[60] 第30回 「忍び寄る魔の手」(7月31日放送) |
- 華霞 香佑 - 2005年08月01日 (月) 22時54分
皆さん、こんにちは。 今回は正に題名そのものの展開でした。
母・常盤御前を亡くした義経を寺に呼び出し、涙を流しながら話しかける後白河法皇……
権力を手中に治める為なら、空涙も、平家も、義経もなんでも利用できるものは利用しようとする姿は、妖怪そのものです。
お側に仕えている丹後局も妖怪みたいだし、魑魅魍魎の世界です。純真な義経が到底太刀打ちできるものではありません。
魑魅魍魎の世界といえば、頼朝と政子・北条氏の関係も不気味な関係です。頼朝さんと政子さんの夫婦関係を見ていると凄く疲れます。
一番の被害者は、ふたりの娘の大姫です。 義高殺害後、気鬱の病が治らなかった大姫の心情が哀れで悲しいです。 大人たちの勝手な思いに翻弄されて、悲しくてたまらない思いをどうする事も出来なかったのでしょう。
大姫といい、義高といい、安徳天皇といい、大人の思案に振り回される子供たちが哀れで仕方ありません。
後白河法皇、政子・北条氏に踊らされながら、頼朝と義経の亀裂はだんだんと広がって行きます。
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