[156] スターオーシャン 時の終わりの物語 12話 |
- ラグ - 2005年10月15日 (土) 22時16分
クラストは夜のうちに建物に着いた。
「カルサア修練場、こう見ると相当大きいな・・・」
そう言い、クラストは一度その場から離れていた。
そして、朝になり、修練場の前に誰かが来た。それはネルだった。
「2人とも、待っててくれ」
「お前1人で無茶するな、俺も行くぜ」
「誰だ!」
ネルがそう言い、振り返った所にはクラストがいた。
「良いのかい?」
「ああ、どうせそのうち合流出来るんだ。今は早い所救出に行こうぜ」
クラストはそう言って、袋から何かを取り出し、入り口に仕掛けた。
「それは何だい?」
ネルが不思議そうに聞く、
「ああ、これは見てのお楽しみだ。ちょうど漆黒の奴らも来た見たいだしな」
そう言ってクラストは入り口の方を指した。そこには数名の兵士が出ていた。
「それじゃ、行くぜ。点火っと」
クラストがそう言うと、取り出した物が一斉に爆発を起こした。そして数名の兵士は
「アーリグリフに栄光あれ!」
そう言って吹っ飛んで行った。
「・・・」
それを見ていたネルは唖然としていた。
「クラスト、あれ・・・何なんだ?」
「爆弾」
クラストは即答して、2階の窓へロープをかけていた。
「じゃ、行くぞ」
「あ、ああ・・・」
ネルはあまりの衝撃に驚きながら2階へと行った。
「さて、2人はどこにいるのか検討はついてるのか?」
2階へ上がり、ロープを回収したクラストが言った。
「ああ、4階にある闘技場にいるはずだ」
「なるほど、じゃ、行くか」
ネルの返答を聞き、クラストはそう言って歩き出した。
「ちょっと待ってくれ、どうやって行くか知ってるのかい?」
「目的地には鍵がかかっている。壊してもいいがここはフェイト達と合流した方がいい」
クラストはそう言って立ち止まった。
「それに・・・これだけの相手がいるんだしな」
「ああ」
ネルもそう言ってダガーを引き抜いた。2人の前には大量の兵がいたからだ。
「遅れるんじゃないよ」
「それは俺のセリフだ。行くぜ!」
2人はそう言い、兵達に突撃して行った。
12話終了
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