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[240] 終わらない戦い プロローグ
聖徳大志 - 2005年12月04日 (日) 18時22分

作者「第2部開始〜」
大天使「はぁ・・・。まぁ、頑張りますんで宜しく」
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あの大戦から10年・・・。誰にも知られていない世界の存亡
をかけた戦いから10年経った今、どの国の間にも争いは起きず
平和な日常が続いていた。だが、それを打ち消すような闇が、
また動き始める・・・・
物語は、とある王国の王家から始まる。
===========================================================

「では国王、お誕生日おめでとう御座います」

「あぁ。ありがとう」

大陸の東に位置するルヴァト王国。今日は、その国王の誕生日
であり、王城で華やかな祝宴会が行われていた。

「お父様。私は何だか気分が優れないので、先に部屋に戻って
 いますわ」

と、声を掛けたのは国王の娘、ありす。

「そうか。じゃあ、少し休んだらまた戻ってきなさい」

父の言葉に頷くと、ありすは部屋に向かった。静かな通路を
通り、扉の前に来ると、誰かが居た。

「・・・姫。パーティに出なくていいのか」

と、タメ口で話し掛けてきたのは、騎士団長のシスル。いつも
こんな感じである。

「は、はい。ちょっと休んだらまた戻ります」

「・・・そうか。」

昔は結構粗暴な性格だったらしいが、今ではその影も見られない

「ふぅ・・・」

ベッドに横になると、ガタン、と音がした。

「・・・誰か居るの?」

ありすが恐る恐る部屋を見渡すと、影が目の前を通り過ぎ、
扉を物凄い勢いで開けて出て行った。

「きゃっ!」

思わず声が出てしまった。そして直ぐにシスルが駆けつけた。

「どうした」

「い・・・今、誰かがこの部屋に居て・・・」

怯えているためか上手く声が出ない。

「賊か。姫はここで待っていろ」

シスルは会場に向かい、国王にこの事を知らせた。

「騒ぎを大きくするな。見張りの騎士を数人連れて捜索しろ」

「承知・・・」

会場の扉の前にいる騎士とありすの部屋に向かった。だが、
既にありすの姿は無かった。

「団長?姫、いないじゃありませんか」

「至急、門番にこの事を知らせろ。誰一人この城から出すな」

「は・・・はい!」

騎士達は結構なスピードで走っていった。そして、シスルは
椅子に腰掛けた。

「・・・居るんだろ。出て来い」

と、言うと、棚の物陰から少年が出てきた。

「お前か。城に入った盗賊は。姫をさらったのはお前じゃ
 なさそうだな」

「・・・・あぁ」

少年は静かに言った。

「誰か見たか?」

「俺が部屋に入ろうとした時・・・。黒服の男達が女を担いで
 出て行った。あれは只者じゃない」

「お前もな」

シスルが嘲笑して言った。すると、騎士達が戻ってきた。

「団長!今、見張りの者が怪しい奴等を追跡中・・ってアレ?」

「こいつはもう1人の侵入者だ。姫がさらわれた事は、宴会が
 終わってからにしろ」

「良いんですか?」

シスルが頷くと、騎士達は出て行った。

「お前、処刑は免れないかもな。お前が起こした騒ぎで、
 姫がさらわれたんだから」

「・・・・」

少年は黙っている。

「安心しろ。国王に進言して、処刑は止めさせる。まだ決まった
 訳じゃないが・・・。そうだ、名前は?」

「フェイズ・・・」

「そうか。」

これが、2人の出会いと、物語の始まりだった。
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作者「プロローグなのに妙に長くなったな・・・まぁ、また
   当分書けなくなるんだし、いいか」
大天使「次回も宜しく〜」


[241]
ありす - 2005年12月04日 (日) 21時39分

ご機嫌よう♪
わ、私さらわれてる!
・・・まぁ体育2ですし戦闘にはむかないですからねー(役立たず
これからどうなるのでしょうか?楽しみにしていますv(^-^)

[242]
セン傭兵団 - 2005年12月05日 (月) 14時42分

セン「アッハッハッハ〜」
キルス「セン!笑うな!」
セン「だってよ〜!シスルが・・・アッハッハー!」
シスル「セン!後で裏口こい!」
セン「ん、後でな、ところでフェイズ、お前なかなかやるな〜あの姫さんの城に入り込むんだからな〜」
フェイズ「現実ではありませんので・・・それでは終わります、楽しみにしていますよ」



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