[376] 傭兵団 番外編 セシルの苦悩 |
- セン傭兵団 - 2006年07月25日 (火) 15時58分
・・・最近僕は思うことがある、今の僕は、昔の自分と何かが変わったのではないかと・・・昔の自分は何があっても動じず、冷静に対応できたはずなのに、最近はそれが出来ていない・・・その一番の理由は・・・やはりこの人の存在だろう
ありす「セシル〜、何処にいますの〜?」
この方だけには・・・本当に敵わない ______________________________________________________ ありす「セシル・・・何処に行ったのかしら・・・」
ありすという少女が城の中をセシルという名前を呼びながら歩き回っていた
ありす「・・・もう昼食どきだというのに・・・」
ありすはそう言って曲がり角を曲がった
セシル「・・・この城に来てもう2ヶ月・・・そろそろ帰らせてくれませんかねぇ〜・・・」
何故かネコミミバンドをポケットに入れている鳥翼族の青年が呟いた
セシル「・・・ブレイクさんもフレイさんも・・・よくこんなところで生活していられましたねぇ〜・・・僕なんてもう口調まで変化してしまいましたよ・・・あ〜あ・・・」
セシルは愚痴をこぼしながら入り口へ向かった
ソル「・・・?セシル、何処へ行く」
クラスト「脱走でもする気か?」
門番をしている傭兵(無期限雇用)のソルとクラストが訪ねた
セシル「・・・脱走なんてしても意味無いでしょう?遠距離魔法を連発されることは目に見えています、ここは潔く領土内で逃げますよ」
クラスト「・・・それって潔いか?」
ソル「まぁ、精々頑張れ・・・おっと、姫様が来られたようだぞ」
セシル「なっ!」
セシルは大急ぎで近くの木の上に隠れた
ありすはソルとクラストの横で止まった
ありす「ねぇ、ソル、クラスト、セシル知りません?」
ソル「さっきまで話していましたよ」
ありす「何処に行ったか分かりませんか?」
ソルとクラストは顔を見合わせ
ソル・クラスト「分かりません」
と答えた。さらにクラストは
クラスト「姫様、セシルを捜して何をされるおつもりで?」
ありす「よくぞ聞いてくれましたね!この[ありす特製クリームポテトサラダ]を食べていただこうと思いまして」
ありすは皿に入っている、何か白い物体を見せつけた
ソル・クラスト「あ〜そうですか」
ソルもクラストも苦笑いでハモった
ありす「よければ食べられます?」
ありすの思いもよらぬ言葉に二人は首を振って断った ___________________________10分後________________________
セシルは庭の中でも一番高い木の頂上付近の枝に座っていた
セシル「ふぅ、ここまで来れば・・・」
セシルが一息ついて大丈夫だろうと続けようとしたとき、ありすが「ぴょこっ」(何その効果音)と頭を出した
ありす「・・・みーつけたv」
セシル「げっ!?」
セシルは驚いて羽をバサっと大きく広げた
ありす「ふふふ・・・逃がしませんわよー!さぁ、ありす特製クリームポテトサラダを食べ・・・」
セシル「たっ助けてぇ兄さあぁぁぁん!!!!!」
セシルは少し涙目になりながら叫んだ _____________________________夜_________________________
セシルの手紙[拝啓 シスル兄さんと傭兵団の方々 みなさん元気にお過ごしのことと思いますが、はっきり言って僕は元気ではありません。毎日毎日がネコミミ地獄です、もはやザンバーさんを見ただけで拒絶反応が起きるかもしれません。まぁ、それはどうでもいいとして、今僕が気になることは、フェイズ君とネイルさんの関係はうまくいっているかどうかが気になります。 それと、今更ですが、フレイさんとブレイクさんにはかなりの敬意を払って下さい、この城は慣れないとキツイです、本当に。 お二方に敬意を払いながら手紙を終わらせていただきます、それでは1ヶ月後にお会いしましょう 敬具 団員のセシル] _______________________________________________________
作者「ありすさんのサイトにあったネタを利用させていただきました」
セシル「それで、僕が帰るのは〜、何時になるんですかぁ〜?」
作者「・・・知らん」
セシル「アハハ〜、おもしろいですねぇ〜・・・喧嘩売ってるんですか?」
作者「・・・怖っ」
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