[300] 傭兵団 第1章 |
- セン傭兵団 - 2006年01月19日 (木) 00時00分
緑が綺麗な草むらに二人の男が寝ころんでいた
セン「なぁ、キルス、これって敗走っていうよな」
キルス「ああ、そうだな」
セン「ところで思ったんだけど、このグラドの紋章やら持ってたら危ないから捨てないか?」
キルス「そうするか」
セン「で、これからどうする?グラドはルネスに負けたし、盗みでも働くか?」
キルス「とりあえず、ネイルに会いに行かないか?グラドが負けたって事くらいしってるだろうから心配してると思うぞ?」
セン「・・・そうするか。じゃぁ行くか」
キルス「ちょっと待て・・・もしかして徒歩で行くのか?」
セン「徒歩以外に何がある」
キルス「お前にはグレイという飛竜が居るだろうが」
セン「あ〜あ〜いたねぇ、最近会ってないから忘れてた」
キルス「自分のペットくらい覚えとけ」
セン「ていうか、キルスも妹の・・・ノヴァだったっけ?に会わなくていいのか?」
キルス「少々大丈夫だろう、ちなみにあいつは姉だ」
セン「少々・・・」
キルス「とにかく速くグレイ呼べ」
セン「仕方ねぇな・・・来るかなあいつ」
センが懐からホイッスルを出して吹いた
セン「お〜、来た来た」
キルス「今も思うが・・・やっぱりホイッスルじゃ格好がつかないな」
セン「ほっとけ」
_____________________________5分後_______________________
セン「家に到着」
キルス「じゃ、兄妹の再会としてこい」
セン「お前も一緒に入れ」
キルス「何で、兄妹水入らずじゃないか」
セン「とにかく一緒に入れ」
キルス「・・・分かった」
セン「ただいま〜」
キルス「お邪魔します〜」
セン「・・・誰もいねぇな・・・ネイルは寝室か?」
キルス「確かにそれっぽいな」
セン「キルスゥゥゥゥゥゥ!」
センに跳び蹴りがキルスに直撃した
キルス「オグッ!・・・な、なに、何!?何か悪い!?」
セン「人の家の寝室勝手に覗いてんじゃねぇよ!」
キルス「・・・ネイルも寝室で寝てた、さっさと挨拶しろ」
セン「・・・ネイル〜、起きろ〜、まず起きろ〜」
キルス「熟睡だな・・・平民丸出しというか何というか・・・」
セン「・・・布団を脱がせば起きるか・・・」
キルス「・・・懐かしいなその起こし方」
ガバッポイッ
ネイル「・・・ん〜・・・」
セン「お客さん、終点ですよ」
キルス「どこでそんなん覚えたんだよ・・・」
ネイル「・・・ん?・・・!?兄さん!?」
セン「久しぶり、ていうか俺って認識するのに30秒かかったな」
ネイルはセンに抱きついた
ネイル「久しぶりじゃないよ!心配してたんだよ!」
セン「心配してた奴が熟睡か・・・言ってることとやってることが違うな・・・」
ネイル「・・・ごめん」
セン「まぁ気にしないが・・・ていうかいい加減離れろ、兄妹だからって長すぎる」
キルス「久しぶりだなネイル」
ネイル「あ、キルスさんも居たんだ!お久しぶりだね!」
キルス「・・・おまけのような気がしたのは気のせいか・・・?」
セン「まぁ気にすんなよ」
ネイル「でもグラドが負けっちゃったんなら兄さん達はもう戦わなくてもいいって事だよね」
セン「そうなんだけどな〜、問題は職なんだよな」
キルス「今一番手軽に出来ることと言えば、盗みくらいだが・・・」
ネイル「盗みなんてダメだよ!」
キルス「じゃあ他に何があるって言うんだ!」
セン「まぁ・・・二人とも落ち着け、盗みがダメってんなら出来る奴は一つしかねぇぞ」
キルス「他に何かあったか?」
セン「傭兵業、まぁ、時には人に迷惑かける仕事もあるが、基本的には悪事ではない職だ」
ネイル「でもそれだったらまた兄さん達が危険な目に遭うんじゃあ・・・」
セン「そんなもん盗みだって同じだろ、まぁ、盗みの方が危険度は少ないけどな」
キルス「俺的には傭兵業の方がいいと思う、命の危険が多少あるが、もうけはなかなかのものだ、しかも俺ら二人は元正規兵だ、この手の仕事ならうってつけだと思うぞ」
ネイル「でも・・・」
セン「俺らなら大丈夫だ・・・多分」
ネイル「多分じゃないよ!二人だけってとても危険だよ!?」
セン「危険が怖い奴が正規軍なんてするもんか」
キルス「別にお前に来い言ってる訳じゃない、ここでおとなしくしていろ。 傭兵業は二人でする」
セン「確かにそうだな・・・言い方がきついけど俺もそれに賛成だ」
ネイル「・・・私も行く」
セン「やめとけ、俺ら二人みたいに腕に自信がある奴ならいいとしてお前はまだ半人前だろ」
ネイル「だったら力を付けて半人前から一人前になればいいことじゃない」
セン「あのな〜」
ネイル「兄さん、私の剣の先生って誰」
セン「・・・俺だ」
ネイル「一緒にいれるなら稽古をして一人前になって役にたつかもしれないじゃん!」
セン「・・・なぁキルス・・・」
キルス「お前が決めろ・・・っていったら困るよな、いいんじゃないか?男二人だったら華がない」
セン「そうか・・・まぁ、こんな小さい傭兵団だけど、俺らの生命線だ、本気でやれよ」
キルス「ああ」
ネイル「うん!」
セン「ああそれと、この傭兵団は一種の家族って事にしとくから」
キルス「え・・・」
ネイル「それいいね!」
キルス「よくない!」
セン「まぁそう怒るなって」
キルス「・・・あ、そういえばお前らって並んでみると全然似てないな」
セン「そりゃぁそうだろう、血のつながりはないんだから」
キルス「・・・は?」 _______________________________________________________ 作者「はい長かった」
セン「まだ1章だろうが」
作者「当時のパラメーターを描きます、ちなみにオリジナルを作ったりします」
セン「こいつが作るキャラのパラメーターは限界を超えてる奴が多いから気をつけろよ、パラメーターはFE的な感じだ」
セン 19歳 LV1 クラス 勇者 HP40 力20 魔力2 技19 速さ19 幸運18 守備20 魔防16
キルス 19歳 LV1 クラス ドルイド HP32 力1 魔力21 技16 速さ18 幸運19 守備5 魔防20
ネイル 16歳 LV1 クラス 傭兵見習い HP15 力1 魔力1 技4 速さ5 幸運3 守備1 魔防0
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