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[346] TOS小説 7章
聖徳大志 - 2006年02月27日 (月) 22時37分

作者「バテン2・・・ 戦闘難しすぎ・・・」
大天使「まぁ、ゲーム脳のあんたは直に慣れ・・・」
作者「■ねば?」
-----------------------------------------------------------

「ょう・・・ しょう・・・」

砂漠のオアシスで野宿していたクリスは、近くで聞こえる
声に気付き、目覚めた。

「・・・ん・・・んぅ!?お前・・・何でここに!?」

「師匠が呼んだんでしょう。ハイマに居たんですけど、お呼び
 とあれば、すぐに駆けつけますよ」

自分を師匠と呼ぶ少年を見て、クリスは溜息をついた。
彼の名はラスカ。体術に長ける拳士である。尋常ならぬ体力と
精神力を持つ為、1日ではとても来れない距離でも、あっさりと
辿り着いてしまった。

「んで、僕を呼んだのは何故です?」

「再生の神子一行を尾行しろ。気になる事がある」

「そういえば始まったんですよね、再生の旅。今度は上手く
 行くんでしょうか」

「・・・どうだろうな。旅の結末を知ってる者としては、
 あまり考えたくない事だがな・・・」

クリスはそう言うと、ゆっくり立ち上がった。

「それと、できたらあの子の捜索もしてくれないか」

クリスの言葉に、ラスカが珍しく反対の意思を見せた。

「あの子・・・ですか。嫌とは言いませんが・・・。分かり
 ましたよ。じゃあ、そろそろ行かせてもらいます」

「頼んだぞ。何かあったら報告してくれ」

ラスカは頷くと、音速ともいえる速さで砂漠を駆け抜けて
いった。

「何だかんだいってやる気はあるんだな。さて、俺もあいつに
 任せてないで、旅を続けるか」

クリスは荷物をまとめ、オアシスを出発した。数分歩き続けると
何かが、砂煙に紛れて現れた。

「蛇と蠍か・・・。ちっ」

蛇が体を曲げて、クリスに飛び掛るが、それを避けられ体を
斬られた。

「蛇どももまだいやがるな・・・ サソリも少なくない。
 ここは逃げるか」

砂漠の恐怖とも言えるモンスターたちの群れに魔法を放ち、
怯ませるとその中を駆け抜けた。すると、足に何かが刺さった。

「これ・・・は・・・!」

サソリの毒針が、クリスの右足に刺さっていた。毒に即効性は
無いと踏んで走り続けたが、足元がふらつき、熱い灼けた砂
に倒れこんだ。

「畜生・・・ 甘く見てたか・・・」

頭の中で考えると、クリスの意識は徐々に薄れていった。



「・・・・俺は・・・生きてるのか・・。」

クリスはゆっくりと目を開け、体を起き上がらせた。周りは
もう真っ暗である。しかし、ここは砂漠ではなかった。

「あ、目が覚めたみたいだね」

横から、黒髪の女が近づいてきた。

「君は・・・ 俺は、どうしてここに?」

「砂漠で倒れてるのを見て、ここまで運んできたんだ。
 毒と多少の怪我は治しておいたよ」

「そうか、ありがとう。・・・失礼、自己紹介が遅れた。
 俺はクリス。君は?」

「私はしいなっていうんだ。宜しく」

その、しいなという女は、立ち上がると何かの準備を始めた。
料理をするようだ。

「君も、旅でもしてるのか?」

「私は・・・ 仕事だよ」

まだ少し幼いように見えたので、たいしたもんだ、と思った。

「俺は人探しだけど・・・。仕事って何だい?」

「・・・残念だけど、それはいえないねぇ」

しいなは、再び準備を始めた。

「俺も汚い仕事やってた事あるから分かる。・・・殺しだろ」

「!」

その冷たい言葉に、しいなの手はビクッと震え、止まった。

「・・・そうだよ。あたしは、ある人を殺そうとしてる。それも
 かなりまずい相手だ」

「・・・誰とは聞かない。まぁ、俺にできる事があったら
 言えよ。恩人の手伝い位するさ」

「そうか・・・ じゃあ、明日の朝、待ち伏せに付き合って
 くれるかい?」

クリスは頷くと、立ち上がりしいなに近づき、

「俺も手伝う」

と、一緒に料理の支度を始めた・・・・。


次の朝・・・。クリスは寝起きが悪いほうだったが、約束を
果たす為、ガバッと勢い良く起きた。しいなはもう準備を
始めていた。

「早いな」

「大仕事だからね。気を緩めちゃいけない。そっちは?」

「俺もOK。」

2人は準備を済ませると、目的の場所に向かった。と言っても、
クリスは付いていくだけだが。

「この辺かな。・・・あんたに迷惑掛けられないから、あたしが
 失敗しても、先に逃げてね」

「・・・分かった」

オサ山道、という少し険しい山道で2人は身を潜めていた。
そして、誰かの足音と、気配。声も聞こえてくる。しいなは、
じっとその一団を見つめていた。

「あれかもしれない。・・・行って来る!」

しいなは、崖から飛び降りた。

「さぁて、どんな連中の首を狙ってるのかな・・・。ん」

しいなが殺気を剥き出しにしていた相手は、ロイド達だった。

「・・・マジですか?」

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作者「結構ペースが落ち気味だな・・・」
                       続く



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