遅くなりましたが、王位戦勝利、おめでとうございます!
こちらも、そして朝日オープン戦2局も関西若手棋士との戦いが続きますね。
2局目の結果は残念でしたが(逆転ならず無念…)
どれも、目の覚めるような面白い将棋で楽しませていただきました!
さてさて、ところで19日(土)のリコー杯女流王座戦の大盤解説会に行って参りました!
抽選でしたが午前午後に指導対局があり、午後はたっぷり大盤解説で、
指したいファンも観たいファンも楽しめるイベントでした。
山崎先生は、時間が来たら判定というルールでしたが最後まで指されたり、丁寧に指導されていました。
神崎先生も抽選漏れのお客さんのためにミニミニ解説会をしましょうかと声をかけられたり、
先生方のファンを大切にするサービス精神にはいつも感動です。
お手伝いには、奨励会時代は学業のためお手伝いをしたことがなかったという
糸谷先生が来ておられ、受付やサイン会のお手伝いなどこまごまと手伝っておられました(豪華…)
そして午後からのリコーのデジカメが当たる!というメインの大盤解説にも、
「何でも手伝います!」と宣言されたらしく、たっぷり解説をされ、素晴らしい早見えぶりを披露されていました。
大盤解説は、指導対局やサイン会のすぐ後で誰もしっかり今日の棋譜を見てない…という、
キツそうな状況で始まりましたが、そんなことはなんのその…の先生方でした!
最終的には神崎先生・山崎先生・糸谷先生・村田女流・室谷女流・長谷川女流の
6人がかりで解説しつつ(壮観でしたが写真ありません…。すみません)、
たまにネット中継の井上先生の味のあるコメントが紹介され…、笑いの絶えない大盤解説になりました。
この棋戦はプロでなくても参加できるという棋戦なので作ったような顔合わせになったが、
加藤奨励会1級の棋風は調べてもわからない、清水女流は百戦錬磨で場慣れしている、とそれぞれに有利なところがあるそうです。な〜る(古!)
室谷女流も「会場の女性の方もぜひ! 私も出られるようにがんばります!」と元気に宣言されていました。
解説はやはり森一門の先生方のトークが、日ごろの仲のよさが伝わってきて面白かったです。
山「女性の心は変わりやすいって言いますからねー」
室「……。(室谷女流の冷たい目が忘れられません!)」
糸谷先生とのトークも
糸「山崎先生はこういうふんわりと抑え込むような手が得意なんです」
山「そう? 褒められてるのか微妙だけど、言われたことないので嬉しい」
糸「それは抑え込めているのかって話もありますが」
山「糸谷くんはすごい読み筋も教えてくれるけど、たまに、それホント?ということを言うから困るんですよ」
など、ほめたりけなしたり。でも、持ちたい側が一致したときは
山&糸「我々、玉が広いのが好きですから!」と意見がぴったり。さすが兄弟弟子ですね?!
また、神崎先生が「銀冠が好きな人〜?!」とお客さんに聞かれると、
客席でひと休み中の山崎先生がはーいとばかりに挙手されたり、関西ならではの雰囲気が楽しかったです。
デビューされたばかりの長谷川女流も解説に出られ、見えた手を披露されましたが、
「攻め将棋だね〜」という評判でした。サイン会もしっかりこなされてました。
将棋自体も、加藤奨励会1級の秘策宣言?に始まり、逆転・再逆転の大熱戦になり、
素晴らしい勝負でしたが、その魅力を解説と笑いで伝えてくださった先生方に感謝感謝です。どうもありがとうございました。