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[339] TOS小説 5章
聖徳大志 - 2006年02月15日 (水) 18時56分

作者「プラネタリウム、今更ながら良い曲だと思った」
大天使「どっちの・・・?」
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「この化け物め!虎牙破斬!」

ロイドの斬撃をくらっても、サンドワームは動じなかった。
世界最大だけあって、鈍い・・・じゃなくて、怯み難い。

「僕も行くよ!アイシクル!」

ジーニアスの魔法は有効だった。突進のスピードが遅くなった。
すると、またサンドワームは地中に潜ろうとした。

「させるか。スプレッド!」

体の半分が潜った所を、ロイドが近づき、何度も斬りつけた。
最後に鋭い突きを食らわすと、サンドワームはゆっくりと
地面に潜っていった。いや、沈んでいった。

「やったか・・・?」

「・・・・・」

ロイドが汗を拭きながら、サンドワームが沈んだ穴を見つめた。

「ジーニアス、どうした?」

「いや、世界最大の割にはあっさりやられたな、って・・」

ジーニアスの不安は的中した。クリス達の背後から、サンド
ワームが飛び出してきて、先程とは比べ物にならないほど速く
突進してきた。

「ちぃっ・・・!」

ロイドは吹き飛ばされ、クリスは開いた大穴に突き落とされた。
そこを、ジーニアスが手首を掴み助けた。

「くっ・・・」

「ジーニアス、離せ!俺の事はいい!今は奴に集中しろ!」

「でも・・・」

「俺は死なん。さぁ、早く。また奴が来るぞ!」

ジーニアスは後ろから再度突進してくるサンドワームを見た。
ロイドも片膝をついて、すぐには動けそうに無い。

「・・・っ!ごめん!」

ジーニアスは、クリスの手首を離した。そして、すぐに後ろを
向き、サンドワームと対峙した。

「ジーニアス、行くぞ!」

「うん!決まれ、アクアエッジ!」

水の刃が飛んでいくと同時に、ロイドが突撃した。刃とロイドの
剣の連続攻撃が決まり、サンドワームは大きな音を立てて
横転した。

「今度こそ、やったか・・・」

「でも・・・ クリスが・・・」

ジーニアスが目を伏せた。ロイドは、2人のやり取りを
見ていないので、クリスが居ない事に気付いた。

「僕達の為に、あの人は・・・!」

「俺たちの一時の油断が・・・ 畜生・・・」

2人は砂漠に立ち尽くした。しばらくして、2人はまた
歩き出した。
そして、その夜・・・ 

「くっ・・・ ここは・・・」

クリスは、昼間の出来事を思い出した。そして、自分が落ちた
穴の入り口を見上げた。

「やれやれ、あの力で不死身になっちまったのかな・・」

服に付いた汚れを払うと、クリスはその穴を地道に登り始めた。
10分ほど経ってから、ようやく穴の入り口に辿り着いた。

「さて・・・ これからどうするか。」

すると、ふと何かが目に入った。水色の、半球状の形をした
建物だった。

「ふぅ・・・ 助かったか・・・」

その建物に向かってクリスは歩き始めた。そして、その建物の
扉の前に、見張りが居ることに気付いた。

「ちっ、何かヤバそうな施設だな・・・ って、ん?」

その警備兵の服をよく見ると、何とディザイアンの制服だった。
そして、兵士達は何かを話しているようだった。

「あの・・・ ロイド・・・ ついに捕まった・・・」

「我々の・・目的も・・・もうすぐ・・・」

クリスは、ありがちな悪の台詞より、ロイドが捕まった、
という言葉が気になった。

「あいつ、捕まったのか。やれやれ・・・」

そう言いながら、クリスは兵士に近づいた。兵士も、当然
こちらに気付いた。

「お前、何者だ?」

「すみません。道をお伺いしたいのですが」

「あー?」

クリスは、剣を手にかけた。

「地獄の入り口までのな!」

そのまま居合い斬りで兵士を倒し、そして扉を勢い良く
開けた。
いや、ぶち壊した。うるさい警報が鳴り響く。

「騒ぎ立てれば警備体制も乱れるな。よし」

辺りが騒がしくなるのを気にも留めず、ずんずんと最奥へ
進んでいった。

「侵入者は入り口だ!急げ、今は仕掛けを解除しろ!」

兵士の一人が叫ぶと、部屋の鍵が開く音がした。そして、
もう片方の扉から兵士達は入り口へ向かっていった。

「やれやれ。こちらの策に全然気付いてねぇや」

クリスは物陰から出て、仕掛けが解除された扉へ進んでいった。
そして、また足音が聞こえたので、すぐそこにあった扉へ
入り、隠れた。

「ここは・・・ 偉い奴が使ってそうな部屋だな。」

そう呟くと、その隣の部屋で物音がしたので、咄嗟に机の
裏へ隠れた。そして、隣の部屋から、水色の髪をした
男が現れた。

「あいつは・・・!?」

その姿に驚いていると、何とロイドが部屋に入ってきた。

「ふーっ。危なかった。」

「何者だ!」

男がロイドを睨み、手から雷の弾を作り出した。その隙を
見逃さず、クリスは机から飛び出た。

「後ろにも気を付けた方が良いぜ?」

「何・・・!」

その男は振り向きざまに雷の弾をクリスに飛ばした。
もちろん、クリスはそれを回避し、剣を抜いた。

「クリス!生きてたのか!」

「悪いがゴキブリ並の生命力なんでね」

そう言っていると、また誰かが入ってきた。聖堂を襲った
ディザイアンである。

「お前がロイドだったとはな。これは傑作だ」

男がロイドの方を見て言う。

「ボータ!私は一旦退く。奴に私の事が知られたら計画は
 水の泡だ」

「やってきた神子の処理はいかが致しますか?」

「お前に任せる」

男はそう言うと、後をボータと言う男に任せて逃げていった。

「さて、お前はどうする?」

ボータはロイドを睨んだ。

「数が多いな。まずい・・・」

クリスが呟くと、さらにまた誰かが現れた。

「ロイド!生きてる?・・・クリス!あんたも生きてたんだ!」

「ロイド、だいじょぶ?怪我は無い?」

「無事のようだな」

ジーニアス、コレット、クラトスだ。

「皆、来てくれたのか!」

ロイドが喜びながらも剣を抜き、ボータと向き合う。

「ちょうどいい。ここで神子もろとも、始末してくれようぞ!」

「来い!」

当たり前の如くクリスも加勢し、戦闘が始まった。

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作者「妙に長くなった・・・」  
                        続く



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