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[203] 最後の戦い 「18章 欲と誠意」
大志 - 2005年11月08日 (火) 00時17分

「何だコイツ・・・。」

大天使は、未だ暗闇の中に居た。先程やって来た何者かに
襲われ、戦っては見たものの、なかなか決着がつかない。

「・・・・・・」

それとこの敵は、覆面を被っていて男性か女性かも区別できない
のだ。もしかしたら、ただの雑魚に苦戦してるのかもしれない、
そんな不安が脳裏をよぎった。

「!」

敵が斬りかかって来る。大天使も剣でガードし、攻めの体制に
入るも、相手がすぐ引き下がるため、攻め込めないのだ。

「アンタよ、お前どこの流儀だ?我流にしてはちょっと
 出来過ぎていると思うが・・・」

すると、口を開いた。

「真奏露殺剣、というのを知っているか・・・?」

その声からして、男であることが分かった。

「確かどっかの武将が広めた攻めと守りのバランスが取れた
 剣技だな。暗殺者にしてはまともなとこに就いてる
 じゃねぇか。」

「我は・・・この剣技なら極めた。後は、強い剣が欲しいのだ。
 その剣をよこせ・・・!」

すると、大天使が剣を投げ捨てた。これは、男も驚いたようだ。

「そんな鈍(なまくら)、持ってたってしょうがねぇよ」

男は、宝物でも見つけたかのような勢いで剣に近づいた。

「これが、神剣ケイオスフィアか・・・!噂どおりの代物だ・・
 フフフ・・・」

邪神一族の、邪神の魂を受け継ぐ者に渡される名剣である。
その手の者なら知っている者も多い。だが、大天使は
ニヤリと笑った。

「いい加減、目覚めなさい」

その瞬間に、男の背中に剣が突き刺さっていた。これが、本物の
神剣である。ウッと呻くと、絶命した。

「欲に負けてこんなクズどもに雇われてるのか。勿体無い
 人材だったのによ・・・・」

大天使は剣を抜くと、剣に付いた血が消えていた。この剣は、
血を喰らい、邪神の魂の源になっている。

「この剣は、捨てるわけにはいかないんだよ・・・」

大天使は、視界が白くなったのを感じ取り、目を瞑った。
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続く



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