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[352] 傭兵団 第16章
セン傭兵団 - 2006年03月12日 (日) 22時44分

セン「お〜い、キルス〜居るか〜・・・ったくいねぇな・・・」

センは落ちたキルスを追いかけて降りたものの、キルスを見失ってしまったらしい

セン「にしても面倒くさいなぁ・・・」

センはそういって右を見ると気に縛られた同年代の女性を見つけた、そしてその女性と目があった

セン「・・・」

???「・・・」

セン「・・・ご苦労様です」

センはそういってそこを立ち去ろうとした

???「ちょ!そこのあんた!目があったんなら助けなさい!」

セン「俺は目が合っていない、俺は目が合っていない」

???「何自己暗示してるの!はやく助けて!」

セン「いや、だって正当に捕まってるかもしんないし」

???「山賊に捕まってるの!だいたい正当に捕まえられてるんならこんなところで縛られないよ!」

セン「わぁったわぁった、解放すりゃあいいんだろ」

センは縄を斬ったとき

山賊「ここにいやがったか!この野郎!・・・ってテメェ!その女を解放しやがったのか!」

セン「あ、やっぱ悪い?」

山賊「当然だ!いきなり来たかと思えば攻撃してきやがったんだ!」

セン「・・・お前な・・・山賊といえどもいきなりは酷いだろ・・・」

???「五月蠅い!何があってもコイツらが奪い取った物を取り返さないといけないんだ!」

女性はそういうと山賊へ攻撃を仕掛けた

セン「・・・あ・・・」

山賊はいきなりの攻撃を物ともせず、攻撃してきた女性を吹き飛ばして倒した

バーダ「おい!この俺をなめんじゃねぇぞ!俺は戦争時一つの小隊を一人でぶっ潰したバーダ様だ!」

セン「・・・どうするべきかねぇ・・・やっぱ助けられる命は助けとくべきかな・・・」

センはそう呟くと倒れていた女性を抱えてまた下へ滑り降りた

セン「あ〜あ・・・すまんキルス、お前捜すのはまだ遠い」

______________________________________________________
セン「まぁ、とりあえず、自己紹介からしよう、俺はセンって言う、そっちは」

サリア「サリアだ」

セン「あ、そう、まぁ、何で山賊を襲ったかは分かってるが、お前が取り返したい物って何だ?」

サリア「・・・何で言わないといけないんだ?」

セン「いや、いけないって訳じゃないけどよ・・・」

二人が嫌な空気に包まれていると、聞き覚えのある声が聞こえた

キルス「いや〜、セン、ここにいたか」

セン「キルス!お前何でここにいんの!?」

キルス「お前の声が聞こえたからな」

セン「怪我は大丈夫か?」

キルス「ああ、転げ落ちてから数分痛くて動けなかったが、もう大丈夫だ」

セン「そうか、無事で何より、ネイル達とはあったか?」

キルス「あってたら連れてきてるよ」

セン「やっぱりな・・・」

サリア「ところで・・・どうしてお前達はこの山に来たんだ?」

セン「ああ、それはな」
________________________________________________________
サリア「成る程、ということは、お前の妹達は今どこにいるか分からないんだな」

セン「そ、つっても大丈夫だとは思う、ネイルは最近力を付けてきたし、ザンバーはこの傭兵団で1,2を争う実力者だ」

キルス「といっても絶対じゃないがな」

サリア「・・・さて、私はそろそろ行くぞ」

セン「行くって何処へ」

サリア「山賊達の拠点だ」

セン「お前なぁ、さっき完璧に力負けしてただろ?死にに行くようなもんだ?」

サリア「だとしても・・・だ、命と同じくらい大切な物なんだ」

キルス「それって何処にあるんだ?」

サリア「あそこにある洞窟が見えるだろう?アレだ」

そういうとサリアは走り去っていった

キルス「追いかけないのか?」

セン「追いかけるさ・・・それにしても・・・何でだろうな・・・昔あいつにあったような気がする」

キルス「?俺は知らんな・・・」

セン「まぁいいや、行こうぜ」

センが歩き出したとき、草むらの中から何かの物体がセンに直撃した

セン「ゴボォ・・・」

キルス「おい、なんだよ、ゴボォって」

セン「・・・知るか・・・って・・・ネイル!どうしたのさお前!そんな傷だらけで・・・」

ネイル「・・・う・・・に・・・さん?」

セン「おい!キルスなんか持ってない!?」

キルス「何かって、そんな調子よく・・・あ、きずぐすりあった」

セン「おお、ナイス!」

______________________________________________________
セン「まぁ、落ち着いたところで話を聞くか」

ネイル「うん・・・私も上から落ちちゃってね、動けないときに山賊の人達が来て・・・応戦はしたんだけど、やっぱり負けて、逃げる手段として、下に降りたの」

セン「へぇ、それで今に至る訳か・・・」

ネイル「降りる時、フェイズ君とザンバーさんが来てたから、多分そろそろ来ると思う」

言ったとおり、フェイズとザンバーはすぐに到着した

ザンバー「いや、悪かったな、結構数が多くてな」

フェイズ「いえ、悪いのは僕ですよ、僕が不甲斐ないばかりに」

セン「はいはいはいはい、くらい話やめ、死者ゼロだから暗くなるな」

そしてセンはサリアのことを話して、これからそうするかを話した

キルス「とりあえず、俺たちはサリアを追うことにする」

セン「つっても、けが人や武器を持ってない奴が居るからな、俺とザンバーだけで行く」

フェイズ「ここで待つんですか?」

セン「いや、グレイを呼ぶからそいつで帰ってくれ」

ネイル「兄さん、頑張ってね」

セン「もち」

グレイに3人を乗せた後センとザンバーは山賊の拠点へと向かった
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作者「腰いたい」

セン「はいはい」




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