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[223] 最後の戦い 「探索パートU」
大志 - 2005年11月20日 (日) 23時00分

その頃・・・。『四翼』ハウトは、宿敵セシルと対峙していた。
周りに炎が燃え盛る、暑い部屋である。だが、特別な力が
施されているため、炎は広がらない。

「貴様・・・ 何回俺と戦うつもりだ?俺に勝てると本気で
 思っているのか?」

「その通りさ。下手すりゃ死ぬ事くらい分かってる。だけど、
 アンタに勝たなきゃ、父さんや村の皆の無念は晴らせない。」

すると、セシルは鼻笑いをした。

「俺が豚箱にぶち込まれる原因となったあの村の生き残りか。
 面白い。その力、示して見せろ」

セシルは、剣を3本鞘から抜いた。まさか口に咥えて戦うと
いうどこかで見た戦法か、とハウトは思った。だが、違かった。
セシルは剣をお手玉のように空中でくるくると回し始めた。

「実力の差、見せてやろう!」

手を動かすのをやめると、鞘にストンと剣が収まった。
次の瞬間、『3つ』の剣がハウトの体を貫いた。

「剣は3つにしか見えなかっただろう?あれは幻術だ。
 実際剣は2つだが、攻撃性を考えて幻剣を作ったって
 わけだ」

セシルは自分の策に酔っている様だった。前後同時攻撃が
できれば殺傷率も高まる。だが、妙な事に気付いた。
ハウトは、血も出さない、声も上げない。表情も固まったままだ

「!?」

ハウトの体が煙となって消えた。そして、自分の影から
ハウトが出てきたのに気が付いた。そして、剣の先端を
背中につき立てている。

「おま・・・何故・・・」

「単なる魔術さ。僕の分身が身代わりとなって、僕は影から
 出てくる。油断しているアンタはようやく自分の立場に
 気付いたって訳さ」

「・・・・フッ。良かったな、両親の仇が取れて」

そう言うと、セシルは剣を抜き、自分の腹部に刺した。
ただ、剣を抜いたのは自分を斬る為、とハウトは考えたため、
手が剣の柄に触れた瞬間セシルを斬り捨てた。
そして、床に倒れこむセシル。

「ケッ・・・ 火葬場が間近にあると死ぬのも楽だな・・・。」

「!?まさか・・・」

セシルは、渾身の力で立ち上がり、炎に飛び込んだ。

「俺は鬼竜という名で生きつづける!また貴様の前に現れて
 みせるぞ・・・!その時まで死ぬ事は許さぬ!さらばだ、
 若人よ!」

セシルは、爆炎に飲み込まれて消えうせた。体も、命も。
ハウトは、一息ついて座り込んでしまった。

「終わった・・・。これで、終わったんだ・・・」

(そう、終わりだ)

「!?」

(お前はこの城の仕掛けをクリアした。よって、脱出口を
 開く。その先で、我は待っている・・・)

その声は、遠い所から聞こえてくるようだった。そして、炎
の中に一筋の光が差し込んだ。光は一気に広がり、ハウトを
包み、消えていった。
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作者「予定ではもう少し『四翼』のサイドストーリー見せて
   最終決戦」

大天使「・・・・」



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