[157] 最後の戦い 「1章 蛮族達」 |
- 大志 - 2005年10月16日 (日) 20時45分
市民「いよいよ後半か・・・。俺の悪役ぶりも磨が かかって・・」 作者「バテンの方は後々一気に書きます。両立は疲れる;」 -----------------------------------------------------------
「なぁ、村ってのはどこにあるんだ?」
大天使が汗を拭いながら言う。
「待て、静かにするんだ。この辺は蛮族どもの拠点が・・・」
シュンがそう言った瞬間、前方で爆音が響いた。
「おいおい、静かにできねーじゃねーか」
「行ってみよう!」 シュンが走り出す。大天使も続いて走り出した。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ねぇ、もっと強い奴は居ないの?僕は雑魚の相手をするのは もう飽きたんだよ」
爆音の原因はハウトだった。 「こいつ・・・何者だ!ボスはまだ来ないのか!」
「もう居る・・・」 ハウトはすこし危険を感じた。こいつは大物だ、そう直感した。
「ようやく大将のお出ましかい!喰らえ!」 ハウトは剣の周りに風を集める。
「デスセティンウィンド!」 風の大砲が男に向かって飛んで行く。だが、男は動じなかった。
「この程度か・・・」
「なっ・・・!僕の攻撃が、通じてない・・・!?」
風を素手で受け止めた。そして、自分の武器である鉄球を 軽々と持ち上げた。
「貴様には死んでもらう。大事な部下が殺されたからな。」
「くっ・・・!」 すると、突然壁が崩れ、人が飛び出てきた。
「おいおい、自信満々のハウト君、いつもの調子はどうした?」
大天使だった。
「へっ、要領良いじゃないか。暇があったら加勢 してくれるかい?」
大天使は鼻で笑うと、
「上等だ」 と言った。
「シュン。こいつの紹介は後でするから、手伝ってくれ」 シュンは無言で頷いた。
「面白い。だが、何人居ようと結果は同じだ・・・」
「そいつはどうだかな?行くぞ!」 2度目の未来初めての戦いが、始まった。 -----------------------------------------------------------
続く
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