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[345] 終わらない戦い 27章
聖徳大志 - 2006年02月20日 (月) 23時16分

作者「もうすぐね、あんたの名前の元ネタになったゲームの
   続編が出るんだよ」
大天使「・・・それがどうした?」

作者「今度の主人公は闇の大天使なんて異名は付きそうに・・」
大天使「・・・言うな」
-----------------------------------------------------------

「うはぁ、前に来たときより警備が厳重になってる」

フェイズ一行+凶狼隊メンバーは、ありすの治療に必要な
魔術書を盗み出す為、敵の研究施設の前まで来ていた。

「お前は、ここに来たことがあるのか?」

フェイズが聞いた。

「あぁ。何か知らないけど身体検査受けさせられた」

「・・・・・」

その言葉に、シオンが異様な反応を見せた事は、誰も気付いて
いなかった。

「さて、問題はどう進入するか、だが・・・」

「それなら、俺たちが騒ぎを起こしてる間に、お前たちは
 こっそり進入すればいい」

ヴァースが部下達と共に、こちらを見て頷いた。

「じゃあ、適当にメンバーを分けてくれ。その人溜りだと
 見つかりやすい」

「分かった。なら・・・」

フェイズは、自分と共に行動する仲間に、シオン、カーディ、
ネイルを指名した。

「オッケー。任せといて」

「フェイズ、頑張ろうね」

「・・・信用してくれて構わない」

それぞれが順番に言った。

「じゃあ、ちょっと待っててくれ」

ヴァースが部下に合図する。すると、兵士達は魔法を唱え、
施設の門に攻撃した。
当然、見張りの兵がざわめく。

「凶狼隊、行くぞ。」

「はっ!」

ヴァースが今までに見せた事の無いような真剣な表情で
進軍していった。
そして、数十分後、凶狼隊と見張りに派遣された騎士達が
交戦状態に入った。

「さて、一暴れするか」

シスルとキルスが口を揃えて言った。さすが兄弟と言った
所だ。
フェイズ達は、裏口から進入することにした。

「予想通り、誰もいないね。」

「カーディ、一応、扉の鍵を閉めておいてくれ」

「うん?・・・分かった」

友人の考えている事が良く分からなかったが、とりあえず
言う事を聞いておく事にした。

「ブレスト、書物が保管されてる場所は?」

「えー・・っと、所長室に向かえばいいと思う。あぁ、団に
 戻ったら処刑は確実かな」

半ばやる気をなくしたブレストを放っておいて、所長室を
見つける事に専念した。

「・・・ここみたいだな?」

シオンが言う。所長室と書かれた札が扉の上にあった為、
分かりやすかった。

「失礼します」

何故かネイルが1人礼儀正しく、5人は部屋に入っていった。

「所長は居ないみたいだな。戦いに出たか?」

「いや・・・ 恐らく・・・」

シオンはそう言うと、ナイフを投げ飛ばした。それは、
所長が使ってるであろう、椅子に刺さった。

「何して・・・」

フェイズが言い掛けると、椅子が向きを変え、こちらを向いた。

「驚きですね。私の気配が読めましたか。さすがと言って
 おきます」

漆黒のローブを纏い、ポケットに手を突っ込んだ、薄紫の髪色
をした男性が現れた。

「出た・・。研究班随一の変人、レダン博士・・・」

「第6師団長ブレスト、貴方は我々を裏切って敵に寝返った
 のですか?」

レダンという男は、脚を組みながら見下すように言った。

「この状況見て分かんないですか?捕まってんですよ」

「知ってます。その知らせは入ってきてましたから」

レダンはニヤリと笑うと、ブレストの後ろの、フェイズ達を
見た。

「やはり、貴方達とは、また出会うと思ってました。フェイズ、
 シオン」

「何?」

フェイズが前に出る。

「貴方は、そこに居る貴方の生みの親から何も聞いてないの
 ですか?」

「・・・!?」

「くっくっく、何も知らない人間に事実を教えるのは、
 何と楽しい事なんでしょうね。貴方は、我々が発案した
 人造人間計画で生み出された戦士なんですよ」

フェイズは絶句した。そして、フッと鼻で笑った。

「俺が・・・人間じゃない?そして、シオンがお前らの仲間
 だった?笑わせるぜ。もうちょっとまともな冗談を言え」

「冗談ではありません。貴方は、そこに居るブレスト、セシル
 と共に作り出された命なのです」

レダンの目が真剣な表情になった。

「え?俺も・・・!?」

ブレストも、初めて知らされたようだった。そして、シオンが
唖然としているフェイズに近づいた。

「フェイズ。黙っててすまなかった。俺は最初から知っていた。
 お前が俺の計画で生み出された存在であることも、セシルが
 騎士団の密偵だったことも」

その言葉を聴いて、フェイズは脚に力が入らなくなった。
そこをカーディが支える。

「もう・・・ 何が何だか分からない・・・」

「フェイズ・・・」

ネイルが心配そうに声を掛ける。

「貴方たちの目的はこれでしょう?ほら、取りなさい」

投げられた魔術書を、ネイルが受け取る。

「何故・・・?」

「私は・・・いや、何でもありません。早く行きなさい」

シオン達は、気を失いつつあるフェイズを抱え、脱出した。
唯一、レダンの意図が分からなかったが・・・
その後、凶狼隊は撤退。同時に、フェイズ達も基地に帰還した。
カーディとネイルが、施設で起こった一部始終を説明した。

「そうか。・・・あいつも、大人っぽいトコがあるが、まだ
 子供だ。そんな事実を突きつけられては、ショックをうける
 のも当然だ」

「もうすぐ姫は助けられるけど、今度はフェイズが問題だね。
 こればっかりは、僕らには慰めることしかできない」

シスルとセンが言った。他の者も、口々に思いを告白し始めた。

「私・・・ フェイズの所に行ってくる」

「僕も、そうさせて貰います」

ネイルとカーディが、フェイズの休んでいる部屋に向かった。
むさ苦しい男どもは、自分の弟のように思っていたフェイズを、
心の中で心配した。
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大天使「今度の主人公も波乱だな」
作者「確かに、書いてて思った」
                       続く



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