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[297] 終わらない戦い 18章
聖徳大志 - 2006年01月18日 (水) 19時34分

作者「物語も序盤を過ぎようとしています。この後どうなる!」

大天使「お前が言うな・・・」
-----------------------------------------------------------

「ここがギオン帝国・・・・」

一週間の船旅を終え、一行は帝国へたどり着いた。時間を無駄
にはできないので、漁師の老人とすぐ別れて、海岸沿いに
あると言う魔族の居所を探していた。

「ここだ。」

「ここに入るのか・・・ って、入れるのか?」

「岩伝いを行けば問題ない。行くぞ」

シオンが先に岩をジャンプで渡り洞窟に入っていった。崖の下
のかなり目立たないところにある為、人の手が及んでいない
のも納得が行く。

「まぁ、何とか進めそうだな。俺が気になるのは、どうして
 そこまでシオンが詳しいのか、と言う事だが・・」

シスルがシオンを見て言う。

「・・・こっちにも事情がある。それは話せない」

「分かった」

シオンが先行して進んでいった。海水の溜まり場が所々にあり、
人が入ったとしてもすぐ引き返してしまうだろう。

「侵入者を寄せ付けない地形だな、ったく・・・」

「これを見たら、もっと先に進みたくなくなるだろうな」

シオンの言葉に、皆が前を凝視する。そこには、水を滴らせた
大きな遺跡があった。

「うわ、何これ・・・」

「・・・俺も正直ひいたけど、止まってられない。行こうぜ」

ネイルの手を引いて歩き出すフェイズ。その光景を見て
シスル達は声を揃えて

「若いねぇ・・・」

と言ったのだった・・・。 遺跡の中は、神秘的、かつ不気味
だった。ある程度進むと、広い部屋に祭壇があった。

「恐らく、ここに魔族は居るはずだ」

シオンが言うと、フェイズが前に出た。

「よし、出て来い・・・」

と言いかけた時、別の何かが現れた。フェイズは後ろに下がって
剣を抜く。

「やっぱり掛かったか。飛んで火に入る夏の虫とは
 この事だねぇ、この愚か者が!」

「何だ?このイカレポンチは・・・」

フェイズが呆れ気味で挑発する。

「・・・・お前、どこかで会わなかったか?」

シスルが前に出て男に聞く。男は、シスルの顔をよく見ると、
不敵に笑い出した。

「・・・お前、シスルだろ?10年前の戦いの関係者が
 混じってるってのは、本当だったんだねぇ、アハハハハ!
 そうだよ、僕は元『四翼』ハウトさ!」

「やっぱりな。『四翼』は善悪の無い組織だと聞いたが、
 こんな腐った連中を迎合しているとはな・・・」

「僕だけじゃない。四翼の生き残りはアルタイルを除いて
 全員いるよ。ディル様が力をくれたからねぇ!あの馬鹿は
 反逆しようとして捕まってるのさ!」

フェイズ達は話が読めず、ただ聞いているだけだった。

「ディル・・。それが貴様たちのボスか。四翼が敵に周ったのは
 少々残念だが、やるしかあるまい」

「僕とやろうってのかい。面白い。楽しませてみなよ!」

2人が剣を抜くと、後の者は後ろに下がる。
ハウトがまず先に近付くと、シスルは簡単に回避し、かなりの
速さで後ろに回りこみ、斬りつけた。

「うっ!」

ハウトが素早い連続攻撃を浴びせ、押していく。だが、シスルの
顔には焦りは無かった。むしろ、余裕すら窺える。

「その程度で俺を倒せると思うな!」

突きを繰り出し怯ませると、後ろに下がり始めた。腕に白い光
の盾を出現させると、様子を窺っている。

「はっ、僕もこのままじゃないよ!」

ハウトは一旦剣をしまい、手に力を溜め込んだ。

「猛き炎の弾丸よ!フレイブリット!」

ドォン、とシオンの大砲にも負けない勢いで炎を繰り出す。
すると、シスルは避けるどころか、盾で受け流した。

「な、僕の奥義が・・・」

「甘い。」

シスルは横に横にと瞬間移動を繰り返し、ハウトに近付くと、
盾を剣に換えた。

「サンダーセイバー!」

雷撃で叩き上げ、叩き落す2段攻撃で吹き飛ばし、とどめを
さした。

「ぐ・・・ ここまでやるとはね。そう来なくちゃ」

ハウトは少しフラフラしながら立ち上がると、また構えた。

「すべてを破壊せし裁きの雷よ・・・」

腰をかがめて、突撃すると、シスルを蹴り上げ、着地した後
地面に雷を出現させた。

「ウォルグレイザー!」

「くっ!」

シスルは弾き飛ばされたが、立ち上がることはできた。

「今日はこの辺にしといてやるよ。血が体に浸透してない
 ようだしね」

ハウトはワープで何処かへ消えた。

「さっきの奴・・・」

フェイズがシスルに近付いた。

「魔物の血の実験を知った戦いで、仲間だった奴だ。だが、
 これで1つ分かったことがある」

「何?」

「魔族の力は、奴らと対等に渡り合えるって事さ。今まで
 なかった魔力も、体に充満してるようだしな。さて、
 次はお前だ、フェイズ」

フェイズは頷くと、祭壇に近付いていった。
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続く



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