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[340] 傭兵団 第13章
セン傭兵団 - 2006年02月17日 (金) 01時14分

フェイズが机を強くたたいて言葉を発した

フェイズ「シオンさん!一体どういう事ですか!?」

シオン「・・・何が?」

フェイズ「ネイルさんの本名の事ですよ!アストンってグラドにいた将軍の一人の名前じゃないですか!」

シオン「・・・あ〜あ・・・人間知らなくたっていいことだってあるんだぞ?」

フェイズ「教えてください!・・・僕にだって、それを知る権利くらいあると思いますよ」

シオン「それなら先輩に聞いてくれ、俺だってあいつが将軍の娘って事しか知らないからな」

______________________2時間後___________________________
セン「三名!LV20で帰宅!」

シスル「金も武器も食料もたんまりと持って帰ったぞ!」

キルス「今日は外食だ!全員用意!」

傭兵団の拠点は静まりかえっていた

ザンバー「団長、フェイズが呼んでる」

セン「フェイズが?・・・っていうかこの静けさは何だよ」

ザンバー「ほぼ全員忙しいしてるからな、セシルはバイト、シオンとフレリアとフェイズはネイルの看病」

セン「ネイルに何かあったのか?」

ザンバー「さぁ・・・あ、そうそう、フェイズが話があるってさ、自分の部屋に居るみたいだから」

セン「ああ、分かった」

キルス「・・・フェイズと一緒に行かせたよな・・・それで一人が大けがということは、かなりの強者に襲われたみたいだな」

シスル「どうして重傷って分かるんだ?」

キルス「当然、軽傷なら看病なんていらない、しているとしても、ここまで静まりかえるものか」

3人はフェイズの部屋に向かっていった

セン「フェイズ、入るぞ」

フェイズ「・・・来ましたか・・・すみませんね、呼び出して」

セン「いや・・・ところで、話って何だ」

フェイズ「ここでは話しません、団長の部屋に移動させて頂いてよろしいですか?」

セン「ああ」

____________________________センの部屋_____________________

4人は腰掛け、数秒の沈黙の後、フェイズが口を開いた

フェイズ「・・・ネイルさんの本名のことで話があるんです」

セン「何か?」

フェイズ「ネイレヌス・アストンってご存じですか?」

セン「ご存じも何も、家のご近所さんだった将軍様の娘だけど?」

フェイズ「知っていたんじゃないですか!何故知っていてそんな方このような危険な仕事をさせるんですか!」

セン「あのな、アストン将軍は次の戦いで死ぬと言うことを見越して俺たちにネイルを託したんだよ、お前にどうこう言われる筋合いはない」

フェイズ「しかしですね」

セン「しかしじゃない、もうあいつは俺の妹だ、それに、教えたらお前何か変わったことをしたか?」

フェイズ「・・・いえ、特になにも」

セン「それじゃあ言わなくたっていいだろ、俺的には、昔将軍の娘だって事が発覚して、あいつに対する反応が変わることがいやだったから言わなかっただけのことだ」

そのとき、ドアが開く音がした

ネイル「・・・フェイズ君・・・ちょっと来てくれない?」

フェイズ「・・・」

セン「・・・お〜い、さっさと行け〜」

フェイズ「・・・」

セン「さっさと行けっつてんだ!」

センはフェイズの背中を思いっきり叩いた

フェイズ「うぐ!・・・いたい・・・」

__________________________外__________________________
ネイル「フェイズ君、怪我大丈夫?」

フェイズ「僕より貴方の方が重傷でしょう?」

ネイル「大丈夫!頑丈なのが取り得なの私、でも、本当にフェイズ君が無事で良かったよ」

フェイズ「用件はそれだけですか?」

ネイル「・・・ごめん、連れて来ちゃったから、フェイズ君を危険な目に遭わせちゃったね」

フェイズ「気にすることはありませんよ、着いてこさせたのは団長ですし、第一無理矢理ではなかった・・は・・ず・・」

フェイズの顔に迷いが出ていた

ネイル「私がもっと強かったら、フェイズ君も無傷ですんだかもしれないのにね・・・本当にごめん」

フェイズ「もしもの話に、興味はありません・・・それに、そのことだったら謝るのは僕の方だと思います・・・貴方に守られた上、守った結果傷を負い、その傷が現在の重傷に繋がってる・・・全く、散々ですよ」

ネイル「・・・でも、フェイズ君を守ろうとしたのは私の意志だから、こうなったのは全部フェイズ君の責任じゃないと思うよ?」

フェイズ「・・・そういってくれると気分が楽ですけどね・・・」

フレリア「みんな〜外食に行くわよ〜」

ネイル「う〜ん!分かった〜!でもちょっと待って〜!フェイズ君、行こう!」

フェイズ「いえ・・・今日は食欲が・・・」

ネイル「いいから来るの!」

フェイズ「・・・」

___________________________玄関_________________________
セン「全員揃ったな?・・・お〜お〜、二人で手をつないで、仲がいいねぇ」

フェイズ「ちゃ、茶化さないでください!」

セン「ま、そうムキになるなって・・・フェイズ・・・何かお前メッチャ顔赤いぞ」

フェイズ「気のせいですよ」

セン「そうか?・・・じゃ行くか」

フェイズ以外の団員が歩き始めた

フェイズ「・・・」

ネイル「フェイズ君〜!どうしたの〜!?」

ネイルがフェイズに寄ってきた

フェイズ「い、いえ、別に」

ネイル「早く行くよ!おいて行かれるのは嫌だからね!食欲が無くても引っ張っていくから!」

ネイルは本当に引っ張って連れて行った、実際フェイズはあまり抵抗していないようだった

フェイズ「・・・聞いたとおり、本当に素直な方ですね・・・」

ネイル「何か言った?」

フェイズ「いえ何も」
_____________________________________________________
作者「誰だ!こんなラブコメ考えたのは!」

セン・シスル・ソロン・ハイネス「テメェだぁぁぁぁ!」

作者「ゴラァァァ!まだ出てきてねぇのに出てくんな!あ、後この小説には成長というものがありますので」

セン LV20 傭兵団長 HP55 力28 魔力6 技29 速さ28 幸運25 守備28 魔防20 体格12

キルス LV20 ドルイド HP45 力 3 魔力29 技27 速さ27 幸運30 守備13 魔防29 体格8

シスル LV20 アサシン兼鳥翼族『カラス』 HP50 力25 魔力5 技35 速さ33 幸運18 守備20 魔防10



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