寂れて暖かくて救われないお話です。深く考えるのはオススメしません。

ここはどこかわかんない。でもあたしのおうち！
だって、いつもおいしいごはんがでるし、おふとんはあったかいでしょ。
あとしすたー？ってひとたちとしんぷさまはね、とーってもやさしくて、たまにあそんでくれるの！
あっ！このまえもおしごとしたあとに、ごはんのときのおいしいガレット・デ・ロワがでたのよ！！！
それに、ほかにもおないどしくらいのおともだちもここにたくさんいるの。

だから、あたしのいばしょなの。
でもね、なんでかしんぷさまはときどき、おおごえをだしてしすたーのことをいっぱいたたいてるときがあってね。つぎのひには、たたかれてたしすたーが、居なくなっちゃってたの！
ふしぎなはなし、ちょっとだけ、こわかった。

あ。でもそのひのごはんは、おにくがいっぱい、ごうかでびっくりしちゃった！

でもね、おしごとがおわってかえってきたときは、しんぷさまはたくさんほめてくれるの！
えへへ、うれしいな。
やさしいしんぷさまはあたしたちのあこがれ。


だからね、あたししょうらいはしんぷさまみたいになりたいの！
………あ！よばれちゃった…！
ごめんなさい、おしごとのじかんだからいかなきゃ！！

「うんっ、ひじり、がんばってくるね！」