[245] 10人の魔道師 31話 |
- セン傭兵団 - 2005年12月08日 (木) 23時24分
ヒツイ「全て終了したな」
紫道「といっても本当にこれで勝てるんですか〜?」
ヒツイ「まず無理だろうな」
尾古「じゃあ何でやらせたんだよ!」
ヒツイ「まずは俺の話を聞け、魔族相手に魔道師のみの力ではどうやっても勝てる見込みがない、ここは聖獣の力を借りる」
椿「聖獣・・・たしか書物にも書かれていたな・・・自然や感情を支配している者・・・そんな奴らの力を借りるのか?」
ヒツイ「それくらいしかないだろう」
椿「・・・そういえば思い出したんだが、マザーの封印道具は今どこにある」
ヒツイ「ああ、アレか、あれなら俺が持つよりあいつに持たせる方が安全だろうと思って渡した」
椿「あいつとは誰だ」
ヒツイ「科学の街ゼノムに居るカズというそこの研究所の技術開発局局長を務めている奴に渡した」
椿「・・・道具が盗まれないか?」
ヒツイ「はっきり言って最近魔族が強力になってきている、このまま防ぐことは難しいだろう」
椿「・・・と言うことは俺たちはそのカズという奴と会って道具を死守しなければならないと言うことか・・・」
ヒツイ「まぁそうだ」
ありす「そうと決まれば出発ですわ!」
ヒツイ「ちょっとまて・・・お前達な・・・食事はどうする気なんだ・・・買う物は買ってから行け」
デュラ「・・・完璧に忘れていたな・・・」
ヒツイ「それと、ここには武器屋もある、武器を適当に買っておけ」
紫道「武器を使う必要があるんですか?」
ヒツイ「ああ、一日中魔法のみで戦うのはきつい、可能な限り武器で戦い、いざというときに魔法を使え」
尾古「ほーい」
ヒツイ「といってもお前らはどうみても武器を使ったことがなさそうだな・・・フェイズ!居るか!?」
フェイズ「あ〜!はい!はい!居ますよ!」
ヒツイ「コイツらに武器の基本、そして使い方を2日でたたき込んでくれ」
フェイズ「二日ですか・・・やってみます」
ヒツイ「じゃあお前ら、金は少々あるから適当な武器買ってこい」
________________________1時間後__________________________
柳「こんなもんでいいよね」
椿「それぞれ持ったな」
フェイズ「鎗、剣、刀、弓、斧、鎖鎌・・・よくいいように揃いましたね・・・それでは始めましょうか」
_______________________二日後____________________________
ヒツイ「じゃあ、今日が出発の日だが、二つお前らにやっておかなくてはならないことがある」
ありす「・・・?」
ヒツイ「・・・これだ」
椿「!?・・・これは!?」
ヒツイが手を上にあげた途端、灰色の竜と炎を纏っている鳥、鋭く大きな爪を持っている虎が現れた
ヒツイ「これが先日言った聖獣って奴だ、お前らには俺が仲間にした聖獣を渡す必要がある」
椿「そんなことをして大丈夫なのか?」
ヒツイ「少々大丈夫だろう、それと、クラウスとアル、そして最近こっちに来たをお前らに同行させる」
クラウス「よろしく〜」
アル「失礼させて頂きます」
紫道「最近来た奴?」
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セン「一辺切ろう、続きは32話」
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