前日の長浜では、名人塾のお仕事がメインなので、
席上対局の解説のみで実はあまりレポすることがありません。
というわけで、山崎先生と同じ会場だった将棋文化検定をレポします。
受けられた方はわかると思いますが勉強方法は「将棋世界」の付録だけが頼り。
棋士の先生も同じだそうです。
トークショーで明らかになったのは、糸谷先生がプリントを作って
関西棋士室に置いて配っていたらしいということ。
気合が違いますね!
さて、長浜でこの話になった時はみんな少し余裕のある雰囲気でしたが、いざ問題用紙をめくってみると「難しい!!」。
一瞬で会場の空気も変わりました。ううう、予想と違う〜。
開始30分で退室可能に。
船江先生、室谷先生が退室。
私はとても抜けられる状態ではなかったのですが、
その後斎藤先生も退室。(斎藤先生だけ2級なのに!)
残るは山崎先生だけです。
これも微妙にプレッシャーですよね(笑)。
人のことを気にしていられなかったのですが、
山崎先生も10分前くらいに退室されていたと思います。
考えてもわからない、知らない問題が多かったので、
いつまで考えても答えが出る訳もなく、
やはり棋士は決断力がいいんだなと思いました。
さて、終了後のトークショー。
ここで発覚したのが、山崎先生が
ボールペン一本で受検していたことです!
船江先生にもそんな人は初めて見た、だって消せないじゃないですかと言われていましたが、
私は何とも先生らしいなぁと思って聞いていました(笑)。
しかもインクの出が悪くて焦ったそうです。先生…。
試験は奨励会試験以来だという山崎先生。何年ぶり…。
昔はなぜプロ棋士になりたいか?という作文だったそうです。
噂ではこの作文は保管されているとのこと。読んでみたいですねぇ。
あとは問題を見ながらのトークショー。
9級でも中には難しい問題がありましたね。
勉強方法や感想などの話でチェスクロックが鳴りました。
この会場は時計がなく、検定もトークショーも
チェスクロックでした(笑)。
検定前にこの説明の時だけ、ピリピリした空気にクスッと笑いが起こりました。
指導対局も、人数が少なかったこともあり、
先生方のご好意で人数を増やしてくれて、
希望者が全員受けることができました。
帰り際、少し先生とお話できたのですが、
ほぼ答え合わせトークでした(笑)。
やっぱり悔しい〜って気持ちがあって
つい答え合わせになってしまったんです。
先生方も一緒に受検してくれるとモチベーションになりますね。
久々の受検体験もとても楽しかったです。
来年もあるそうですよ!
(私も結果次第で受けることになりそうです…)
会場で初めてみんちさんにもお会いできましたし、
いい思い出になりました。