[305] 正しい情報に基づく判断を |
- シマリス - 2008年01月31日 (木) 10時03分
元関係者としてひとこと、ふたこと。
ちょっとややこしいですが… まず、運営母体として「学校法人」千里国際学園があります。 実際の学校は、いわゆる帰国子女受入校である「千里国際学園(旧称・大阪国際文化中学校/高等学校)」と、インターナショナルスクールである「Osaka International School」が、ひとつの校舎内で運営されています。 こちらで話題になっていると思われる前者は一条校であるため、そもそもインターではないし、そのように広告されてもいません。 学費が安くはないため、中上流家庭出身の生徒もたしかに多いですが、学力・経済力だけで入学するのは困難でしょう。 偏差値は、学校の方針として算出していなかったと思いますが、おそらく中の上といったところです。
> 卒業生がどれだけ世界の有名大学に進学できているか
千里国際からは例年多数の生徒が慶應(特にSFC)、上智、ICU、関関同立などへ進学しており、OISにもHarvard、Columbia、Oxfordなど"世界の有名大学"への進学実績があります。 ただ、多くの生徒が「自分が本当にやりたいこと」を重視して進学先を選ぶため、知名度・偏差値重視の方から見れば"レベルが低い"ように見えるのかもしれません。 個人的には、いわゆる一流校に進学して遊びほうけている学生より、二流校に進学してしっかり勉強している学生のほうが評価に値すると思います。一流校でしっかり勉強してくれるのであれば、もちろんそれがベストではありますが(笑)。
> 勉強をし本を読んでいる生徒がどれぐらい存在しているか
学校の価値をそのようなところにしか見出せないようであれば、高額な学費を納め、日本語力低下のリスクを負いながらも、あえてインターに子どもを通わせることの意味、ひいては教育そのものの本質的な価値についても、いつまでもわからないままなのではないでしょうか。
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