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[235] 最後の戦い 「終章」
大志 - 2005年11月29日 (火) 18時08分

作者「・・・今まで、長かった。」
大天使「でも、また始まるんだよ。」
死人「俺達死人組は出れないのか・・。やっぱり・・・」
-----------------------------------------------------------

・・・『四翼』基地でパーティをしている一行。皆の無事と、
勝利を祝して。全員、いつもは見せないふざけた姿や、満面の
笑みを見せたりして、打ち解けあっていた。大天使は、グラスを
片手に基地の外の、景色が良く見える場所に出てきていた。

「酒か・・・。まだ、未成年だっけ・・・」

グラスを置いて空を眺めていると、足音が聞こえた。その正体は
アルタイルだった。

「・・・物思いに耽っていただろう」

「・・・まぁな。」

酒を少し飲んで、また空を眺める大天使。

「これで・・ 本当に良かったのか?私は、お前を殺したと言う
 罪を背負って生きねばならん」

「頼んだのは俺だ。・・・あんたが裏切ってるのを知って、
 ああいう展開になったら、邪神を解放しろって言ったのは
 俺だぞ?」

アルタイルは隣に歩いてきた。そして、彼も空を見る。

「まぁ、それなら誰にもバレないな。でも、みすみす死に急ぐ
 なんて何故だ?」

大天使は飲み干したグラスを置くと、手すりに凭れた。

「さだめとか、決まり事に縛られるのはもう沢山なんだ。俺を
 慕ってくれている仲間に、こんな事話せるわけが無い。
 特にアイツは・・・」

「ファリアか。まぁ、昔からの仲だそうだな。彼女以外の人間
 も悲しませる事になる・・ もう、覚悟はできているんだな。
 死ぬのは、何時頃なんだ?」

「明日の・・・ 午後10時。俺は、突然の体内組織変形に
 耐え切れずに死ぬ。俺はもう発つよ。死に様みられちゃ、
 意味無いからな・・・」

そう言い掛けた瞬間、バタバタと人が出てきた。皆であった。

「お・・お前達、今の話聞いてたのか!?」

大天使が動揺を隠せずに居る。

「2人して消えちまうから、皆で探してたんだよ。そしたら、
 偶然二人の声が聞こえたから・・・。それより大天使。
 今言ってた事は本当か!?」

レグルスが前に出る。そして、大天使は頷いた。

「もう、止められないのか・・?畜生・・・!」

レグルスは地面を叩いた。そして、その後ろからファリアが
出てきた。

「・・・どうして、黙ってたの?皆を、心配させたくなかった
 から・・・?」

涙声で聞く彼女に、大天使はしばらく黙っていた。

「ごめん・・・ もう、俺は自由になりたいんだ。この剣は
 斬った人の生き血を吸うし、翼は戒めにしか過ぎない。
 こんな生活はもう御免だ・・・」

「そこまで邪神の血を継ぐ事は嫌な事か?お前のやってる事は
 逃げる事にしかすぎない。」

ブラックナイトが辛辣な言葉を浴びせる。

「そんな事分かってる!でも、どうにもならないんだ・・・。」

大天使は俯いた。しばらく沈黙が流れたが、それを打ち破った
のはハウトだった。

「だったら・・・。明日の夜まで、皆と居てくれよ。1人で
 ひっそりと死ぬなんて言わないでくれ・・・」

大天使は黙っていた。そして、顔を上げると小さく頷いた。
そして、ごめん、と言った。

「だったら、俺達にもう言う事は無い。人生なんて所詮
 死ぬまでの暇つぶし、楽しめるだけ楽しめよ!」

レグルスは、無理矢理笑みを作ったようにも見えた。その言葉に
皆が微笑している。

「ごめん・・・。ありがとう・・」

そして、大天使達はパーティへ戻っていった。・・・残りの
1日、彼等が何をしたのか・・・。それは誰にも分からない。
-----------------------------------------------------------

作者「終わった・・・。」
大天使「俺はどうなったの!?最後曖昧過ぎ!」
死人「とりあえず、これで第1部は終わりです。皆様、御愛読
   有難う御座いました」
作者「第2部で御会いしましょう。さようなら!」
大天使「あへー・・・」
                         終わり



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