宝塚野鳥の会

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  イヌワシ考

投稿者:fyamao

2年前、現役時代の同僚がイヌワシの写真をあるサイトに掲げていた。以来、イヌワシを見たくて機会を窺ったが、これはそう容易いことではないと知った。まだ見果てぬ夢のままである。

先月の入院中に「イヌワシを追って」(山本晴夫)を読んだ。ちょと古い本だが、内容的には随分いい知識を授かった。それによると、かって1990年代は兵庫県北部、鉢伏高原を中心に数つがいのイヌワシが生息し、それを巡って野鳥観察者たちの壮絶な観察と生態学的研究が行われた由。兵庫はイヌワシ研究のメッカだったのだ。2匹の雛を生み、2番子は1番子の成長のための犠牲になるよう運命付けられているなどなど、初めて知るその生態には驚愕した。ヒトに過分の警戒心を抱くイヌワシ故の、そしてその保護の視点故の苦難の観察記録である。その涙ぐましい努力に感嘆できたのは鳥観察者として成長した証かなと我ながら驚いたものである。

そのイヌワシが時折見届けられるという伊吹山に登ってみた。テリトリーが随分広いのが通常なので、そう簡単には飛んでくれない。現地で知り合ったバーダーに四方山話からいろんなことを教えてもらいながら、絶壁の上で飛び出すのを数時間待った。が、今日はとうとう出なかった。バーダーによると出るか出ないかは7割5分だよとのこと、もう暫く何回か通わないといけないようだ。
というわけで、今日は写真データはなく、「・・・考」とした。悪しからず。

[1443]2018年08月01日 (水) 22時03分



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