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[181] スターオーシャン 時の終わりの物語 15話
ラグ - 2005年10月28日 (金) 02時15分

「クラスト、お前どうやって合流できたんだ?」

6人で歩いている所にクリフがクラストに聞いた。

「ああ、兵に連れてかれた後王に会って部屋に案内された夜にネルと会った」

「ああ、そして私に協力してくれるんだろ」

ネルがクラストに言った。

「俺は別に良いけどな。問題は1人堅物がいるからな」

クラストはフェイトの方を見て言った。

「とにかく、その次の日にカルサアに向かった。建前上は修理をするって名目だけど脱走が目的だった。その時シーハーツの隠密2人を捕らえたって話を聞いたから夜中こっそりあそこに向かったらネルと合流したってわけだ。それでミラージュさんは?」

クラストは簡略に説明し、逆にクリフに聞いた。

「ああ、あいつだったら先にシランドって所に向かってる」

「大丈夫だ、この辺りの事情なら既に知ってる」

「そうか」

クリフがそう言った時、何度目か分からない敵の襲撃を受けたが、クラストの弓とクリフの拳であっさりと退けた。

「しかしお前の弓の腕はなかなかだな」

クリフがクラストの弓を見て言った。

「ああ、一応これでも弓道部だからな。古いなんて言うなよ」

「いや、言うつもりはねぇが・・・」

「そうだ、俺もちょっと聞きたい、というより頼みたいんだが・・・」

「ん?何だ?」

「格闘技、教えてくれ」

「格闘技か・・・別に構わねぇが何でだ?」

「弓を使ってる時槍に持ち変える暇がないからな。そういう時に少しでも格闘技が使えれば何とか対処が出来る」

「分かった、良いぜ。だけどお前の場合足腰の力の方が強いよな?」

「ああ、弓を使うのに下半身の力もいるからな」

「だったら俺よりもミラージュに習った方が良いぜ。俺の場合拳技が多いけどミラージュは足技中心だ」

「分かった。助かる」

「2人とも、話してる所悪いけどもうすぐ着くよ」

ネルが突然口を挟み、そう言った。ネルの言うとおり町はすぐそこにあった。そしてネルが町の門を開けると。町の人々が口々にネルに話しかけた。

「ネル様、おかえりなさい」

「ネル様、クレア様が領主館でお待ちしております」

「分かった。領主館へ向かうよ」

ネルがそう言い、先頭を歩いて行き、クラスト達5人はそれに続いていった。

15話終了



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