[191] スターオーシャン 時の終わりの物語 16話 |
- ラグ - 2005年11月02日 (水) 21時28分
「クレア、戻ったよ」
ネルが領主館のある部屋に入って言った。
「ネル!それに皆さん。大丈夫でしたか?」
クレアが驚きながら言った。
「ああ、途中でこいつと合流したからな」
クリフがクラストを刺して言った。
「あなたは・・・?」
「俺はクラスト、フェイト達同様グリーテン出身だ」
クラストが簡単に挨拶した。もちろんグリーテン出身なのは嘘だが。
「私は光牙師団『光』の部隊長を務めているクレア=ラーズバードです」
クレアも簡単に挨拶した。
「さて、これからどうするんだ?大体の事情は聞いた」
クラストがクレアに聞いた。
「ええ、あなた達の仲間は先にシランドに着いたみたいです。それであなた達もシランドに向かって貰います」
「それで、兵器を作るか否かを決めるってことだな」
クラストの言ったことにクレアは頷いた。
「まあその辺りはフェイトが決めることだな。俺やクリフはもう決まってるけどな」
クラストがフェイトを一度見てから言った。
「そうか、それであんたはどうなんだ?」
ネルがフェイトに聞いた。
「やっぱり、兵器を作りたくないという気持ちがまだありますから・・・」
「とにかく、シランドに行くまでに決めればいいんじゃないか?」
クラストがそう言い、それにみんなが頷いた。
「それでは、気をつけてください」
場所は変わり、平原の前でクレアが言った。ちなみに今いるのはクラスト達シランドへ行く者以外にはクレアとファリン、タイネーブだけだ
「ああ、俺達なら大丈夫だ。それよりも、そっちは大丈夫なのか?アーリグリフが攻めてくるかもしれないだろ」
「それなら大丈夫です。スパイの情報によってしばらく攻めてこないみたいです」
クラストが聞いたが。クレアはそう言い返した。
「そういえばシーハーツは隠密がかなりいたな。アペリスの加護があるようにな」
クラストがクレア達に言った。
「アペリスの導きがありますように」
「アペリスのご加護がありますようにぃ〜」
タイネーブとファリンがクラスト達に言った。ちなみにはっきりとした口調なのはタイネーブ、おっとりした口調なのはファリンだ。
「ああ、行ってくるよ」
ネルがそう言い、クラスト達は平原の方へ歩き出した。
16話終了
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