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[307] 終わらない戦い 21章
聖徳大志 - 2006年01月23日 (月) 23時06分


「ルートは2つある。」

一行は断崖の洞窟を抜け、平原で次の行き先の話し合いを
していた。

「まずは、この先にある街の近くの樹海を抜け、そのまま
 火山を登るハードなコース。でも、近い。もう1つは、
 大陸を北上して雪原をとおり、その奥にある神殿に行く
 コースだ。でも、後者は遠い方だ」

シオンの出した地図を円状に囲って見る。

「俺は前者がいい。約束の期限を過ぎたら、帝都まで
 行かなければならなくなる。それは絶対に駄目だ」

「私も火山コースで良いわ」

「俺もだ」

全員の意見が合致したので、この先にある街に向かう事にした。
その道中・・・

「ネイル」

「何?」

フェイズがネイルに話しかける。

「さっきは・・・ すまなかった。俺も、少し苛ついてたんだ。
 悪い・・・」

「別に、気にしてないわ。ただ・・・ 無理はしないでね」

ネイルの言葉で、シオンが自分の過去をバラしたことを悟った。

「おい、シオ『もうすぐ街に着くぞ』

シオンに一言言ってやろうかと思ったが、遮られたのでやめた。

「よし。俺は食料とかを調達してくるから、お前たちは先に
 宿へ・・・ って、ん?」

シスルが街の奥で何やらもめているのに気付いた。

「・・・・フェイズ。お前の師匠が居るぞ」

「本当か!?何処に!」

シスルが指差す先には、センが賊らしき者と戦って・・・
決着をつけたようだ。

「ししょ・・・」

人の群れをかき割って止まろうとした瞬間、目の前の光景に
凍りついた。

「フェイズ!・・・それに兄さんやネイルも・・」

「セン!こんな所で何してるんだ」

シスルが大きな声で聞いてきた。

「あ、フェイズを探しに、情報を頼りにここまで来・・・」

センは、いつの間にか抜刀しているフェイズを見て驚いた。

「あ、賊は倒したよ・・・って・・・」

目の前に刃牙騎士団数名とリーダー格2名が居た。

「おいおい、こいつ例の尋ね人じゃないか?」

一人が言う。

「お前か、小僧。まさか生きていたとはな・・・」

もう一人、偉そうな奴が言う。

「ヴァルデス!やはり貴様は刃牙騎士団だったか!」

「黙れ。街中でやり合うつもりは無い、捕えろ!」

ヴァルデスと呼ばれた男は、兵士に命令を下した。が、兵士の
反応は無い。

「油断していたから背後を取るのは簡単だったよ」

斧を持った青年がほくそ笑みを浮かべて言った。兵士達は
全員倒れている。

「ヴァルデス、ヤバいんじゃね?」

若い男が言う。

「ブレスト、うろたえるな。ここはアレを使う。」

ヴァルデスがナイフを取り出すと、投げた。それは魔方陣を
描き、ヴァルデス達と一緒にフェイズ一行も消えた。

「むぐ・・・ ここは何処だ」

寒い。外である事は間違いないようだ。すると、周りに明かり
が付いた。ここは遺跡のような場所で、何名か人が
いるのを確認できる

「今は奴らの様子を見ておこう」

「・・・カーディか。師匠と一緒に来てたのか」

「さて、これから面白い物を見せよう」

ヴァルデスが言うと、先程ブレストと呼ばれていた少年が
誰かを連れてきた。その人とは・・・ ありすだった。

「姫!貴様、少しでも危害を加えたら許さん!」

「こざかしい凶狼隊から攫い出すのに時間が掛かった。
 まぁいい、おい、棺を壊せ!」

魔族と契約する時の様に棺を壊した。すると、中から黒いモヤ
が現れた。

「私を呼び起こすのは誰だ・・・・」

「俺だ!魔女ケルフィン、この娘の体に宿れ!」

ヴァルデスの言葉を聴いて、シオンは察した。奴ら、姫の
体を使って魔女を復活させようとしている。古の時代、
魔王を騙して魔物達を支配していたという悪女・・・

「おい、皆・・・」

シオンがそのことを皆に耳打ちした。

「ちっ、させるかよ!」

フェイズが真っ先に剣を抜き、ヴァルデスに向かっていった。
だが、それは意外な人物に止められた。

「お前は・・・・!?」

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作者「長いので 後編に続く」



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