[51] 第24回「「動乱の都」(6月19日放送) |
- 麦乃 秋 - 2005年06月19日 (日) 21時35分
時勢はさらにさらに動きました。 でも不思議。なぜ日本は「天皇制」というものから逃れられなかったかのでしょう。 例えば中国の場合、「殷周秦漢魏晋南北朝隋唐……」(字、あってるかな? 汗)と、 それぞれに全部丸毎王朝が変わるのですよねえ。 でも日本では、まず天皇ありき。 義仲が京を押さえたなら、新たに義仲の王朝を築けば……とはならないのですよねえ。 島国だから? うーん。勉強不足で、よくわかりませんわ。
いずれにしても後白河法皇はすごい! 目先の強者に追随しているだけのような気もしますが、実は、先の先までを見越しての深慮遠謀なのかなあ。 行家が義仲に勝てないなんて、わかりそうな気もしますが、どうなんでしょう? 義経も、結局は法皇の手のひらで踊らされることになるのかと思うと、複雑な気持ちです。 勝てば官軍。 突き詰めて考えれば、不思議な言葉ですよねえ。
民への略奪や暴力を止めなかった義仲はもちろんいけませんが、地方の武門としてはそれが当然だったのかも。 武力で勝ち取った地へは何をしてもいいというような、ね。 うーん。うーん。
歴史が大きく動くときは、傑出した人物が多く現れ、それぞれに戦って潰しあい、疲弊しあって、最後の最後に生き抜いて力を温存していたものが勝利する……というのが、日本の歴史の常に思えます。 源平の争乱といわれていますが、最後の勝者はそのどちらでもなく、北条氏なわけですし。
で。必ずしも勝者に人気が集まるわけではないのが、またおもしろいですよね。 私は一貫して、敗者についつい肩入れしてしまいます。 平家も義経も、時代が下って関が原の西軍も、幕末の新撰組も♪
なんて。 ついつい、ちょっと外れた感想でごめんなさい!!
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