[239] 同じ世界、されど違う世界 プロローグ |
- ラグ - 2005年12月03日 (土) 01時18分
夕暮れ時、1人の男が道を歩いていた。どうやら学校帰りのようで、鞄を持っていた。
「よ、フォル。お疲れさん」
歩いてた男の後ろから1人の男が走ってきて声をかけた。
「ん?暇人か、お前も生徒会云々で大変みたいだな」
「暇人言うなよ・・・ああ、選ばれたせいで部活やめる羽目になったからな・・・。それよりもお前はどうなんだ?大会もそろそろ近いんだろ」
「まあな・・・」
2人がそう話ながら歩いていると、もう1人後ろから男が来た。
「あ、フォルさんに暇人さん」
男が2人に声をかけた。
「ん?ああ、ラグか」
「よお、暇人ってやっぱやめてくれねえか?」
「それなら暇暇言う癖やめればいいんですよ」
「さすがにそれは直らねえよ・・・」
3人は話ながら歩いていた。フォルと呼ばれた男は古尾軽人、暇人と呼ばれた男は木畠憲次、ラグと呼ばれた男は神楽高博、3人は中学以来の親友だ。ちなみにフォルと暇人は高2で、ラグが高1のためラグは後輩である。
「俺もまた剣道部に戻りたいな・・・」
「生徒会に選ばれたからな。まあ運が悪かったと思ってそっちを頑張れよ」
「暇なんだよ・・・」
「また暇って言ってますね」
「だな・・・」
3人がそう言いながら歩いていると、突然地面が大きく揺れた。地震である。
「うおっと、これはでかいな・・・」
「ですね・・・そこに安全な所があるから行きましょう」
「おお・・・」
3人はすぐ近くにあった公園に避難し、収まるのを待った。そして数秒後に地震は収まった。
「かなりでかかったな・・・家にある物いろいろ崩れてるだろうな・・・俺は先帰るわ」
暇人がそう言い、2人と別れた。
「俺らも別れるか。明日遅れんなよ」
「はい、また明日」
フォルとラグも別れ、それぞれの帰路についた。
そして・・・これより、世界は変わりゆく・・・。
プロローグEND
一応浮かんだネタのプロローグです。書くかどうか微妙(ぉ
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