タイトル:名など不要 |
童話 |
旅の記憶を此処に記す。
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放浪者 2019年03月06日 (水) 02時47分(164) |
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題名:終焉迎えぬ戦い |
剣戟を奏でてきた。 拳のぶつかり合いをして来た。 銃や弓矢等の遠距離武器を放ち合ってきた。 それ等が幾許だったかは忘却した。 悠久の時の中で覚え続けられる道理など無い。
「旅は何時まで続くのかな?」
高潔で麗しき少女の器を手にした僕は歩き続ける。 やはりこの器は素晴らしい。 これがあれば戦闘衝動や混沌衝動をほぼ抑圧出来る。 俗世に於いて希少で上品たる宝石の近くに居る時だけ暴走を抑えられるのだ。 彼女等は僕の鎮静剤、決して欠けてはならない必要不可欠な存在だ。
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放浪者 2019年03月06日 (水) 02時59分(165) |