目の前に立っていたのはそう陸遜だった 「姫、お怪我はありませんか」 あれほど探していたあの人が見つかった 何故こうゆう時に見つかるのだろう 尚香は何も言わず、よろつきながらも立った 何故か陸遜が大きく見える 前までは自分よりちょっと小さかったのに 陸遜と話したい でも話したくない 急に計略結婚の事を思い出したから 自分は歩き出した ズキ 足が急激に痛くなった 尚香はその場で倒れた 陸遜が駆け寄ってきた 「姫!」 尚香は黙ったまま陸遜は聞いてみた 「なぜしゃべらないんですか」 しばらくたって尚香が口を開いた 「陸遜・・・。あたしが結婚すること知ってるわよね・・・?」 尚香は下を向きながら言った 「知ってます」 「あたし・・・本当は行きたくないのみんなと離れたくない陸遜とも一緒にいたい」 ポツン 止まったはずの涙が出てきた
|