した青雲さんは現役の幹部ですから、コネという点では申し分無かったはずですし、
しかも、青雲さんはプロの編集者ですから、原稿の仕上がりも申し分なかったはず。
要するに、南郷派生命史観からみて、内容が根本的に間違っていたのだと思います。
おそらくですが・・・天寿堂さんの原稿は南郷派生命史観の構築メンバー(本田先生など)の誰かしらかチェックしたのではないかと思います。
その結果、拒絶された。
彼らは現代医学・現代生物学の学者でもありますから、その観点からも、受け入れられる範囲を逸脱していたのでしょう。

私は、南郷派生命史観の概説書「いのちの歴史の物語」を読んで、天寿堂さんの説明の仕方はどうも趣が異なるな・・・と感じました。
同書には“一般性”という語は最初の方に数回だけ出て来ますが、天寿堂さんのように一般論を一人で措定してそれを金科玉条としてにブン回すようなことはしていません。
ここが南郷派に「一般論の稲村」と揶揄された所以でしょう。

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[2139] タマゴさんが如何に私の文章をまじめに読んでいないか
愚按亭主 - 2016年06月29日 (水) 13時12分

>確かに、それと似たようなことを八年前に述べていましたね。

 これは別のスレッドのものですがタマゴさんから「健康戦療法と副交感神経との関係」ということで発議されたところで、今年の5月17日私は次のようにまったく同じことを述べております。これだけでも、タマゴさんが如何に私の文章をまじめに読んでいないかが分かります。私が真摯に説明しても全く徒労でしかなかったわけです。

     *      *

〔2044〕5月17日
 たとえば、交感神経が腸管を抑制するように働くことがある、という事実があった場合、これは副交感神経の働きと反対の働きだからと、腸管は同じ原理に基づく一対の相反する作用を持つ二つの神経によってシーソー的に調節されている、と簡単に解釈されてしまって、その背景などが深く吟味されなくなってしまいます。

 ところが、私の説く交感神経の一般論は、護命神経として体性運動神経の統括する筋肉の運動や、内臓運動神経(副交感神経)の統括する内臓の運動を支えるように全身を統括するとなりますので、副交感神経とは全く原理が異なってきます。体制運動神経をサポートするときは内臓運動神経(副交感神経)とは反対の働きをすることになりますが、内臓運動神経(副交感神経)をサポートするときは、反対の働きでなく相互補完的になります。

     *      *

>マイスナー神経叢は副交感神経繊維のみで構成されています。

 あの図を、もう一度先入見なしにまじめに読み取ってください、というしかありませんね。

 それから、私は、南郷学派に認められようという気は毛頭ございません。私のスジのネットワーク論と交感神経に関する実践的事実の集積は、彼らよりも相当に先を行っているはずですから、彼らが理解できなくとも関係ありません。

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[2140]
タマゴ - 2016年06月29日 (水) 14時34分

>私は、交感神経の一般性として、命を守ること全般を統括するとは規定しましたが、基本的な生命活動そのものを統括しているとは、一言も言ってはおりません。むしろ、そういう生命活動そのものは舞台上で脚光を浴びる役者で、交感神経は縁の下の力もちの役者さんたちが気持ちよく演技できるようにするための裏方だと再三述べてきたはずです。

その「再三述べてきた」の具体例が、

>私の説く交感神経の一般論は、護命神経として体性運動神経の統括する筋肉の運動や、内臓運動神経(副交感神経)の統括する内臓の運動を支えるように全身を統括するとなりますので、副交感神経とは全く原理が異なってきます。

なのですか?
だとすると天寿堂さんの主張は、
基本的な生命活動=内臓の運動
ということなんですかね?
間違いとまでは言えないかもしれませんが・・・相当な極論だと思いますけどね。

>私は、南郷学派に認められようという気は毛頭ございません。

いやいや(笑)。
事ある毎に「唯物史観では〜」などと振りかざし、実際に唯物史観にベッタリ依拠しているのに、こんなこと言ったって何にも説得力はないですよ。
申し訳ありませんが、全面的に依拠してきた南郷派に自説をバッサリと拒絶されて、精一杯の強がりを言っているようにしか見えません。
天寿堂さんが、南郷派の理論に依らず、自身の論理学を基礎として生命史観を超える医学体系を作り上げる姿なんてものは・・・私には全く想像できないですね。

Pass

[2141] 本当にまじめに人の文章を読んでいるのか?
愚按亭主 - 2016年06月29日 (水) 14時57分

>だとすると天寿堂さんの主張は、基本的な生命活動=内臓の運動

 ここまでいちいち示さないと分からないとは・・・・・・
「運動する場合運動神経が主に働きますが、その裏方として交感神経は副交感神経とは反対の働きをします。たとえば、腸管の運動を抑え、心臓の運動は高めるというようにです。この限りでは両者は拮抗関係として現象します。ところが、内臓の統括する副交感神経の裏方として機能する場合の交感神経はどうかといいますと、腸管や肝臓の状態や生命全体にとって良くないものが腸管に入ってきたときに、交感神経がそれを察知して、アウエルバッハ神経叢やマイスネル神経叢に命じて腸管の運動を活発化してその悪いものを緊急に排除するという働き方もします。これが交感神経の命を守る性質の発動です。この場合は交感神経と副交感神経とは拮抗関係ではなく、補完関係となります。」
「私の説く交感神経の一般論は、護命神経として体性運動神経の統括する筋肉の運動や、内臓運動神経(副交感神経)の統括する内臓の運動を支えるように全身を統括するとなりますので、副交感神経とは全く原理が異なってきます。体制運動神経をサポートするときは内臓運動神経(副交感神経)とは反対の働きをすることになりますが、内臓運動神経(副交感神経)をサポートするときは、反対の働きでなく相互補完的になります。」

 つまり、基本的な生命活動とは、運動と代謝のことです。

>全面的に依拠してきた南郷派に自説をバッサリと拒絶されて、精一杯の強がりを言っているようにしか見えません。

 別に生命史観を拒絶されたわけではありません。南郷先生の弁証法を批判したから拒絶されただけです。

Pass

[2142]
タマゴ - 2016年06月29日 (水) 16時55分

>別に生命史観を拒絶されたわけではありません。南郷先生の弁証法を批判したから拒絶されただけです。

いや、さすがにそこまで狭い了見ではないでしょう。
本家の生命史観サイドからしたら、
基本となる論理学の段階でボロクソに攻撃しておきながら結論が同じというのは不自然だろう!
結論だけ都合よく真似しただけではないか!
・・・くらいなものだったのだろうと思います。
天寿堂さんも、本家生命史観に認めてもらいたいと思ってはいない、などと言いますが、平素の本家生命史観への熱烈な傾倒ぶりから察するに、絶対そんなことはないはずです。
だから現代社に原稿を送ったのでしょうし。

Pass

[2143] 残念ながら
愚按亭主 - 2016年06月29日 (水) 18時07分

 もっと正確に言うならば、現代社が気をまわして断ってきたのだと思います。それ以前に現代社の方に南郷先生宛の弁証法批判の文章を送っていますので、その同じ者が出版の提案書を送ってきたのですから、確認はしたでしょうが、独自の判断に断ってきたと思います。というのはその返答があまりにも早かったからです。電子文書でなく紙の膨大な印刷物ですから、送るのにも読むのにも相当の時間を要したはずです。ところが、すぐに断りの返事がその原稿とともに送り返されてきました。あれでは、さすがの南郷先生も中身を読む暇はなかったと思います。

 私が現代社になぜ原稿を送ったかといいますと、南郷先生批判の要である、概念の弁証法の三項の論理を用いて、南郷学派の生命史観が説いていない、地球になぜこのように水が大量に増えたのか、を弁証法的に説いてあるので、批判の延長線上の具体例として、南郷先生に読んでほしかったからです。そういう意味で、出版されなくても構わなかったのですが、南郷先生に読んでいただいていないだろうことが確実なのは、とても残念なことでした。

Pass

[2144]
タマゴ - 2016年07月02日 (土) 18時17分

また性懲りもなくFacebookで、腸粘膜は交感神経が統括しているなどと嘘を書いていますね。
本当にまあ、呆れたものです。
もう一度、天寿堂さん自身が賞賛していたキャノンの本から引用しておきましょう。

「 まず第一に観察者を驚かすのは、交感神経を取り除いた動物が、目立った障害を引き起こすことなく生きつづけるという事実である。
1927年10月10日に 交感神経系を全く取り除いた動物を我々は実験室で 健康な状態で約3年間飼育した。
(中略)
我々は内臓神経を含む腹部交感神経幹をたくさんのネコから除去したし、ある場合にはさらに半月神経節を取り除き、また神経線維束を腹大動脈の太い支脈から切り剥がしさえもしてみたが、その結果危険な症候は何も現れなかった。
それらの観察からわれわれは、上頸神経節、交感神経節、および胃や腸に分布している交感神経は生命に不可欠なものではないと結論するに至ったのである。」

それを受けて、天寿堂さんも、交感神経が基本的な生命活動そのものを統括しているのではないと、認めたではありませんか。

Wikipediaには腸粘膜について次のように説明されています。

「粘膜は、内腔もしくは管内の空間を囲っている消化管の最内層を形成している。この層は食べ物と直接接し、消化において重要な吸収と分泌を担っている。
(中略)
小腸においては数多くの異なる物質を吸収したり、大腸では比較的大量の水を吸収したりしている。」

水分や栄養分を吸収する働きというのは、これが無くなれば生物は生存していくことができませんから、当然のことながら基礎的な生体維持活動に含まれるでしょう。
これは交感神経の担当ではないはずです。
キャノンも、腸の交感神経は生命維持必須のものではないと結論付けているではありませんか。

Pass

[2145] やはり分かっていませんでしたね
愚按亭主 - 2016年07月02日 (土) 21時37分

 やっと分かってもらえたか、と思っていましたが、やはり分かってもらえてはいませんでしたね。もう一度よく読んでもらえれば、と思いますが無理でしょうね。そこで再度ここに披露します。

「ですから、キャノンの実験も、命を脅かす条件を排除した環境では交感神経がなくても生命は生命活動を維持できるということを、キャノンは証明して見せたのです。しかし、その一方で、キャノンは生命活動を脅かす条件を排除しない普通の環境では、交感神経を取り除くと生きてはいけなかったという実験もしていて、『命を脅かすものから命を守る』という交感神経の働きの本質を浮かび上がらせているのです。」

 ここでキャノンが証明して見せたのは、我々が生きているような普通の環境では、交感神経がなければ生きていけないということです。

 次に腸の粘膜の問題ですが、私は次のように述べています。
「内臓の統括する副交感神経の裏方として機能する場合の交感神経はどうかといいますと、腸管や肝臓の状態や生命全体にとって良くないものが腸管に入ってきたときに、交感神経がそれを察知して、アウエルバッハ神経叢やマイスネル神経叢に命じて腸管の運動を活発化してその悪いものを緊急に排除するという働き方もします。これが交感神経の命を守る性質の発動です。この場合は交感神経と副交感神経とは拮抗関係ではなく、補完関係となります。」

 つまり、これはこういうことです。食べ物の消化吸収といった通常業務は、腸管固有のマイスネル神経叢がつかさどっていますが、交感神経は裏方として生命全体・腸管自体をおびやかす緊急事態・非常事態には免疫機構を駆使したり、腸管の運動を通常業務ではなく非常事態対応モードにしてマイスネル神経叢に働きかけて下痢やおう吐の運動を起こさせるのは、交感神経が指揮しているのだということです。そのために交感神経はマイスネル神経叢とつながっているのです。

 タマゴさんは論理的・体系的に考えられないから私の言うことが理解できずに、こうして同じことを何度も何度も説明しなければならなくなるのです。論理的・体系的に考える癖をつけておけば、交感神経のみが直接腸の粘膜に分布しているという事実だけから、次々に芋ずる式に新たな構造が浮か、自動的にび上がってくるようになるのです。すると、赤ちゃんの粘膜こそ交感神経が最近との付き合い方を学ぶ絶好の場になり、交感神経の基礎的な実力はここで磨かれるのだということが分かってくるのです。

 すると、アトピーの謎も一気に解明できるようになるのです。アトピーの人の腸内細菌には大腸菌がないという報告もうなずけるわけです。つまり、アトピーの人は交感神経が腸の粘膜で磨かれなかった結果として、皮膚の統括もうまくできなくなってしまった人たちなのだということです。これはすごい新発見ではありませんか?

Pass

[2146]
タマゴ - 2016年07月02日 (日) 23時02分

>論理的・体系的に考える癖をつけておけば、交感神経のみが直接腸の粘膜に分布しているという事実だけから、次々に芋ずる式に新たな構造が浮か、自動的にび上がってくるようになるのです。

あのですね・・・。
天寿堂さんは、出発点の段階で根本的な間違いを犯しているのですから、論理も体系もへったくれもないのですよ。

そもそも、腸粘膜のすぐ下層にマイスナー神経叢が網目のように分布しているのに、交感神経しか存在しないと言っている時点で、天寿堂さんは大嘘をついているわけですが、それに加えて、
腸粘膜の働きを司っているマイスナー神経叢というのは、副交感神経繊のみで構成されているのです。
そして、副交感神経の節前繊維は、節後繊維であるマイスナー神経系を亢進させる方向で作用しますが、
交感神経は、骨格筋などの血流を増大させる代わりに、マイスナー神経叢や腸粘膜も含む消化器系に対しては、血流を低下させブレーキのように働く傾向があるのです。
だから、コーヒーのガブ飲みなどによる交感神経の過剰な亢進により、便秘や痔を誘発することがあるのですよ。

天寿堂さんが論理的思考・体系的思考の御手本としている南郷派(生命史観)の人々に「一般論の稲村」などと揶揄されてきたのは、おそらく、自分の経験から一般論モドキを作って、それを振り回す傾向があるからなのでしょう。
困った奴だなと。
自分が御手本としている人々からそのように言われたのに、一向に直そうともしないのは、なんとも不思議なことです。

Pass

[2147]
タマゴ - 2016年07月02日 (日) 23時25分

それから、交感神経が過剰に亢進した場合に陥る過敏性腸症候群という便秘と下痢を繰り返す症状がありますが、
これは副交感神経が過剰に亢進した場合に起こる下痢とは異なり、腸の活性が低下したために水分が十分に吸収されず、水様便となって排出されるのです。
ですから、交感神経の過剰亢進を静めることが治療の基本となります。

Pass

[2148] やはりタマゴさんはなぜ体系的・論理的でない
愚按亭主 - 2016年07月03日 (日) 10時25分

 タマゴさんが言っていることはほとんど私の言っていることと違いはありません。あるのは交感神経がアウエルバッハ神経叢やマイスネル神経叢に交感神経がどのような働きかけを行っているかについて、タマゴさんは抑制的にのみ働いている、としているのに対し、私はそうとは限らない、昂進的にはたらくこともある、と主張している点です。しかし、次のコメントでタマゴさんは、昂進的に働く場合があることを見つけてあわてて修正・補足していますが、その場合には、前の自分の見解に対して訂正する旨を断るべきです。

 食物アレルギーで何故死に至る場合があるのかを考えると、食物アレルギーが副交感性であることは明らかです。循環系を統括する交感神経の異常反応だからこそ、死に至る場合があるのだと思います。また、赤痢でなぜ高熱を派するのか?も交感神経の反応だからこそです。こうしたもろもろの事象の全体像を体系的にとらえて考えると私の主張がいかに理に適っているか、一方タマゴさんの主張では到底説明できないかは、明らかなことです。これがタマゴさんが体系的でないとする理由です。

>腸粘膜のすぐ下層にマイスナー神経叢が網目のように分布しているのに、交感神経しか存在しないと言っている時点で、天寿堂さんは大嘘をついているわけですが

 人の文章をいかにまじめに読んでいないかですね。私はマイスネル神経叢が分布していることは当然のこととして認めています。
「その出自を見ても、どちらかというと副交感神経よりも腸管固有の神経のほうが古いのです。そのもとは魚類よりも前の段階で造られているのです。それが、魚類になって全体の組織化が行われて、腸管の運動を一括して統括する必要が生じて内臓の運動統括神経(副交感神経)が生まれたのです。しかし、現場監督がすでにいたので総監督の副交感神経は現場監督を統括するだけで現場には顔を出さずに、後は頼むよと全部丸投げしているわけです。」

 ここには現場すなわち腸の粘膜は、すでに現場監督のメイスネル神経叢があるので、総監督である副交感神経は、後は頼むよと声をかけるだけで、現場に立ち寄らずに帰ってしまう、ということを述べているのです。これは現場(粘膜)にはマイスネル神経叢と交感神経しか分布していないということです。

Pass

[2149]
タマゴ - 2016年07月03日 (日) 11時21分

>次のコメントでタマゴさんは、昂進的に働く場合があることを見つけてあわてて修正・補足していますが、その場合には、前の自分の見解に対して訂正する旨を断るべきです。

交感神経の亢進が腸の活動を低下させる例しか書いておりませんが?

>ここには現場すなわち腸の粘膜は、すでに現場監督のメイスネル神経叢があるので、総監督である副交感神経は、後は頼むよと声をかけるだけで、現場に立ち寄らずに帰ってしまう、ということを述べているのです。これは現場(粘膜)にはマイスネル神経叢と交感神経しか分布していないということです。

だ・か・ら!違うと述べているでしょう。
マイスナー神経叢というのは副交感神経繊維で構成されており、副交感神経の節後繊維としての機能をも担っていると述べているではありませんか。
何度言えば分かるのですか?
わからない人ですね。
生物の歴史から考えても、
生物に交感神経が発生する以前から原始的な腸内免疫系というものは存在したのです。
それも“交感神経が免疫系を主体的に統括”しているのではないことの証拠になるかと思います。

Pass

[2150] 早とちりでした
愚按亭主 - 2016年07月03日 (日) 12時53分

>次のコメントでタマゴさんは、昂進的に働く場合があることを見つけてあわてて修正・補足していますが、その場合には、前の自分の見解に対して訂正する旨を断るべきです。

 これは仰る通り、後半をよく読まずに書いたもので早とちりでした。お詫びして撤回します。さてその事例ですが、交感神経が亢進して腸が過敏となって腸の機能が低下するとはどういうことでしょうか?これは粘膜が過敏となって、粘膜本来の働きができずに水様便としてとして出してしまうということではないかと思います。ですから、その場合は交感神経が亢進してマイスネル神経叢の働きを抑えすぎてそうなったのではないのではないかと思います。ただ便秘に関しては、そういう機序であることは認めます。つまり単純ではないということです。

 次に
>生物に交感神経が発生する以前から原始的な腸内免疫系というものは存在したのです。それも“交感神経が免疫系を主体的に統括”しているのではないことの証拠になるかと思います。

 交感神経がまともにできたのは魚類の後です。その前は副腎が免疫系もつかさどっていたのです。それを交感神経が受けついたのです。このように交感神経は後からできたので、副交感神経系に割り込むような形になったのです。それだけのことです。

Pass

[2151]
タマゴ - 2016年07月03日 (日) 13時10分

違いますよ。
最も原始的な腸免疫系は腔腸動物にみられるのです。
副腎は関係ありません。
自分が勝手に決めた一般論モドキに拘っていないで、目の前の機械でちょっと調べれば分かることでしょうに。
横着すぎると思います。
南郷派(生命史観)に揶揄された「一般論の稲村」はいつ直るんですかね。

Pass

[2152] 零細企業と大企業の例で例えていうと
愚按亭主 - 2016年07月03日 (日) 15時00分

 零細企業の親父さんは一人で何でもこなしますが、発展して大企業になると、その親父さんが一人でやっていたことを、組織的に専門分化させていきます。生命の暦ににおいて、それが始まったのは魚類の段階です。

 魚類になって組織的に専門分化されて腔腸動物の腸が副交感神経によって組織化されて消化吸収機関へと専門分化しました。一方、免疫系は副腎のホルモン統括下に入ることになったのです。だから、先日のNHKの「キラーストレス」では副腎からストレスホルモンが分泌されると、がんを監視除去していた免疫細胞がそれをやまてほかに動員されることをやっていました。つまり、免疫系の統括は、交感神経ー副腎系の専売特許となったのです。腸の粘膜に交感神経が直接に分布しなければならない理由は、それ以外には考えられません。腸の運動の制御だけならば、副交感神経と同様にマイスネル神経叢までで充分にその用を果たすことができるからです。つまり、わざわざ粘膜にまで足を延ばす必要はないということです。何せ後から顔を出した新参者ですから、よほどの必要性がなければそんな厚かましい態度はとれないはずだからです。

Pass

[2153]
タマゴ - 2016年07月03日 (日) 18時19分

「キラーストレス」という番組のまとめサイトを幾つか覗いてみましたが、どこもストレスによるガン発生のメカニズムを天寿堂さんのように説明していないので、天寿堂さんが恣意的に解釈しているのではないかと疑ってしまうのですがね。
ただ、副腎皮質からのストレスホルモン(コルチゾール)が、免疫細胞によるガン細胞への攻撃を止めさせてしまうという点だけは、各まとめサイトとも共通していると思います。
要するに、免疫細胞を“統括”するのではなく、免疫細胞の正常な活動にブレーキをかける働きをする、ということです。

Pass

[2154] 事実の意味するものを読み取るのが論理的な思考です
愚按亭主 - 2016年07月03日 (日) 20時14分

 ストレスによって副腎からストレスホルモンが分泌されると、それまで癌細胞を監視・除去していた免疫細胞が、その働きを止めてほかのところに行ってしまう、というのが番組でやっていた事実です。(DNAの細かい事実は主略してありますが)

 問題は、この事実の意味するものは何かということです。その免疫細胞がストレスホルモンによって、ストレス対応に動員されたということではないですか?なぜこのような動きが生じるかといえば、副腎が免疫細胞を統括しているからではありませんか?そして、それはその他ももろもろの事実、交感神経ー福神系の統括が緩むと金に侵されやすくなる事実とも共通するもので、体系的・論理的にも正当な評価の仕方だと思いますが、いかがでしょうか?

Pass

[2155]
音川有之 - 2016年07月03日 (月) 21時39分

初めまして。音川と申します。

天寿堂様は、アウエルバッハ神経叢やマイスネル神経叢などの腸管固有の神経は、魚類より以前の段階で造られたもので、副交感神経は魚類段階、交感神経は哺乳類段階で、それぞれ生物が進化する段階で、生きていくための必要に応じて造られたものであるということを、明確に述べられています。

別の言い方をすれば、腸管固有の神経、副交感神経、交感神経は、それぞれその進化の段階のレベルに応じて、固有の統括の仕方をしているということを言われているのだと思います。

そのうえで、交感神経について、自説を述べられています。

ですから、天寿堂様への反論として、いきなり統括一般の話をしても意味はないと考えます。

反論するとしたら、まず、腸管固有の神経、副交感神経、交感神経に対する天寿堂様の進化論的な説明について、これを認めるのか、それとも否定するのか立場をハッキリさせたうえで、次に、天寿堂様の、交感神経を中心とする、それぞれの神経の固有の統括についての説明について、それぞれ自説を展開して反論すべきであると思います。

また、念の為に申し添えれば、「本田克也先生に手紙を出」す必要は、全く無いものと考えます。

Pass

[2156]
タマゴ - 2016年07月03日 (月) 21時43分

先ほどNHKの「キラーストレス」という番組を動画で視聴してきましたが、番組で述べていたキラーストレスがガンを誘発するメカニズムは、要約すれば、
断続的なストレスホルモンの分泌によりATF3という免疫機能にブレーキをかける遺伝子が作動し、免疫が正常にガン細胞を攻撃しなくなる、というものでした。
天寿堂さん、自説を守りたいという気持ちはわからなくもありませんが、それよりも真実を明らかにすることの方が大事ですし、何より嘘はいけません。
他者の説明を恣意的に改変することなど、決して許されないことです。
こんなことをしていたら、小保方さんや韓国の黄教授のことを笑えませんよ。

Pass

[2160]
タマゴ - 2016年07月04日 (月) 08時43分

音川さん、初めまして。
私への御意見だと思いますので、御返事致します。

まず誤解の無いように申しておきたいのですが、天寿堂さんと私は、ネット上だけの交友関係に過ぎませんが、「やっつけてやる!」というような論敵関係ではなく、
親友でありライバルでもあり、その根底には信頼関係が存在しています。
その証拠に、天珠医学には、これまでに私の提案が色々と取り入れられておりますし、
逆に私の側も、天寿堂さんから触発される点が色々とあり、お互いに有り難い存在なのです。
御弟子さんには言えないような批判的な意見を述べることができるのは私くらいしかいませんし、
私が単なるイエスマンになり下がってしまったら、天寿堂さんにとって、私の存在価値はないに等しいと言ってもいいくらいなのですよ。
ですから、音川さんの目からは酷い罵り合いのように見えるかも知れませんが、そうではなく、信頼しているからこそ言いたいことを率直に言い合えるのだと思って頂ければ幸いです。

>天寿堂様は、アウエルバッハ神経叢やマイスネル神経叢などの腸管固有の神経は、魚類より以前の段階で造られたもので、副交感神経は魚類段階、交感神経は哺乳類段階で、それぞれ生物が進化する段階で、生きていくための必要に応じて造られたものであるということを、明確に述べられています。
別の言い方をすれば、腸管固有の神経、副交感神経、交感神経は、それぞれその進化の段階のレベルに応じて、固有の統括の仕方をしているということを言われているのだと思います。

好意的に読めば、そう読めなくもないかも知れません。
しかし、好意的に読むことばかりでは、天珠医学の発展には繋がらないのです。
これは、天寿堂さんの弁証法の理論からもいえることではないかと思います。

天寿堂さんが、有川さんの仰るような神経系発達の歴史について、一本の文章で体系的かつ厳密に論述したことはまだありませんし、現時点では難しいでしょう。
もし、そのような展開が為されれば、私の側も相応の批判の仕方に変わっていくことになるかと思いますが。

Pass

[2161] なぜか学問的な議論をしたがらないタマゴさん
愚按亭主 - 2016年07月04日 (月) 09時29分

>音川さん
 コメントありがとうございます。残念ながらタマゴさんは、私と学問的な議論をする気はないようです。ただ批判したいだけのようです。言いっ放しで、反論されても再反論が皆無なのは見ての通りです。もちろん反論に対していくつか返してはいますが、自説を繰り返すだけで、相手の反論を理解した上での再反論ではないのです。ですから、議論が一向に進展せず、いつまでたっても真実・真理が現象しないのです。


>タマゴさん
 学問的に真理を追究するためには、事実を認めるだけでは出発点に立っただけで、そこから先が重要なのです。つまり、その事実の意味を考え、論理を導き出してそれを医学全体の体系の中にきちんと位置付けることが学問の役割です。そうすることによって医療的・医学的事象のすべてが見渡せるようになって、治療にも大いに役立つようになるのです。

 今問題となっている件に関して、私とタマゴさんとは、事実的には一致しています。ところが、タマゴさんは違うと思っているようですが、何ら違いはありません。私が主張しているのは、その出発点から、学問的な議論をしましょう。その事実の意味は何かについて、タマゴさんはどう考えるのか?そこからどういう論理が導き出せるかについて、タマゴさんはどう考えるか?についてお聞きしているだけなのです。ところがこの返事です。私には議論を避けているようにしか見えないのですが・・・・・

Pass

[2162]
タマゴ - 2016年07月04日 (月) 09時57分

NHKの番組で述べていないことを述べたとしたことは、ウヤムヤにせず反省してもらわないと。
天寿堂さんに、もし、天珠医学を確立し将来的に医学界に殴り込みをかけたいという思いがあるなら、こういう参考資料からの引用の仕方は厳密に行わないと、その時点で排除されてしまうと思います。
南郷派の学者の人々も、各自が所属している学会での発表や学会誌に投稿する論文では、そういう所はきちんとやっているはずですよ。
「これが学問なんだ!お前らが変なんだ!」
なんて喚いたって仕方ありません。

Pass

[2163]
タマゴ - 2016年07月04日 (月) 11時11分

先ほど有川さんへの御返事で、
「好意的に読むことばかりでは、天珠医学の発展には繋がらないのです。
これは、天寿堂さんの弁証法の理論からもいえることではないかと思います。」
と述べましたが、わかりにくかったかも知れないので補足します。

天寿堂さんは、主張に一貫している面もあるのですが、実は、私の批判的意見も巧みに統体・止揚させ発展させてきているのです。
これを天寿堂さんの弁証法の理論で説明すると、

基礎的契機:天寿堂さんの主張
否定的契機:タマゴによる批判
統体的契機:天珠医学の理論

となります。

天寿堂さんは初め「交感神経は邪魔者扱いされているが、それは違うのてはないか?」というだけの主張だったのですが、それがエスカレートして、
「交感神経だけが生体維持の統括を行っている」
「手足には交感神経のツボしか存在しない」
といったトンデモ論に暴走していったのです。
これは、周りに批判者がいなかったことが大きかったのではないかと思います。

そこで、私が見かねて色々と批判をするようになったのですが、天寿堂さんはその過程で私の批判的意見を取り入れて(自らの主張と統体止揚して)自らの神経理論を発展させてきたのです。
天寿堂さんは「私とタマゴさんの述べていることは同じだ」などと嘯いていますが、正確に言えばそうではなく、そのような弁証法的な過程を経て両者の意見を包摂する視点を作り出してきたのです。
まあ、おそらく、天寿堂さんは、この弁証法的な過程を無意識レベルで行ってきたのだろうと思いますが・・・。

Pass

[2164] 何を反省?
愚按亭主 - 2016年07月04日 (月) 14時17分

 NHKの紹介した事実のとらえ方のどこを反省すればよいのですか?
その事実の把握にタマゴさんと私との間に違いはありません。あるとすればどこかをタマゴさんのほうから指摘してもらわないと分かりません。

 ちなみに「キラーストレスがガンを誘発するメカニズム」というのは事実ではなくNHKの勝手な解釈ですから念のため・・・。

Pass

[2165]
タマゴ - 2016年07月04日 (月) 16時56分

天寿堂さんは、
「ストレスによって副腎からストレスホルモンが分泌されると、それまで癌細胞を監視・除去していた免疫細胞が、その働きを止めてほかのところに行ってしまう、というのが番組でやっていた事実です。」
と述べていましたが、NHKの番組では、
「ほかのところへ行ってしまう」
とは言っていませんでした。
ここの部分は天寿堂さんの解釈に過ぎないのですから、NHKが言っていたことにしてはならなりません。
もし将来的に、本気で医学界へ進出しようと考えているなら、こういう所は正確にやらないと相手にされないと言っているのです。

Pass

[2166]
タマゴ - 2016年07月04日 (月) 17時40分

有川さんへの御返事のついでに述べておきたいと思います。

別のスレッドで天寿堂さんが青雲さんの批判に長々と応えていましたが、これは天寿堂さん自身の論理学を用いれば、もっとシンプルに応えることが可能です。
青雲さんは、単に揶揄してくるような連中も真面目に批判してくる人もいっしょくたにして排除してしまっているが、

・基礎的契機
➡否定的契機
➡統体的契機

という弁証法的な成長過程を考えれば、真面目な批判者までをも、バカブタキチガイと相互浸透したくないなどと排除してしまえば、本質的な成長の契機(統体止揚の契機)を放棄することになってしまいます。
青雲さんはブログのネタの仕込みが巧みで様々なネタで読者を飽きさせない点では優れていますが、話の要旨(論理)だけみていくと、昔の記事から特に進歩していないように思えます。
それは、自ら成長の契機を放棄しているからに他ならないでしょう。

それに「相互浸透」というのは弁証法的な過程の中に見受けられる要素の一つを切り取ったものであり、本当なら、弁証法的な事物の生成発展の説明の中だけで用いなければならない概念でしょう。
これだけを単独で「朱に交われば赤くなる」という格言と同じ次元で振り回して、弁証法を駆使したつもりになるのは大間違いだと思います。
「相互浸透」という要素は「統体止揚」という本来の弁証法の概念に完全に包摂されているので、本当なら、敢えて用いる機会は殆ど無いはずなのではありませんかね。

Pass

[2168] どういう事実が必要か
愚按亭主 - 2016年07月05日 (火) 08時54分

 事実を確定する場合、与えられた事実からゆがんだバイアスによって拾われなかった事実を補いながら、自jつを確定することは、学問をする場合、必要なことです。学問的に何ら問題はありません。

 現代生理学もようやく交感神経ー副腎系が免疫系を統括している事実に到達しつつあるようです。それが「精神神経免疫学」という次のサイトです。
http://www.mindfulness.jp/noukagaku/fl-meneki/seisin-meneki.htm

 ここでもストレスホルモンが免疫細胞を抑制としか書いてありません。これはおそらく実験室のデーターだからそういうことになるのだろうと思います。生きた人間のデーターではないのではないかと思います。学的に究明しようとするものであれば、抑制で終わるはずがありません。何のために抑制するのか、その時に抑制された免疫細胞はどういう運動をするのか?が全くありません。これで本当に学問かとあきれます。監視活動をしているときの免疫細胞の動きと、それをやめた後の動きとが同じであるはずがありません。

 その点、次のサイトの次の記述は、素晴らしいと思います。
http://www.amrm.org/?p=40

「体はステロイドホルモンの働きで緊急事態を乗り切ろうとして、交感神経を極度に緊張させてステロイドを分泌します。

 そして、すべての体の反応はこの緊急事態に対処するために総動員され、それ以外の活動である、ガンを治すリンパ球の免疫反応も止まってしまい、毎日何千もできる、ガンに対する攻撃は他の免疫活動とも一緒に中断されてしまうのです。

その上、人間の体は、ストレスが長く続いた場合、それを何とかしようとして、副腎からショックを和らげるステロイドホルモンを分泌し続ける仕組みになっているのです。

さらに、免疫力低下は身体の異常細胞を察知する力も落としてしまいます。こうなるとガン細胞はNK細胞に攻撃されることなくどんどん増殖していくのです。又、自律神経のバランスを崩すストレスは、不眠や食欲不振、血行不良などを起し、栄養が身体全体に回らなくなるだけでなく、血流とともに全身をめぐるリンパ球も満足に循環できなくなり、さらに免疫力を低下させるという、悪循環を招きます。

リンパ球を培養するとき、その培養液の中にステロイドホルモンを入れてその働きを調べて見ると、リンパ球の活性は停止し、そればかりか、量が多いと培養していたリンパ球が死んでしまいました。」

 とりわけこの中の「すべての体の反応はこの緊急事態に対処するために総動員され、それ以外の活動である、ガンを治すリンパ球の免疫反応も止まってしまい、毎日何千もできる、ガンに対する攻撃は他の免疫活動とも一緒に中断されてしまうのです。」の部分は私と一致しています。これが正しいと思います。


Pass

[2169]
タマゴ - 2016年07月05日 (火) 10時20分

いえ、そういうことではありません。
そんな引用の仕方では、医学界で通用しないと述べているのですよ。
天寿堂さん、天珠医学の看板を掲げている以上は将来的に医学界に進出してやろう、くらいの気持ちは無いんですかね?
そんな野心は更々無くて、タマゴ程度をやっつけられれば十分、というのであれば、どれほどいい加減な引用の仕方でもかまわないのですが。
南郷派の学者さんたちも、自分が所属する医学会では、そういう所はキチッとやっているはずなんです。
そういう場で発表する論文を書くような場合は。

>とりわけこの中の「すべての体の反応はこの緊急事態に対処するために総動員され、それ以外の活動である、ガンを治すリンパ球の免疫反応も止まってしまい、毎日何千もできる、ガンに対する攻撃は他の免疫活動とも一緒に中断されてしまうのです。」の部分は私と一致しています。これが正しいと思います。

この引用文の内容(ストレス反応で免疫活動にブレーキがかかること)に異論はありません。
私が述べてきたことと同じです。
ただ、この引用文にも天寿堂さんの言う「免疫が他の所に行ってしまう」という意味は含まれていません。
この引用文から「交感神経が免疫を統括している」とするのは無理があるかと思います。
むしろ、
「腸免疫は交感神経や副腎ができる前から存在したのだから、交感神経以前から存在した神経系が主体となり働きを司っているのであろう」
「交感神経は、ストレス反応として他所の器官の活動力を活発化させるために、免疫の活動にはブレーキをかけるのであろう」
という推論を示唆している文だろう思います。

Pass

[2171] やっと議論らしい議論に
愚按亭主 - 2016年07月06日 (水) 14時32分

>そんな引用の仕方では、医学界で通用しないと述べているのですよ。天寿堂さん、天珠医学の看板を掲げている以上は将来的に医学界に進出してやろう、くらいの気持ちは無いんですかね?そんな野心は更々無くて、タマゴ程度をやっつけられれば十分、というのであれば、どれほどいい加減な引用の仕方でもかまわないのですが。

 事実の確定は、そんな単純な問題ではないのです。正直申しますと、私には、本当にそう聞こえたのです。タマゴさんが、その点を注意しながら聞き直したので、実際はそう言っていないのでしょう。しかし、私のアタマの中にでき上がっている体系的な像には、ストレスに対してストレスホルモンが分泌されると「すべての体の反応はこの緊急事態に対処するために総動員され」るという形できているので、監視活動をやめて動員されるという像が瞬時にできて、そう聞こえたのだと思います。しかし、じつはこちらの方が正しい事実だと思います。

 事実の確定は正しく行わなければなりません。それが学問の初歩です。NHKの事実確定はストレスをキラーストレスにしたいという邪心があるために遺伝子が変わって癌細胞への攻撃をやめるというところで事実を止めて、キラーストレスによって癌が誘発されるという印象操作的な事実の取り扱い方をしています。それを私は無意識のうちに正常な事実のとらえ方に補正したのだと思います。これが学問的ということです。

 現代に医学界は、じつに多くこういう不正な事実の扱い方をしていることが報道されていますので、注意しなければなりません。ですから、それを正しながら正しい事実の確定の仕方を、現代医学界に対して指導していきたいと思います。

>この引用文の内容(ストレス反応で免疫活動にブレーキがかかること)に異論はありません。私が述べてきたことと同じです。

 これを認めるということは、それまで癌を監視していた免疫細胞をその監視活動を停止して動員されるということですよ。つまり、私の事実確定を認めるということです。

>この引用文から「交感神経が免疫を統括している」とするのは無理があるかと思います。むしろ、
「腸免疫は交感神経や副腎ができる前から存在したのだから、交感神経以前から存在した神経系が主体となり働きを司っているのであろう」
「交感神経は、ストレス反応として他所の器官の活動力を活発化させるために、免疫の活動にはブレーキをかけるのであろう」
という推論を示唆している文だろう思います。

 それにしても、タマゴさんがやっと他人の説を持ち出すのではなく、自分の意見を披露してくれましたね。これでやっと議論らしい議論ができます。

 私は二つのサイトを示しました。一つ目の「精神神経免疫学」さいとでは交感神経ー副腎系が如何に多くの免疫系の働きに関与しているかの事実を示しています。二つ目はストレスに関して、交感神経ー副腎系が免疫系も含めて体全体を非常事態態勢に整えている事実を述べています。このように自律的・包括的に体を統括できるのは、交感神経幹という現地統合中枢司令部があるからです。

>「腸免疫は交感神経や副腎ができる前から存在したのだから、交感神経以前から存在した神経系が主体となり働きを司っているのであろう」

 前にも申した通り、古くからの腸免疫は、残念ながら主体的役割を果たすものではなく、せいぜいのところ地元の自警団・消防団レベルで、きちんとした警察組織・消防組織が形成された段階においては、すでにあってなきが如しとなっているはずです。現に、その主体となる警官・消防官にあたる白血球・リンパ球は、交感神経系の専門の訓練施設で訓練されて一人前の免疫細胞となるのです。ですから、実際の犯罪捜査や消火活動は高度の組織化された警察組織や消防組織が行いますので、最早地元の自警団・消防団の出る幕はなく、腸固有の神経叢も消化吸収に専門特化しているはずです。

 実際、腸免疫にかかわるリンパ球がどこで造られているか次のように説明されています。
「リンパ球には大きく分けてT細胞とB細胞という2種類のリンパ球がいます。この2つの細胞ができる前段階の細胞をpre-T細胞、pre-B細胞というのですが、pre-T細胞は胸腺で、pre-B細胞は主に骨髄でそれぞれT細胞、B細胞になります。またpre-B細胞は骨髄だけでなく肝臓、脾臓、消化管などのリンパ組織にも運ばれ、そこでもB細胞になります。リンパ節とはリンパ組織の一種で、リンパ管の中継ぎ、リンパ球の増殖、異物処理の役割をもちます。」

 リンパ球を含んだリンパの通り道はスジのネットワークであり、リンパ球を最終製造するリンパ節はスジのネットワークの一構成要素です。このスジのネットワークを統括しているのが、いうまでもなく交感神経ー副腎系です。そのスジのネットワークの中心基地が骨で、その中で白血球リンパ球が造られます。このように免疫系統は、交感神経ー副腎系の中に他の部署と有機的に関連付けられる形で組み込まれているのです。

>「交感神経は、ストレス反応として他所の器官の活動力を活発化させるために、免疫の活動にはブレーキをかけるのであろう」
という推論を示唆している文だろう思います。

 タマゴさんは、「すべての体の反応はこの緊急事態に対処するために総動員され」の「総動員され」を都合が悪いため意識的に無視しているようですね。そして、「それ以外の活動である、ガンを治すリンパ球の免疫反応も止まってしまい」の「それ以外の活動」をことさらに「他所の器官の活動」に意識的にすり替えていますね!「それ以外の活動」とは、緊急事態に対処する活動以外の活動ということで、通常の癌の監視活動は停止されて、緊急事態に対処する活動に総動員されることを意味します。タマゴさんはそれがわかっているから、意識的に「他所の器官の活動」という言葉を入れて、癌担当の免疫細胞はその場を動かないでじっとしているということにしたいのです。それだったら何のために活動を停止させるのか、動員しないのだったら通常業務をやっていても何の支障もないのだからやらせておけば済む話です。これでは、わざわざ停止させる意味が分かりません。人間の体の仕組みとはそんな馬鹿ななのか?と思います。そんなことはありません。非常に合理性を持っているはずです。

Pass

[2172]
タマゴ - 2016年07月06日 (水) 15時40分

天寿堂さんの文が長いので、二回に分けて返事を書くことにします。

>現代に医学界は、じつに多くこういう不正な事実の扱い方をしていることが報道されていますので、注意しなければなりません。ですから、それを正しながら正しい事実の確定の仕方を、現代医学界に対して指導していきたいと思います。

>これを認めるということは、それまで癌を監視していた免疫細胞をその監視活動を停止して動員されるということですよ。つまり、私の事実確定を認めるということです。

完全に論点がズレています。
無意識的にズラしているのか、意志的にズラしているのかはわかりませんが。

私が述べているのは、
他人の説を引用するときには自分の解釈を織り交ぜてはならない、
という当たり前のことです。
引用した後で「私はこの説についてこう考える」と解釈を加えるのは構いませんが、
主張者の意図を捻じ曲げて「この人はこんなことを言っている」とするのは駄目だと述べているのです。

天寿堂さんが引用した
「すべての体の反応はこの緊急事態に対処するために総動員され、それ以外の活動である、ガンを治すリンパ球の免疫反応も止まってしまい、毎日何千もできる、ガンに対する攻撃は他の免疫活動とも一緒に中断されてしまうのです。」
という現代医学の文には、明確に「他の免疫活動とも一緒に中断」と書かれているではありませんか。
つまり、免疫が他に動員されるのではなく、免疫系全体にブレーキがかかると述べているのであり、
免疫がよそに動員されるなどという天寿堂さんの勝手な解釈とは真逆のことを述べているのです。
こんなインチキな引用の仕方をされたら、文を書いた人が気の毒ですよ。

それと、今の天寿堂さんは、声の届かない外野から現代医学に的外れな口撃を加えているだけであって、
野球の素人がお茶の間でイチローや落合の打撃にケチを付けているのと何ら変わりません。
こういうのは“指導”とは言わないんですよ。

Pass

[2173]
タマゴ - 2016年07月06日 (水) 17時15分

まず、天寿堂さんが引用したコピペの出どころを調べたところヤフー知恵袋だった件ですが、内容の正確性云々以前に、
直接的に議論している相手が一介の鍼灸師だからといっても、掲示板自体は様々な人が閲覧しているのですから、さすがにヤフー知恵袋などという執筆者の素性が不明瞭なサイトからのコピペは止めた方がいいと思います。
学術的な論文を書く際には、引用文の出典を明示することが作法になっていますが、
学会で、ヤフー知恵袋なんかを出典としておきながら「お前らを指導してやる」などと偉ぶったりしたら、狂人扱いされますよ?

まあ、それはさておき、本題の免疫系の統括の件ですが、結局のところ、何をもって“統括”とするかということになるのだろうと思います。
免疫系の活動にブレーキをかけることも、考えようによっては“統括”の一部と言えないこともないからです。
それと、原始的な免疫機構は交感神経の無い腔腸動物の時代から存在したが、
免疫機構がさらに高度に進化する過程で免疫細胞の“分化”などに交感神経が関与するようになっていった、
・・・という可能性については、私もあり得ると考えています。
それを“統括”と呼ぶのかどうかは見解の別れるところでしょうが。

Pass

[2174] 交感神経ー副腎系が免疫系を統括していることを一般論・構造論・現象論的に立証
愚按亭主 - 2016年07月07日 (木) 18時45分

>他人の説を引用するときには自分の解釈を織り交ぜてはならない、という当たり前のことです。引用した後で「私はこの説についてこう考える」と解釈を加えるのは構いませんが、主張者の意図を捻じ曲げて「この人はこんなことを言っている」とするのは駄目だと述べているのです。

 確かにおっしゃる通りですが、他人の説とその中に含まれる客観的な事実とは、相対的独立で、事実のほうは、その他人のものではなく、誰のものでもありません。ですから、その事実が不完全である場合には、それを補って完全な形にすることは、何らその他人の説を捻じ曲げることには当たらないということです。よしんば、それが結果として、その他人の説の意図にとって都合が悪い場合であっても、です。

>現代医学の文には、明確に「他の免疫活動とも一緒に中断」と書かれているではありませんか。

 繰り返しになりますが、その前のところに「すべての体の反応はこの緊急事態に対処するために総動員され」ということがまずあって、「それ以外の活動」とは「緊急事態に対処する以外の活動」が中断されるということですので、その中に癌の監視や他の免疫業務が含まれることは当然のことです。ですから、本来の業務を一時中断して動員されるということには変わりはありません。

 このことはむしろ、癌の監視活動が、ほかの免疫活動と一緒にあつかわれる、きわめて普通の日常業務であって、それが緊急事態で中断されることもまた普通の現象にすぎないことを示していて、何かストレスが癌を誘発する特殊なケースであることを強調したい番組の意図が不純なものである、ことを浮き彫りにしていると思います。

>学会で、ヤフー知恵袋なんかを出典としておきながら「お前らを指導してやる」などと偉ぶったりしたら、狂人扱いされますよ?

 すべてケース・バイ・ケースです。この場合、小難しい学者先生のものよりも、素人向けにやさしく説明しているもののほうが分かりやすく内容も間違っていないので、あえてそれを用いたまでです。

>何をもって“統括”とするかということになるのだろうと思います。

 現代医学の主要な方法的立場は治已病なので、そのものが何なのか、正常な働きがどうなのか、をまずは明らかにすることよりは、異常なありかたばかりを研究しようとするところに力点があるために、副腎のホルモンが免疫細胞を抑制する事実ばかりを明らかにする、という全体像正常な在り方がわかりにくいという歪んだあり方になっているところに問題があると思います。

 ですから、まずなすべきは、生命の歴史を踏まえて、生命とは何かを頂点とした生命体の一般的構造の最も発展した人間体の特殊な構造の体系にきちんと位置付けた交感神経ー副腎系とは何かの一般論と、その構造論・現象論を総合的に見て、そのものの本来の在り方を明らかにするのが、正しい学問的な態度だと思います。

 まず、生命とは何かという肝心かなめの一般論ですが、生命の基本的な運動形態は、代謝によって己を常に変化させながら、己として変化しない、という運動形態です。どうしてそういう運動形態をとるようになったのかといいますと、地球の生成発展のある段階において、地球が最も運動性を発揮している時期があって、その運動形態を守るために、生命は運動体として地球から相対的に独立したのです。ですから、生命はもともと地球であった、という本姓から、常に代謝という形で地球から基質を取り入れて、地球との実体的同一性を図っていかねばならない必然性を持っている存在です。

 ではその生命の実体である生命体の一般的構造はどういうものかといいますと、運動と代謝です。そこにおける運動とは代謝を行うための基質を獲得するための運動であり、代謝とは、不断に継続されるその基質を自己化・異化する過程を言います。

 生命は、この一般的構造を、変化する地球との不断の相互浸透を通して、大雑把に言って魚類・両生類・哺乳類という形で発展させてきました。その生命の発展史上において、はじめて運動系・代謝系・統括系とに専門分化され、組織化された魚類の段階において、統括系の現場担当が次のように分担されました。
@運動系を統括する運動神経(神経統括)
A代謝系を統括する代謝神経(副交感神経)
Bその両者の活動が支障なく円滑に進行するようにサポートする役割を担った副腎(ホルモン統括)

 生命が陸上に進出した哺乳類の段階になりますと、取り巻く環境の激変・運動の多様化・激化に対応するために、副腎の一部が神経化して交感神経が完成しました。その交感神経は、迅速な対応の必要性を満たすために脳から相対的独立して現場で即断・即決できるように交感神経幹という現場中枢司令本部を完成させました。ここに新たに交感神経ー副腎系が、命を守る統括系として誕生したわけです。その主な任務は、まず皮膚・消化器官の粘膜における国境警備・防衛と、異分子排除などの免疫系の統括、骨を中心とするスジのネットワークの統括を通しての運動系のサポート、血液の成分の調整を通しての代謝系のサポート、循環系の統括等々があげられます。ちなみに免疫細胞の生成・破壊にかかわりのある骨・肝臓・脾臓・リンパ節等々は、いうまでもなく交感神経ー副腎系の統括下にあります。

 そして、人間になって認識と本能とによる統括の二重構造的再編成が行われたことによって、その統括の在り方はとても複雑になりました。まず、本能の統括下では一対であった運動神経と代謝神経(副交感神経)のうち、運動神経は、認識の直属の統括下に配置転換させられました。残された代謝神経(副交感神経)は、消化・吸収・排泄にかかわる内臓の統括だけ(運動にかかわる肝臓・腎臓などの内臓の統括は交感神経が行う)ですので、そのままのんびりとマイペースでいられました。
 問題は、ほ乳類時代に、疾風怒濤の過酷な環境の中でも、基本的な生命活動が支障なく円滑に行われるように、包括的・体系的にサポートできるすさまじい実力をつけた交感神経ー副腎系が、認識の直属の統括下に属さない形で、独自性を保ちながら、まるで直属化にいるかのように、認識の意を汲んだ体の統括をするようになった、という哺乳動物時代にはないとても難しい複雑な働きをするようになったことです。そしてこのことが、認識・感情と交感神経の命を守るという本姓との矛盾葛藤をもたらすことになって、交感神経の異常・狂い・歪みの原因となっている現実があります。

 その一例が、交感神経が狂ったために起きる慢性関節リュウマチという自己免疫疾患です。この病気は、骨を中心とするスジのネットワークと免疫機構を統括する交感神経が狂ったために、その体を守るための免疫細胞が、自分の体である骨を中心とするスジのネットワークを破壊してしまうというものです。
 また、交感神経がその統括を緩めると、感染症にかかりやすくなるという事実は、昔からよく知られていることで、これらの現象は、交感神経が免疫系を統括していることを示していると思います。

 以上のように一般論・構造論・現象論を順々に見てきましたが、それらずべてが、交感神経ー副腎系が免疫系を統括していることはまちがいのないことだと思います。



Pass

[2175]
タマゴ - 2016年07月07日 (木) 21時16分

>確かにおっしゃる通りですが、他人の説とその中に含まれる客観的な事実とは、相対的独立で、事実のほうは、その他人のものではなく、誰のものでもありません。

私の指摘を理解したのか、しなかったか、よくわからない回答ですが(苦笑)、とりあえず、理解したと見なして先に話を進めますか。
念のため繰り返しますが、引用した後で「私はこの説についてこう考える」と自身の見解を披瀝するのは構いませんが、
元々の引用文の意図を捻じ曲げて「この人はこんなことを言っている」とすることは以後止めるようにして下さい。

>この場合、小難しい学者先生のものよりも、素人向けにやさしく説明しているもののほうが分かりやすく内容も間違っていないので、あえてそれを用いたまでです。

いやいや、そういう問題ではないのです。
青雲さんも「在日議員リスト」なるものを自身のブログに張り付けて、後から2ちゃんねるソースだと判って慌てて削除したことがあったのですが、
ヤフー知恵袋やら2ちゃんねるやら執筆者が不明瞭な文を丸々コピペして使うのは恥ずべきことなのですよ。
この辺の感覚が分からない内は、真面目な学問の世界からは相手にされないと思います。

さて本題についてですが、大筋の生命の歴史の話については南郷派の生命史観を丸々借用しただけのようですし、
そもそも生命史観というものが普通の話を南郷流弁証法で焼き直したものなので、特に異論はありません。
まあ、私が天寿堂さんの立場なら、南郷派(生命史観)に自説をバッサリと拒絶されたのに南郷派(生命史観)にしがみつくような真似はしませんけどね。
では、細かいところを見ていきますが、

>ここに新たに交感神経ー副腎系が、命を守る統括系として誕生したわけです。その主な任務は、まず皮膚・消化器官の粘膜における国境警備・防衛と、異分子排除などの免疫系の統括、骨を中心とするスジのネットワークの統括を通しての運動系のサポート、血液の成分の調整を通しての代謝系のサポート、循環系の統括等々があげられます。ちなみに免疫細胞の生成・破壊にかかわりのある骨・肝臓・脾臓・リンパ節等々は、いうまでもなく交感神経ー副腎系の統括下にあります。

先ほども述べましたが、何をもって“統括”とするかの定義が判然としません。
免疫活動にブレーキをかけることが天寿堂さんの考える“統括”なのであれば間違っていません。
しかし、(キャノンと同じように)交感神経を除去した動物を用いた実験でも免疫系は正常に作動(ガン細胞への攻撃等)することが確認されているのです。
即ち、免疫の基礎的な活動を支えているのは交感神経ではないということです。
キャノンも同じ結論を下すことでしょう。

>その一例が、交感神経が狂ったために起きる慢性関節リュウマチという自己免疫疾患です。この病気は、骨を中心とするスジのネットワークと免疫機構を統括する交感神経が狂ったために、その体を守るための免疫細胞が、自分の体である骨を中心とするスジのネットワークを破壊してしまうというものです。
 また、交感神経がその統括を緩めると、感染症にかかりやすくなるという事実は、昔からよく知られていることで、これらの現象は、交感神経が免疫系を統括していることを示していると思います。

リウマチなどの自己免疫疾患の原因は、仰る通り、交感神経による免疫への抑えが利かなくなって暴走した結果である可能性は考えられると思います。
ただ、感染症については、例えば大事な行事の直前に風邪をひいてしまうことが多々見受けられるように、交感神経の過剰な亢進が免疫力の低下をもたらすのです。
もちろん、天寿堂さんが、免疫へのブレーキを“統括”と見なしているのであれば、確かにそうなのですが。

Pass

[2176]
音川有之 - 2016年07月08日 (金) 07時42分

タマゴ様。

せっかくお返事をいただいておりましたのに、ご挨拶が遅くなりまして誠に申し訳ありません。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

初めに、私は、天寿堂様とタマゴ様が「酷い罵り合い」をしているとは思っておりませんし、また、お二人の信頼関係を詮索するものでもないことを、あらかじめ申し上げておきたいと思います。

さて、私が、

>天寿堂様は、アウエルバッハ神経叢やマイスネル神経叢などの腸管固有の神経は、魚類より以前の段階で造られたもので、副交感神経は魚類段階、交感神経は哺乳類段階で、それぞれ生物が進化する段階で、生きていくための必要に応じて造られたものであるということを、明確に述べられています。

>別の言い方をすれば、腸管固有の神経、副交感神経、交感神経は、それぞれその進化の段階のレベルに応じて、固有の統括の仕方をしているということを言われているのだと思います。

と申し上げたことに対して、「好意的に読めば、そう読めなくもないかも知れません。」とのことですが、別に私は好意的に読んだわけではありません。これまでの経過を素直に読めば、誰でも同じような読み方になるであろうと思っております。

そのうえで申し上げれば、それに比べてタマゴ様の論旨は、とても分かり難く感じております。

タマゴ様は、

>生物の歴史から考えても、生物に交感神経が発生する以前から原始的な腸内免疫系というものは存在したのです。
それも“交感神経が免疫系を主体的に統括”しているのではないことの証拠になるかと思います。

と、述べられていますが、私には、これは、天寿堂様の進化論的な説明と真っ向から対立するものであるように読めます。
つまり、「生物に交感神経が発生する以前から原始的な腸内免疫系というものは存在した」のだから、今さら「交感神経が免疫系を主体的に統括」する出番はないとおっしゃっているように読めるということです。

しかし、それと同時にタマゴ様は、

>大筋の生命の歴史の話については南郷派の生命史観を丸々借用しただけのようですし、そもそも生命史観というものが普通の話を南郷流弁証法で焼き直したものなので、特に異論はありません。

とも述べられていますので、「腸管固有の神経、副交感神経、交感神経は、それぞれその進化の段階のレベルに応じて、固有の統括の仕方をしている」こと自体は、お認めになっていると解釈いたします。

さて、そうなると、腸管固有の神経、副交感神経、交感神経は、そもそも何のために、どういう必要があって造られたもので、どういう働きをしているのかということについて、天寿堂様とタマゴ様とでは見解が異なるということになるのではなかろうかと思います。

天寿堂様の見解については、タマゴ様のおかげもあって、これまで何度も説明をいただいておりますが、タマゴ様については、これまでまとまった見解は述べられていないように思います。だから、分かり難いのだと思います。以下、私が分からないと思うところを質問いたします。

>原始的な免疫機構は交感神経の無い腔腸動物の時代から存在したが、免疫機構がさらに高度に進化する過程で免疫細胞の“分化”などに交感神経が関与するようになっていった、・・・という可能性については、私もあり得ると考えています。

「免疫機構がさらに高度に進化する過程」とは、具体的にどのように進化する過程なのでしょうか?
「免疫細胞の“分化”」とは何でしょうか?
交感神経が、どのように「関与するようになっていった」のでしょうか?

以上の質問にお答えいただくことが、お二人の議論の深化につながるものと思っております。

Pass

[2177] 何をもって統括とするか
愚按亭主 - 2016年07月08日 (金) 10時27分

まず、一点反省を述べたいと思います。確かにおっしゃる通り、相手の言った事実を誤って受け止めてしまった場合は、相手の言った事実は事実として正しく確定しなければならないので、正す必要があると思います。今回のように、無意識にゆがめてしまうということは人間往々に起こりうるので、まずは事実と自分の主観とをわけるようにと指導してきた手前、それを私自身がやってしまっていたことは、反省しなければならないと思います。もし、相手の主張に事実について不完全だと思うのであれば、それはそれで断って補正すべきでした。この点は、反省したいと思います。


 さて、本題に入ります。先の説明の中で私は統轄について次のように説明しました。
「生命の発展史上において、はじめて運動系・代謝系・統括系とに専門分化され、組織化された魚類の段階において、統括系の現場担当が次のように分担されました。
@運動系を統括する運動神経(神経統括)
A代謝系を統括する代謝神経(副交感神経)
Bその両者の活動が支障なく円滑に進行するようにサポートする役割を担った副腎(ホルモン統括)」

 ここで統括とはどういうことかについての説明が抜けておりましたので、改めて補足することにします。もともと生命は一個の細胞として生まれました。その一個の細胞の中にその後に発展していくあらゆる機能の萌芽が内包されておりました。しかし、その当時は一個の細胞でしたので、それらをまとめるまでもなくまとまっていたので、普通に機能していれば済む状態でした。それが多細胞化し機能もそれぞれに専門分化し、相対的に独立化していくと、逆に分かれていったものを一つにまとめて、一つの細胞のごとくに一体的に機能できるようにする必要が生じました。そこでそれを専門的に行う部署ができたのです。それが統括系です。これは、脳を中心として、ホルモンと神経で全体を一体的に統括する系統です。その意味で、前回の説明は、運動神経・副交感神経・交感神経ー副腎系にフォーカスした分類となっているので、改めて統括系全体を体系的に分類しなおしますと次のようになります。

脳による全体の一元的統括
1、神経系による統括
  @運動神経
  A代謝神経(副交感神経)
2、ホルモン系による統括
  @脳内のホルモン分泌器官統括のホルモン分泌等
  A脳外のホルモン分泌器官によるホルモン統括(この中に副腎が入る)

 以上のように、交感神経ー副腎系はその本質・本姓として統括するための器官であり、それが免疫系にたいしていろいろな意味で大きく影響力を及ぼしている事実があることは、免疫系を交感神経ー副腎系が統括していることをものがたっていると考えられます。また、正常に働いているときは、往々にして統括されていることが見えない場合が多いということが言えます。また反対に、その統括が正常の在り方と違う形になってはじめて現象かするものです。だから副腎のホルモンが免疫細胞にブレーキをかけているところばかりが目立つのであり、現代医学の研究姿勢がそういうものばかりを追い求めて、正常な統括の在り方をまずは明らかにしようという姿勢がないために、そのように減少しているのだと考えられます。

>交感神経を除去した動物を用いた実験でも免疫系は正常に作動(ガン細胞への攻撃等)することが確認されているのです。
即ち、免疫の基礎的な活動を支えているのは交感神経ではないということです。

 交感神経ー副腎系というように交感神経はもともとは副腎なのです。ですから、交感神経を取り除いても、副腎が健在であれば、免疫の統括は行われるのです。

>感染症については、例えば大事な行事の直前に風邪をひいてしまうことが多々見受けられるように、交感神経の過剰な亢進が免疫力の低下をもたらすのです。

 これは、その人間の交感神経の実力にもよる話だと思いますが、もし風邪をひいてしまったとするならば、その亢進状態にその人の交感神経が耐えられずに、結果として交感神経が弱った結果だと思います。

Pass

[2178]
タマゴ - 2016年07月08日 (金) 11時30分

まずおことわりしておきたいのですが、私は天寿堂さんと1対1で議論する意識でやってきましたが、有川さんを初め第三者の方に自説を分かりやすく説明する意識は更々ございませんでしたし、今後もそのつもりはございません。
また、もし有川さんが医療方面の素養の無い方だとしても、申し訳ありませんが、今後もそれに合わせて噛み砕いた説明をするつもりもございません。
その結果、私の説明に分かりにくい点があることにつきましては、何卒ご容赦下さい。

健康腺療法の創始者である野中豪策先生は、治療家は患者を治すことが本分であるから理論的な話は医学者に任せておけばよい、というスタンスでした。
私も全く同感なのです。
私は、天寿堂さんの治療家としての実力は素晴らしいと思いますし、敬意も持っていますが、
しかし、天寿堂さんが間違っているかもしれない自説を医学の素人の方々を相手ににもっともらしい顔で唱えることは、野中先生の教えに背く行為ではないか、という思いがあるのです。
天寿堂さんは、私と議論する以前は、例えば、
「手足の自律神経は交感神経しかないから、手足のツボは全て交感神経のツボである」
という説を唱えていました。
これは、医学の知識が無い方にはもっともらしく聞こえるかもしれないのですが、実は間違いなのです。
天寿堂さんも後に間違いを認めて撤回しました。
この例から、有川さんにとってもっともらしく聞こえる説明が正しいとは限らない、ということだけはご理解頂ければ幸いです。

さて、

>「免疫機構がさらに高度に進化する過程」とは、具体的にどのように進化する過程なのでしょうか?
「免疫細胞の“分化”」とは何でしょうか?
交感神経が、どのように「関与するようになっていった」のでしょうか?

との御質問についてですが、これは「分からない」という回答になります。
現代医学でも完全には解明されていないのです。
現代医学がこれまでに解明した事実関係を元にした私なりの拙い仮説はございますし、それを治療に応用して成果も上げておりますが、あくまでも仮説に過ぎませんので、それをここに披瀝するつもりもございません。
野中先生の教えは、分からないことは率直に分からないと言えばよい、という趣旨でもあろうかと理解していますので、私はそれに従いたいと思います。

ただ、天寿堂さんの明らかに間違っている仮説については、それは違うと忠告するのが友情だとも思うのです。
天寿堂さんの周りには、私のように口うるさく諫言する人がいないようなので尚更なのですよ。
天寿堂さんの手足のツボの仮説が修正された件は、議論の成果といってよいでしょう。
先刻、天寿堂さんの論理学を用いて説明しましたが、天珠医学の完成には、そのような批判的な厳しい意見が必要であることをご理解頂ければと思います。

なお、
「免疫細胞の“分化”」とは何でしょうか?
という御質問に関しては、Wikipediaの造血幹細胞の項目をお読み頂ければ概要は書かれているかと思います。
以上です。

Pass

[2179]
タマゴ - 2016年07月08日 (金) 13時11分

>交感神経ー副腎系というように交感神経はもともとは副腎なのです。ですから、交感神経を取り除いても、副腎が健在であれば、免疫の統括は行われるのです。

岡山大学医学部の論文で、副交感神経を切除した動物に深刻な造血幹細胞の活動の低下が認められたという結果が報告されていました。
それを考慮すると、骨髄での免疫細胞の生成そのものは副交感神経が司り、その制御には
交感神経が関与している、という関係性なのではないかと。
神経系の生成発達の歴史を考えても、そのように推論するのが妥当ではないかと思います。

>これは、その人間の交感神経の実力にもよる話だと思いますが、もし風邪をひいてしまったとするならば、その亢進状態にその人の交感神経が耐えられずに、結果として交感神経が弱った結果だと思います。

まず「風邪(感染症でもいいのですが)とはなんぞや?」ということについて考えてみると、ウイルスに感染すること自体ではなく、ウイルスの侵入に対して身体が発熱や咳などの排除活動を行っている状態を指すとわかります。
つまり、最初にウイルスが侵入しようとした時点で免疫(リンパ球)が風邪のウイルスを排除してしまえば、身体は“風邪”という現象には至らないわけです。
身体は常にウイルスや細菌と接触しているのであり、もしリンパ球が作動せず、その度に交感神経が発熱などの緊急対応をしていたら逆に身体が参ってしまいます。

言い換えれば、
リンパ球によるウイルスへの攻撃(第一関門)は、身体が常時行っている基礎的な生体維持活動の方に入るもので、
交感神経によるウイルスの排除(第二関門)は、外敵に対した場合に似た緊急対応活動なのではないかと。

Pass

[2180] だいぶ議論らしくなってきましたね
愚按亭主 - 2016年07月08日 (金) 14時50分

 こういう議論をしたかったのです。
>岡山大学医学部の論文で、副交感神経を切除した動物に深刻な造血幹細胞の活動の低下が認められたという結果が報告されていました。それを考慮すると、骨髄での免疫細胞の生成そのものは副交感神経が司り、その制御には交感神経が関与している、という関係性なのではないかと。神経系の生成発達の歴史を考えても、そのように推論するのが妥当ではないかと思います。

 私の論理からしますと、この事実は相反する性格をもつものに見えます。こういう場合は、その事実の構造を疑ってかかる必要があります。そうでないと事実にごまかされることになってしまいます。つまり、事実はいろいろな要因が絡み合って一つの事実として減少するものですから、その絡み合った糸を解きほぐす必要があります。ただその論文を読んだわけではありませんので、これはあくまでも想像でしかありませんが、まず、副交感神経を取り除くと、消化器官の秩序だった運動ができなくなりますので、当然栄養状態があるくなります。その結果として、造血機能にも影響が及んだとも考えられます。

 また、「神経系の生成発達の歴史を考えても、そのように推論するのが妥当ではないかと思います。」ここのところをわかりやすく展開していただけますか?

>まず「風邪(感染症でもいいのですが)とはなんぞや?」ということについて考えてみると、ウイルスに感染すること自体ではなく、ウイルスの侵入に対して身体が発熱や咳などの排除活動を行っている状態を指すとわかります。

 風邪とは何かについては、HPやこの談論サロンでもすでに披露しております。私の説く風邪とは、交感神経の自浄作用です。つまり、交感神経ー副腎系とスジのネットワークのが過労になったときに、交感神経自ら熱を出し関節を痛くして、その回復を図ろうとするものです。その際に、交感神経の業務である防御機能が一時的におろそかになるために、ウイルスや細菌の感染を許してしまうことが多く、風邪といえば菌やウイルスなどの外邪によって引き起こされるものという印象を与えてしまっています。

 しかし、実際には、感染症にかからない純粋の交感神経の自浄作用だけの風も存在します。


Pass

[2182]
タマゴ - 2016年07月08日 (金) 16時13分

>副交感神経を取り除くと、消化器官の秩序だった運動ができなくなりますので、当然栄養状態があるくなります。その結果として、造血機能にも影響が及んだとも考えられます。

時間があったら論文を確認してみますが、そのような可能性は無いだろうと思います。
通常そのように対象外の要素の影響が出ないように処置してから実験するものですし、
また、学術誌に掲載されるような論文は第三者の学者の査読を経ていますから。
むしろ、天寿堂さんは「私の治療経験から〜」ということをしばしば論拠としていますが、そちらの方が対象外の要素が複雑に入り込んでいるわけです。
自分に甘く他人に厳しいことを言うものではないと思います。

>また、「神経系の生成発達の歴史を考えても、そのように推論するのが妥当ではないかと思います。」ここのところをわかりやすく展開していただけますか?

それは既に述べたとおりです。
繰り返すならば、
原始的な免疫というのは交感神経の無い腔腸動物の時代から存在したのですから、その歴史性を考慮すれば免疫機構の基本運用は交感神経以前から存在した神経系が担っていると推論するのが妥当であろう、ということです。
また、骨髄と副交感神経の関係性についてのの実験でリ結果を紹介しましたが、さらに、リンパ球が成熟する胸腺が副交感神経支配であることもその可能性を示唆しているのではないかと思います。

Pass

[2185] 日・月と留守しますのでしばしの休戦
愚按亭主 - 2016年07月09日 (土) 10時25分

>むしろ、天寿堂さんは「私の治療経験から〜」ということをしばしば論拠としていますが、そちらの方が対象外の要素が複雑に入り込んでいるわけです。自分に甘く他人に厳しいことを言うものではないと思います。

 私の治療経験は、事実の全体像を把握しておりますので、そこに論理の目を通して必然性の糸を手繰り寄せるのは容易ですが、その実験の話は、事実の全体像および何の目的でどういうように実験をしたのか等々の詳細もわからない上に、こちらの主張する論理性と相反するものですから、慎重に事実を検討しなければならないのは当然のことです。それは、自分に甘く他人に厳しいという問題ではありません。

>骨髄と副交感神経の関係性についてのの実験でリ結果を紹介しましたが、さらに、リンパ球が成熟する胸腺が副交感神経支配であることもその可能性を示唆しているのではないかと思います。

 その両者とも私は疑っております。なぜなら、骨にも胸腺にも副交感神経が投射しているという事実がないからです。神経はホルモンと違って直接に神経線維がそこになければ統括することはできないからです。実験で何らかの影響が出たというだけでは、副交感神経が支配しているということにはなりません。むしろ、胸腺は交感神経ー副腎系によるホルモン統括を活けていると考えています。実際副腎皮質ホルモンによって胸腺が委縮する事実もあるのですから。


 インターネットで、「交感神経系による免疫細胞の動態の制御」(鈴木一博、大阪大学免疫学研究室)というレポートを見つけました。その中に次のように述べられています。
「リンパ器官にはノルアドレナリンを産生するアドレナリン作動神経は投射しているが、アセチルコリンを産生するコリン作動性神経はほとんど投射していないという解剖的な特徴がある。したがって、交感神経系は免疫系とより直接的なインターファイスを形成していると考えられる。今日、神経系による免疫系の制御における細胞基盤あるいは分子基盤の解明をめざす研究者が交感神経系に注目するのはこのためである。」

 この現代医学の研究の進展が、私の説を実証してくれる日も近いと思います。

Pass

[2187]
タマゴ - 2016年07月09日 (土) 12時41分

鈴木先生の論文文献を閲覧してきましたが、

「筆者らの研究は,交感神経系の活動性が高まるとリンパ球はリンパ節にとどまりやすくなることを示唆している.」
「慢性的なストレスがくわわり交感神経系の活動性の高い状態が持続した場合に,獲得免疫系のうける影響をリンパ球の動態という観点から考察してみよう.交感神経系の興奮にともないリンパ節からのリンパ球の脱出が持続的に抑制されると,リンパ節のあいだでのリンパ球の循環がさまたげられるため,リンパ節におけるリンパ球の抗原特異性(レパトア)が固定され,本来は全身をくまなく監視すべきリンパ球の役割が損なわれる可能性がある.」
「慢性的なストレスによる交感神経系の持続的な興奮にともなうリンパ球の動態の変化は獲得免疫応答を弱める方向に作用すると推測される」
「T細胞に対する主要な抗原提示細胞である樹状細胞に発現するβ2アドレナリン受容体を刺激することにより,抗原提示能およびサイトカイン産生能が低下することが知られており30-33),交感神経系の活動性が高い状況では樹状細胞によるT細胞の活性化が障害される可能性がある.また,ストレスによる視床下部-脳下垂体-副腎系の活性化にともない副腎皮質から分泌されるコルチゾールによる免疫抑制作用も忘れてはならない.したがって,これらを含めた複数の機序が“ストレスにより免疫力が低下するという現象に寄与していると考えられる.」

とありますから、鈴木先生の意図として、交感神経の過剰な亢進は免疫の活動を抑制する方向に作用する、ということを述べているわけです。
つまり、鈴木先生の言う制御とは、大まかに言えば、抑制のことですよ。
自身の説に都合の悪いところをバッサリ捨象するようなインチキな引用をしていたら、医学界ではただ馬鹿にされてお仕舞いです。

>私の治療経験は、事実の全体像を把握しております
>それは、自分に甘く他人に厳しいという問題ではありません。

全体像を把握しているというのは、第三者が言うのならともかく、天寿堂さん自身の主観的判断に過ぎません。
他人の実験に厳しい批判を加えたって構いませんが、その資格があるのは自分自身の実験にそれを超える厳しい態度で臨んだ人だけです。
天寿堂さんの態度は、自画自賛、ダブルスタンダードと見なされて終わりです。
治療経験云々というものを振り回していたら、絶対に医学界では相手にされませんよ。
永遠の自己満足でいいなら構いませんが。

>その両者とも私は疑っております。なぜなら、骨にも胸腺にも副交感神経が投射しているという事実がないからです。神経はホルモンと違って直接に神経線維がそこになければ統括することはできないからです。実験で何らかの影響が出たというだけでは、副交感神経が支配しているということにはなりません。むしろ、胸腺は交感神経ー副腎系によるホルモン統括を活けていると考えています。実際副腎皮質ホルモンによって胸腺が委縮する事実もあるのですから。

まず骨髄に関しては、他にも、交感神経の切除で造血作用が活発化し、副交感神経の切除で低下した、という結果を報告する論文も発表されています。
副交感神経が直接的に支配しているのではなくとも、間接的に何らかの影響を及ぼしている可能性は示唆されていると思います。

例えば、血管は交感神経支配ですが、骨格筋の血管以外は収縮する方向に作用しますから、もし交感神経以外からの作用が何も無ければ、血管は収縮しっぱなしということになってしまいます。
実は、副交感神経の働きが促進されると、血管内皮細胞から遊離されるNO(一酸化窒素) によって血管が拡張するという機序があり、副交感神経は間接的に血管拡張に働きかけているのです。
このような作用は、細部の直接的繋がりだけ追っていても見えてきにくいことだと思いますが、人体を1つの統一された有機体として見るならば、一見繋がりが無さそうな器官同士にも何らかの影響を及ぼし合っている可能性があることは理解できるでしょう。
複数の実験結果から鑑みるに、このような間接的な作用が骨髄にも存在する可能性は考えうると思います。
また、胸腺に対して副交感神経(迷走神経)が多大な影響を及ぼしていることは大昔から言われていることですよ。

Pass

[2188] フェアな議論を期待
北のM - 2016年07月09日 (土) 14時03分

天寿堂様、たいへんご無沙汰しております。確か10数年前に安藤昌益の学問体系についてと食の身土不二性について、ここで少しやりとりをさせていただいたと記憶しているのですが、それ以来久しぶりに書き込みをさせていただきます。

さて、今回の天寿堂様とタマゴ様との議論を拝見していて、お二人ともそれぞれ論拠となる記事・書物等の出典を明記されて議論が進められてきたと思うのですが、最新のタマゴ様の主張において、「岡山大学医学部の論文」としか書かず、その論文名、ネット上からのものならばそのURL等が示されておりません。一方天寿堂様は、最新の書き込みで、「交感神経系による免疫細胞の動態の制御」(鈴木一博、大阪大学免疫学研究室)と出典を明記しておられます。タマゴ様の示された論文は、これからの議論のなかでたいへん重要なもので、天寿堂様がそれに応えて議論を深めていくためには、その出典の明記が必須ではないでしょうか。

天寿堂様が書いておられるように、「議論らしい議論」になりつつあるのですから、これからもお互いに論拠を明確に示しつつ、フェアで建設的な議論を展開していただくよう期待しております。外野からの要望で失礼とは思いますが、いつも興味深く議論を拝見させていただいておりますので、無礼の段お許しください。

Pass

[2189] 同じ論文が読み取るものの認識によって180度変化する
愚按亭主 - 2016年07月09日 (土) 16時25分

 時間がないので、返事は帰ってからと思いましたが、このままでは論文の趣旨がゆがめられたまま皆に認識されてしまうので、少し修正しておきます。自分の都合の良いところだけをピックアップすると、同じ論文が著者の意図に反して180度装いを変えてしまいます。

「1980年代になって、胸腺や骨髄といった1次性リンパ器官およびリンパ節や脾臓といった2次性リンパ器官のいずれにもアドレナリン作動性神経が投射されていることが形態学的な研究から明らかになり、交感神経による免疫系の制御の解剖学的根拠が示された。」

 胸腺や骨髄にも交感神経が分布していたのだ!知らなかった・・・・。やはりね!一方で「リンパ器官にはコリン作動性神経(副交感神経ー愚按)は検出されない」とあります。

 また、著者が明らかにしたのは交感神経が一日の周期でどのように好中球やリンパ球の動態を統括し、恒常性を維持しているのかというごく自然な異常な状態でないときの基本的な仕組みです。コピペができないのでいちいち書き写さなければならないので、ごく簡単に紹介します。

「つまり、好中球の動態の概日リズムは、好中球への直接的作用ではなく、交感神経が好中球をとりまく微小循環を変化させることによって形成される」

 リンパ節にリンパ球がたくさん蓄積される現象についても、著者は次のように推測しています。
「身体の活動性が高まり病原体と遭遇するリスクも高まる時間帯に、病原体を直接に認識して殺傷することのできる好中球などの自然免疫を担当する細胞が病原体の侵入門戸となる抹消組織に配置され、かつ、数少ない抗原に特異的なリンパ球が、獲得免疫応答のスタートの場であるリンパ節に集積することは、効果的な免疫応答を誘導して病原体を排除するのに有効に働くことが推測される。」

 以上のように交感神経がどのように免疫系を統括しているのかをしっかりと説いています。

Pass

[2190]
タマゴ - 2016年07月09日 (土) 17時15分

北のMさん、初めまして。

いや、天寿堂さんもヤフー知恵袋からコピペをして済ませようとした時は出典をまったくもって記していなかったのですよ。
私が調べて初めてヤフー知恵袋のコピペだと判明したのです。
私の方は岡山大学の論文と書いたのですから、天寿堂さんがその気になれば簡単にパソコンで検索して見つけられるはずです。
しかし、念のためタイトルを記しておきましょうか?
「副交感神経遮断の骨髄に及ぼす影響に関する研究」
というもので、岡山大学のサイトでpdfを解凍して閲覧する形になります。
著作権法などの関係もありますので、直リンは念のため止めておきます。
それから、jstageという論文サイトでも、似たような趣旨の別著者による論文を閲覧しましたが、jstage自体がサーバーメンテナンス中なので、こちらは現時点では閲覧できません。
もしご興味がおありでしたら、サーバーメンテナンスが修了しましたら調べて見て下さい。

天寿堂さん、ですから、鈴木先生の言う“制御”とは抑制による免疫の制御のことですよ。
私は「ブレーキをかけることが統括であるとするなら、交感神経が免疫を統括していると言えなくもないでしょう」と推論を述べてきましたが、
鈴木先生は、それを専門の立場から述べているのです。
基礎的な免疫の生成や活発化までをも交感神経が担っているということは述べておりません。
もちろん、システムが暴走しないように抑制することも大事なことだと思いますが、基礎的な運用も一括して担当しているわけではないのに“統括”という語を用いることには、私は違和感を覚えるのです。

Pass

[2191]
タマゴ - 2016年07月09日 (土) 19時01分

>一方で「リンパ器官にはコリン作動性神経(副交感神経ー愚按)は検出されない」とあります。

天寿堂さんの勝手な補足は誤りですよ。
コリン作動性神経=副交感神経ではありません。
以前にも述べましたが、交感神経・副交感神経の分類は解剖学的な分類であって、神経伝達物質による分類ではないのです。
現に、鈴木先生も、同じ文献の中で次のように述べています。
「迷走神経の遠心路は原則的にコリン作動性神経により構成されるが,腹腔神経節から脾臓に投射する迷走神経の節後線維(脾神経)は例外的にアドレナリン作動性神経である」
つまり、副交感神経は投射されていると述べているのであって、天寿堂さんの補足は鈴木先生の意図を捻じ曲げるものに他なりません。
Wikipediaによると、胸腺も迷走神経支配となっていますから、脾臓と似たような仕組みになっている可能性も考えうるでしょう。

Pass

[2193] タマゴさんのほうこそ
愚按亭主 - 2016年07月12日 (火) 09時38分

>天寿堂さんの勝手な補足は誤りですよ。
コリン作動性神経=副交感神経ではありません。
以前にも述べましたが、交感神経・副交感神経の分類は解剖学的な分類であって、神経伝達物質による分類ではないのです。
現に、鈴木先生も、同じ文献の中で次のように述べています。
「迷走神経の遠心路は原則的にコリン作動性神経により構成されるが,腹腔神経節から脾臓に投射する迷走神経の節後線維(脾神経)は例外的にアドレナリン作動性神経である」
つまり、副交感神経は投射されていると述べているのであって、天寿堂さんの補足は鈴木先生の意図を捻じ曲げるものに他なりません。
Wikipediaによると、胸腺も迷走神経支配となっていますから、脾臓と似たような仕組みになっている可能性も考えうるでしょう。

 タマゴさんの方こそ、迷走神経=副交感神経ではないのにイコールとしてしまっている、誤りをしてしまっていますよ。リンパ系器官にはコリン作動性神経がないということは副交感神経も存在しないということは、その条件内では正しいので、問題はないと思います。つまり、迷走神経の中に交感神経も混在しているということです。もし、脾臓や胸腺に迷走神経が投射していることが事実であるならば、脾臓も胸腺もそういうことでしょう。そうでなければ、理屈が通りません。迷走神経が発汗に関係するというのもそういうことだと思います。

 蛇足ですが、交感神経・副交感神経は、解剖学的用語ではなく生理学的用語です。ちなみに迷走神経は解剖学的用語です。だからイコールではないのです。

Pass

[2195]
タマゴ - 2016年07月12日 (火) 12時42分

違いますよ。テキトーなことを言っちゃいけません。
つい先日、自律神経の分類については議論しましたし、天寿堂さんも私の述べたことに納得したように思いますが、忘れてしまったんですかね?
まあ、忘れっぽくなるお年頃ではあると思いますし、仕方ありませんから、復習することにしましょう。

元々は、自律神経はいっしょくたに“交感神経”と呼ばれていたのですが、
イギリスの医学者・ラングレーが、自律神経を胸腰髄系と脳仙髄系に分類し、それぞれを交感神経sympatheticと副交感神経parasympatheticと命名したのです。
つまり解剖学的な分類なのですよ。
生理学的分類ではない証拠に、この二つを神経伝達物質の観点から厳密に見ていくと、

・両者ともに節前繊維はコリン作用性
・副交感の節後繊維はコリン作用性
➡脾神経節後繊維はアドレナリン作動性
・交感の節後繊維はアドレナリン作用性
 ➡汗腺と立毛筋はコリン作用性
 ➡手足の汗腺のみアドレナリン作用性

と例外が存在するのです。
ですから、交感神経・副交感神経という分類の他に、アドレナリン作動性・コリン作動性という分類を提唱する学者も現れたわけです。

天寿堂さんの言い分だと汗腺や立毛筋は副交感神経ということになってしまいますが、そんなヘンテコリンな分類をしている医学者は一人もいません。
こんな基本的なことも知らずに、医学者を指導してやるなどとトチ狂ったようなことを言っていたら、鼻で笑われてお仕舞いですよ。
専門学校の教科書を引っ張り出してきて真面目に勉強し直した方がいいと思います。

それから、迷走神経は運動神経性の繊維も含んでいますが、自律神経としては脳神経系ですから副交感神経として分類されるのです。
これは用語の定義からそうなるのですから、天寿堂さん一人がどれほど喚こうが関係ありません。
どうしても納得いかないなら、交感・副交感とは異なる天寿堂さん独自の用語を考案するしかないです。

Pass

[2196]
タマゴ - 2016年07月12日 (火) 13時04分

天寿堂さん、目を悪くされているのですか?
勉強し直してくださいなどと言いましたが、そんな事情も知らずにチョッと言い過ぎたと思います。
申し訳ありませんでした。
目に効くツボとして目窓・太陽・楊白・四白・天柱・風地に鍼、和りょうにせんねん灸、さらに目の周りに熱鍼をされると良いかと思います。

Pass

[2197] 未来を先取りする天珠医学の真骨頂
愚按亭主 - 2016年07月12日 (火) 18時31分

 目の心配をしてくださってありがとうございます。ずっと片目を濃くしていて突然見えにくくなりました。油断しておりました。マジキュうーなどを使ってだいぶ良くなりましたが、どうもレンズの問題ではなさそうで、網膜などの実体的構造の問題のようです。何とかだましだまし使っていますが、時間がかかります。
 アドバイスを参考に何とかよくする方法を模索してみます。

 さて、本題に入りますが、これは決してテキトーなことを言っているのではなく、未来を先取りする天寿医学の真骨頂といえるものです。現代医学を疑いの目をもって見ようとしないタマゴさんには理解しがたいかもしれませんが、将来現代医学のほうが訂正されて私の主張する方向に行くと思います。

 先に私は運動神経と副交感神経とのそれぞれにそのサポート役として交感神経が並行して走行し互いに協力し合って運動と内臓の運動を行っているということを述べておきましたが、その実体的な構造がすなわち今回指摘した消化器官を統括する迷走神経には副交感神経と交感神経が混在してその働きを全うしているということです。

 そしてその一方で、運動神経と一体となってその働きをサポートする交感神経は脊髄神経として筋肉や運動のための消化器官の抑制のために消化器官に分布しています。もちろん運動時の血液の成分の恒常性の維持のために心臓・肺はもちおrんのこと肝臓や腎臓にも交感神経は分布します。

 そして、迷走神経の中で副交感神経とともに腸の免疫をつかさどる交感神経は、胸腺や脾臓に投射して、腸の免疫が造られる若年時代に、腸の免疫の実力の向上のためにフル稼働します。腸の免疫が完成した後はお役御免となって胸腺は委縮することになります。だから、迷走神経から胸腺や脾臓に投射しているアドレナリン作動性の神経は、副交感神経ではなくまぎれもなく交感神経なのです。これで現代医学が解けない謎が一つ解決しましたね。これによって、免疫機構は交感神経によって一元的に統括していることになり、非常にすっきりします。

 そういう観点から解剖してみれば、必ずその通りの事実があるはずです。これが論理のすごいところで、論理の後から事実がついてくるのです。これまで、そういうことの連続でした。今度もそうなると思います。だから、天珠医学は未来を先取りしているといえるのです。

Pass

[2198]
タマゴ - 2016年07月12日 (火) 19時20分

あのですね・・・・・繰り返しますが、
自律神経のうち、胸腰髄系が交感神経、脳仙髄系が副交感神経、というのが“定義”なのです。
これは定義なのですから、どれほど医学が進歩しようが絶対に変わることはありません。
「定義」という言葉の意味、分かります?
分からなければ辞書で調べて下さい。
大事なことです。

天寿堂さんが自律神経をアドレナリン作動性とコリン作動性とに分類するのは自由なのですが、そこに交感・副交感という用語を適用することはできないのです。
何故なら、その分類は交感・副交感の両神経系の分類の定義とは異なるからです。
これ以上ムチャなことを言い張ると赤っ恥を上塗りすることになりますよ。

それから、網膜がやられてきているとしたら、それは交感神経の過剰亢進が原因の可能性が考えられますので、
交感神経を沈静化しないと、いくらツボに鍼をしても焼け石に水だと思いますよ。

Pass

[2199] 学問とは何か
愚按亭主 - 2016年07月12日 (火) 21時45分

>自律神経のうち、胸腰髄系が交感神経、脳仙髄系が副交感神経、というのが“定義”なのです。これは定義なのですから、どれほど医学が進歩しようが絶対に変わることはありません。

 どこかから持ち出した定義なのか知りませんが、定義が絶対に代わることはありません、などということはありえません。何故なら医学の学問体系は完成していないからです。まだ論理化すらまともにできていない段階であり、今後対象の構造に合わせて大きく変化しなければ、学問は永遠に完成できなくなります。大体、「自律神経のうち、胸腰髄系が交感神経、脳仙髄系が副交感神経」という説明は定義などでも何でもなく、単なる解剖学的な説明にすぎません。交感神経とは何かを表現するものではありません。そんなものは定義でも何でもありません。それを定義と呼ぶとするならば、学問というものが全く分かっていないといえます。しかも、その解剖学的な説明も変更が必要になっています。

>天寿堂さんが自律神経をアドレナリン作動性とコリン作動性とに分類するのは自由なのですが、そこに交感・副交感という用語を適用することはできないのです。何故なら、その分類は交感・副交感の両神経系の分類の定義とは異なるからです。これ以上ムチャなことを言い張ると赤っ恥を上塗りすることになりますよ。

 脾臓に行っている迷走神経が副交感神経だと決めつけて、それが何でアドレナリン作動性なのか訳が分からない、というので、それは副交感神経ではないのですよ、交感神経だから当たり前の話ですよ、と決めつけの誤りを指摘してその理由を解説してあげただけです。赤っ恥どころか先見の明で、将来的に天珠医学は皆から尊敬されることになるでしょう。

 

Pass

[2200]
タマゴ - 2016年07月12日 (水) 22時48分

>どこかから持ち出した定義なのか知りませんが、定義が絶対に代わることはありません、などということはありえません。

だから!未来永劫変わらないものを科学の世界では定義というのですよ。
天寿堂さんがイメージしているような、変わる可能性があるものは、定義ではありません。
用語と分類を初めに考えたラングレーがそう定義してしまったのだから、交感神経・副交感神経という分類を使う以上は、この分類に従う以外にはないんです。
わかっていてトボケているのか、頭が悪くてわからないのか。
こんなんだから南郷派にまでバカにされるんです。

電気回路の例で言えば、電流は+極から−極へと流れると昔から定義されている。
その後、電子は−極から+極へと流れることぎ判明しましたが、それでも科学の世界では、電流が+極から−極へと流れるという定義は変わっていません。
そういうものなのです。

天寿堂さんみたいなトンチンカンな使い方をする人には、交感神経・副交感神経という医学用語を使う資格は無いんですよ。
南郷派にバッサリ拒絶された後も勝手に生命史観を名乗っている神経も理解できませんが、きっと南郷派からも同じように見られているはずですよ。

Pass

[2202] それは学問でなく単なる信仰・宗教です
愚按亭主 - 2016年07月13日 (水) 08時54分

 定義は変わらないものだから、その通りに使えというのは、本末転倒。真理が真理であるかどうかを決めるものは、概念と定在との合致、すなわち対照的実在と論理との一致です。これこそが定義だと思ったところが、対象の構造が新たに発見されればそれに合わせて定義を変えていくのが学問のまっとうなありかたです。

 定義だから新たな対象の構造が明らかになっても、定義を変えずにそのまま使えというのは、相対的真理の限界を超えた絶対化であって、宗教と同じで学問ではありません。

Pass

[2203]
タマゴ - 2016年07月13日 (水) 12時10分

どうも、天寿堂さんは、分かっていてトボケたことを言っているようですね。
こういう偏屈で意固地な人が野中先生の健康腺療法の継承者だとは、本当に困ったものです。
御弟子さんたち個人個人に頑張って修正してもらう以外にないようですね。

それはもう言って仕方ないようなので置いておきますが。
実は、私はこれまで鍼灸による眼科治療を独自に研究し、論文も100本以上は閲覧してきましたが、
単なる眼精疲労は別として、失明に繋がりかねない重篤な症状に関しては、交感神経の過剰な亢進により血液や体液の流れが滞って発症するケースが多いと結論しています。
交感神経の活性法を熱心に実践してきた天寿堂さんが、実際に重い眼の症状に陥ってしまったということは、その推論を図らずも実証してしまったということになると思います。
これは、天寿堂さんのこれまでの理論や治療方針をゼロベースで見直す必要が出てきたということでしょう。
これは天寿堂さん個人の問題ではなく、天寿堂さんの発してきた情報を受け取った方々も同様の症状に陥いる危険性があるということですから。

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