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[224] 最後の戦い 「20章 集合」
大志 - 2005年11月22日 (火) 19時37分

作者「長かったねぇ・・・。何話くらい書いたんだろ?」
大天使「50話いってるでしょ」
死人「モウスグオワリカ。ハァ、ダイ2ブニオレハデナイカ」
作者「死んでから言葉が変わったね」
大天使「お前のせいだけど」
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「さぁて、と・・・ げ、今度は螺旋階段か」

大天使が階段の頂上を見上げて言った。それほど長いものでも
なさそうだが。

「お得意の翼を出せば?」

「本気の戦闘じゃないと出せないよ」

大天使は諦めて階段を上り始めた。横幅が広いせいか、大きく
長い階段に感じてしまう。元気が出始めたレグルスに無理をさせ
ないため、体力に自信があるキルスがレグルスを背負っている。

「ん?」

目の前に黒いモヤが現れた。その中から、初老の男が現れた。

「アンタ誰?」

「・・・この階段の守備を任されし者。名をビュートと言う。」

すると、キルスに背負ってもらっているレグルスが、キルスを
弾き飛ばして、大天使の横に来た。

「親父・・・!」

「そうか、親父さんか。・・・・って、えぇぇ!?」

大天使は驚いてレグルスを見る。その瞳には、先程のレグルス
とは違う何かがあった。

「あんた敵なのか?親父さんよぉ」

ビュートは冷静な表情で頷いた。

「仕方ないな。セン!シスル!やるぞ。」

だが、それではレグルスが納得いかなかった。

「待て。俺にやらせてくれ。」

「だが・・・」

「理由は聞くな。・・・俺がやられたら、後は頼む」

レグルスは、目を閉じて剣を抜いた。キルスが弾き飛ばされた
時壁に腕をぶつけて痛がっている中、親子の決闘は始まった。

「先程戦った時より・・・ 殺気が増している、か?」

ビュートも剣を抜いた。息子が放っている殺気が自分に全て
向けられているため、少し躊躇した。だが、それでもレグルスは
父を殺す為に飛び掛った。お互いの腕は互角だった。2人とも
自分達の関係を忘れ、戦いに没頭している。
ビュートは飛び退いて、剣を地面に刺した。

「私を恨む理由など、とうに見当が付いている。・・・母さんの
 ことか」

「そうさ。お袋が病気だってことを知っておきながら、
 ロクに介抱もせずアンタは戦い続けた。何故だ!?
 どうして見捨てたんだ!」

レグルスの口調が激しくなる。だが、ビュートの方は冷静だ。

「もう・・・私は人を斬ることしかできなくなっていた。
 戦場で強い者を見つけては前線に飛び出て斬り殺す。
 日に日に実力をつけていくお前を見て、いつか息子を
 斬ってしまうのではないか、そう考えていた。
 それが怖くて、私は家を離れた」

「でも・・・!お袋を助ける事くらいできただろ!薬を
 買って、贈りでもすれば良かったんじゃないか!?」

「・・・すまん。あの人は、お前の母ではない。お前を生んで
 すぐに死んだ母さんの代わりに、お前を育ててくれた
 私の妹だ。」

ビュートは言い終えると、手で顔を押さえた。

「・・・もういい。どうせここに連れて来られたのも、
 城主に釣られたんだろ!そんな下賎は、俺の父じゃない!」

レグルスは再び走り出し、ビュートに飛び掛っていった。
その時、センが異変を感じた。

「まさか・・・あの人!レグルスさん、駄目だ!」

その言葉もレグルスの耳には入らず、レグルスは容赦なく
父を斬り捨てた。

「・・・・レグ・・・ルス・・。すまなか・・・った・・」

バタァン、と音を立て、ビュートは床に倒れた。そして、
レグルスは無表情で大天使達のところに戻ってきた。

「・・・。レグルスさん。あの人、最初から殺されるつもり
 だったみたいだよ」

「な・・・!」

「あの人・・・ 斬られる前、何かホッとした表情だった。
 ・・・気付かなかったんですか?」

レグルスは、拳を握り締めた。そして、先程までの殺意は
城主へ向けられた。

「こんな戦い・・・。意味が無い。早いトコ決着付けよう」

大天使が言う。そして、屍を横目に階段を上る一行。だが
レグルスは、当分動く事ができなかった。

「マズい。誰か来る!」

大天使が言う。

「敵?」

「あ・・・・」

階段を下ってきたのは、ファリア達だった。

「あら。無事だったのね!」

大天使が確認すると、捕虜になっていた奴等のようだ。

「無事合流できた所だし、レグルスを待ってやってくれないか。
 あいつ、父親とやりあって今ショック受けてるから」

「そう・・・ 分かったわ」

だが、大天使達は合流できた事を喜んでいた。

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                        続く



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