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[212] FFT小説 外伝
ラグ - 2005年11月13日 (日) 00時20分

これは全てのことが始まる1年前の話である・・・


1人の少年が森を歩いていた。彼の名はクラスト、目的もなく旅をしている。

「この森を抜ければドーターに着きますね。そろそろ装備の点検もしておきましょう」

クラストはそう言い、しばらく休んでいると、どこかからか悲鳴が聞こえた。

「向こうですか・・・さほど離れていないですね」

クラストはそう言って立ち上がり、走り出していた。クラストの言うとおり少し走った先にゴブリン2体に襲われている少女がいた。

「ブリザラ!」

クラストが即座に魔法を使い、氷の塊がゴブリン2体の上に落ち、ゴブリン2体を倒した。

「大丈夫ですか?」

クラストは少女に駆け寄り、言った。

「はい、あなたは・・・?」

「僕はクラスト、クラスト=ラグ=ソル=テオです」

少女に名前を聞かれ、クラストは自己紹介をした。

「クラスト・・・ラグ・・・じゃあラグちゃんだね」

「ラ・・・ラグちゃん・・・構いませんが」

クラストは戸惑いながらそう答えた。

「それで、あなたの名前は?」

「私はユマ、ユマ=フェルズベイン、よろしくね」

ユマはそう言い、元気に挨拶した。

「それで、ラグちゃんは何をしてるの?」

「僕は・・・当てもなく旅をしています。ただ風の向くまま気の向くままに・・・。それで、ユマさんは?」

「私はみんなのために薬草を採りに行っていたところだけど・・・。途中で見つかって・・・あんなふうに」

「そうですか、それで・・・みんなと言うのは?」

「えっと、私は孤児なのです・・・それで、私はその中でも年上なので孤児院の維持費を稼ぐためにいろいろと・・・」

「そうですか・・・」

クラストはそう言うと、しばらく考え込んだ。

「あの・・・」

沈黙を唐突にユマが破った。

「何ですか?」

「私に、魔法を教えてください。魔法があればもう少しいい仕事を見つけることが出来るので・・・」

「分かりました。ドーターについた後で教えましょう」

クラストはそう言い、早く町に着くべく歩くペースを速めた。


「それじゃあ・・・まずは基礎の魔法から使用してみましょうか」

ドーターの近くにある平原でクラストが言った。

「えっと・・・この本にあるとおりにやればいいの?」

ユマがクラストから渡された本を見て言った。クラストが頷いたのを見て、ユマは魔法を唱え始めた。

「岩砕き、骸崩す、地に潜む者達、集いて赤き炎となれ、ファイア!」

ユマが魔法を使うと、目標物として立てた棒の周りから炎が出て、棒を焼いた。

「え・・・出来たの?」

「はい、初めてでこれなら・・・おそらく素質があると思います」

クラストが焼けた棒を見ながら言った。

「そうなの?ラグちゃん」

「はい、これならもっと上級・・・たとえば召喚などが使えると思いま・・・」

クラストが言い終わる前に剣を抜いた。

「ユマさん、盗賊が出てきました」

クラストがユマにそう言った時、近くの草むらから盗賊とおぼしき男が3名ほど現れた。

「げへへ・・・子供が2人か、ちょうどいい。お前ら、身包み全て置いてきな」

男の1人がそう言ったが、クラストは不敵に笑い、言った。

「あなた達何かに負けませんよ」

クラストはそう言い、魔法の詠唱を始めた。

「何だとぉ・・・やっちま「ブリザラ!」

盗賊がそう言おうとしたところに、クラストのブリザラが炸裂に、1人を倒し、1人に軽い傷を与えた。

「ユマさん、逃げてください」

クラストが剣を構えて言った。

「え・・・でも!」

「早く!」

クラストがそう言った時にはクラストは1人の盗賊と剣を交じあわせていた。1対1ならばほぼ互角であったが、いかんせん2対1、クラストは少しずつ押され始めてきた。

「さすがにまずいですね・・・」

クラストがそう呟いた瞬間、剣を弾かれた。

「小僧が・・・よく頑張ったな、しかしここまでだ!」

盗賊がそう言い、剣を振り下ろそうとした時、高い声が響いた。

「岩砕き、骸崩す、地に潜む者達、集いて赤き炎となれ、ファイア!」

炎が剣を振り下ろそうとした盗賊の周りに出現し、盗賊を焼いた。

「な、何!?」

残った1人の盗賊は呆然としていた隙に、クラストが焼死した盗賊の剣を持ち、残った盗賊の喉元に刺し、倒した。

「ラグちゃん!大丈夫!」

ユマが草むらから出てきて言った。

「無茶しますね・・・でも助かりました」

クラストは弾き飛ばされた剣を拾って言った。

「さて、戻りましょう。その本、差し上げます」

クラストとユマはそう言って戻っていった。


「本当についてくるのですか?」

次の日、クラストはユマに聞いた。

「うん、それにラグちゃんのお金でしばらくは大丈夫だから。恩返しもしたいし・・・」

「分かりました。それでは東へと行きましょうか」

「うん」

2人はそう言い、歩き出した。

END

あとがき


後々僕のHPで載せる予定のFFT長編の外伝を書いてみました。(何



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