[362] 傭兵団 第22章 |
- セン傭兵団 - 2006年04月19日 (水) 00時08分
ブレイクとフレイの自己紹介が終わった後(飛ばした)、ネイルは自分の部屋に戻って自分のペンダントにある写真を見ていた
ネイル「・・・」
セン「ネイル〜、入るぞ」
ネイル「いいよ〜・・・ていう前に兄さんは入るよね?・・・それにバロンさんも一緒にはいるなら言ってよ〜」
バロン「少々事は気にしないでよね」
セン「はは・・・ん?お前そんなペンダント持ってたっけ?」
ネイル「うん、でも、いつもならあそこの箱に入れてるよ」
セン「・・・何でそんなもん見てるんだ?」
ネイル「・・・明日は父さんや母さんの命日だから・・・こうやってペンダントの中にある写真を改めて見てるんだ」
セン「そうか・・・そろそろ晩飯ができるから早く来いよ」
ネイル「うん分かった・・・あ、そうだ、バロンさんは残っていてくれる?」
バロン「・・・わかった、団長は先に食べておいてよ」
センがドアを締めた後、バロンから話を始めた
バロン「それで・・・何かようかい?」
ネイル「うん、アストン将軍のことなんだけど・・・」 _____________________________________________________ ネイル「・・・今年こそ・・・今度こそ・・・」
________________________晩飯時__________________________ ブレイク「へぇ、ここって毎日食事当番決めてるんだな」
フレイ「平等でいいじゃないか・・・私達は何時やればいい?」
セン「う〜・・・そうだな・・・明後日の朝がブレイクで、昼はフレイがやってくれ」
フレイ「分かった・・・ところで、今日は誰が作るんだ?」
セン「サリアだよ・・・って言っても分からないよな〜・・・え〜・・・あの銀色の髪をした男勝りの長髪女だよ」
サリア「センの分は作らなくていいか?」
シスル「OK、俺が許す」
サリア「分かった」
セン「すんません、俺が悪かった、作ってください」
サリア「お前にはプライドがないのか?」
セン「・・・てめぇ、もう一回木に巻き付けてやろうか」
サリア「やれるものならやってみろ、もっとも、女を捕まえて木に巻き付けるなんて事をしたら、町の人から白い目で見られると思うがな」
セン「・・・」
サリア「できたぞ」
フェイズ「ほとんど僕任せだったような気がしました・・・」
サリア「そう言うな、頼りにしているぞ」
セン「・・・フェイズ、お前、クラス[スナイパー]から[雑用]に変えた方がいいんじゃないか?」
フェイズ「流石にそれは勘弁してください」
その後、ネイルとバロンが到着した
セン「ネイル、バロン、遅かったな」
バロン「そうだね・・・重い話はしていたからね」
ネイル「・・・うん・・・」
フェイズ「そうなんですか?・・・さて、今は食事です、暖かい家に食べておいた方がおいしいですよ?」
サリア「そうだな、折角私がここに来て初めての料理だ、食べてはくれないか?」
ネイル「・・・ごめん、今は食欲がないの・・・少し外に行ってくる」
フェイズ「大丈夫ですか?誰かと一緒にいたほうがいいのでは・・・」
ネイル「いや、大丈夫だから・・・」
ネイルはそう言って拠点から出て行った
セン「・・・バロン、ネイルから何を聞き出された」
バロン「そうだね・・・例えば・・・アストン夫妻を暗殺した犯人・・・とか」
セン「・・・で、本当のことを言ったのか?」
バロン「僕は情報屋だからね、聞かれたには真実を言わないとこれは成り立たないよ」
セン「・・・そうか・・・フェイズ、戦闘準備して俺についてこい、バロンもな」
フェイズ「?一体どうかしたんですか?」
セン「それは後で折々話す、とりあえず準備しろ」
サリア「私達は?」
セン「ここで待機しとけ」
センは携帯を取りだして、シオンへ電話をかけた
セン「もしもし、センだ、シオン・・・だよな?・・・ああ、シオン、そっちにノイセル居るか?・・・そうか、ちょっと変わってくれ・・・ノイセルか?例の事件のことだ、お前は拠点から出て、その辺りの草むらにでも隠れてろ、もちろん戦闘準備は怠るなよ、それじゃ」
フェイズ「団長、戦闘準備完了しました」
セン「そうか・・・じゃあグレイに乗って・・・」
フェイズ「・・・グレイ居ませんね・・・」
セン「・・・そういえば・・・キルスが勝手にグレイ使いやがってたんだ・・・」
フェイズ「・・・マグナすら居ませんよ・・・」
セン「あの野郎・・・マグナを勝手に使いやがった・・・」
フェイズ「・・・あの野郎って誰ですか?」
セン「ネイルだよ、ったく・・・まだコイツは手なずけてないんだがな・・・仕方ねぇ」
フェイズ「・・・見たことがない飛竜ですね」
セン「名前はデュオだ・・・そんなことはどうでもいいや、さっさと乗れ、2部隊拠点へ行くぞ」
フェイズ「は、はい」
三人はデュオに乗って第2部隊拠点へ向かった ____________________そのころのネイル_______________________ ネイル「第2部隊の拠点には居ないし・・・何処に行ったんだろ・・・それにしても・・・」 _____________________回想__________________________ バロン「アストン将軍を暗殺した犯人?・・・知ってるよ」
ネイル「!教えて!」
バロン「わかった・・・ところで、貴方は犯人と会ったことはあるかい?」
ネイル「え?・・・2回だけなら・・・でも、あまり詳しくは見られなかった・・・1回目は犯行現場ですぐに逃げられたし、2回目は戦闘にはなったけど負けたから・・・2回とも黒い衣で身を包んでいたし・・・」
バロン「そうか・・・なら、もう本名から明かすよ、本名はノイン・カーセル・バーナード、昔は傭兵をやっていて、やっていた理由は病気の彼女・・・今は妻になっているね・・・を直すためにやっていたらしいよ、おそらく、暗殺も傭兵をやっていく中での任務の一つだろうね、現在は28歳、前から使っていた槍は捨てて、今はスナイパーとして傭兵団に所属しているね・・・こんな感じだよ」
ネイル「・・・今どこにいるかとか・・・知らない?」
バロン「知ってるけど・・・言って大丈夫かな?」
ネイル「・・・言って」
バロン「それじゃあ心おきなく・・・現在はセン傭兵団の第2部隊所属、ノイセルとして活躍してる」
ネイル「そ・・・そんな・・・だったら兄さんに・・・」
バロン「ネイルさん、団長をなめてはいけないよ、あの方はこのことを、ノイセルが入団したときから知っていたんだ、僕も、初めに聞いたときは驚いたけどね・・・」
ネイル「え・・・そ、それじゃあ、知ってて内緒に・・・」
バロン「あの方は、貴方が敵討ちにノイセルさんを襲うのを嫌がっていた・・・何故かは知らないけどね・・・」 _______________________________________________________ バロン「という事があったんだよ」
フェイズ「・・・団長、何故ネイルさんにノイセルさんが犯人だと言わ無かったんですか?」
セン「ネイルはあいつと2回戦ったって言ったよな、ノイセルは2回目戦った後、捨て台詞に 次に剣を握った時は、容赦しない って言ったんだよ・・・どちらが勝っても、どちらかが死ぬ・・・俺は、二人に死なれたくない」
バロン「それにしても、なかなか言うこと聞いてるね・・・デュオ」
セン「そうだな・・・何かあったか?」
フェイズ「何もないならそれでいいじゃないですか、早く2部隊拠点へ急ぎましょう!」 ______________________________________________________ 作者「明日高校じゃん!」
セン「おい・・・」
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