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- 麦乃 秋 - 2005年06月28日 (火) 06時43分
木曽殿最期……でしたねえ。 私は「乳兄弟」という関係に興味をひかれるので、彼と、彼に最期まで従っていた今井四郎兼平の、この場面が特に好きでした。 当時って、母や父が同じでも、兄弟は、一緒に育つことってあんまりないのですよね。 本当に強い絆で結ばれているのは、幼い頃から一緒に育った乳兄弟の気がします。
都から落ちていくとき、ついにたった二人となってしまい、「鎧が重く感じる……」と、弱気になった義仲に、 「兼平一人さぶろうとも、余の武者千騎と思し召せ」 と励まし、自分が囮になって何とか主君に自害をさせようとしたが、泥田に馬の足を取られ、つい兼平が心配で振り向いた義仲の眉間を、矢が射抜く。 それを見た兼平は、「死に様をとくと見よ」と、刀の切っ先を呑んで馬上から飛び降りるという、壮絶な最期を遂げる……。
武門の勝敗は世の常といっても、哀しいシーンですよね。 巴御前もお気の毒。 結局は他の男に嫁がされてしまうのですもの。(;;)
義経は、後白河法皇とついに対面。 「あんまり言うことを聞いちゃだめ〜」と、はらはらしてしまいます。 母との再会も感動的でしたね。 しっかし、常盤のだんな様、良い人ですねえ。 蛭子さんが不思議と似合っているので驚きです。
考えてみると常盤御前も大変ですよね。 源氏の大将との間に子が三人。清盛との間に一人。そして長成卿との間に一人。 源氏平氏公家……。 どんな思い出時代を見つめていくのでしょうね。
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