[27]「仮面ライダー罪」 プロローグ - 投稿者:エクスチェんジャー
夜、眠ることを知らない港でそれは起こった。
「あの日も・・雨だったよな・・・。」
土砂降りの雨の中、彼は立っていた。
「俺達は・・あれでも幸せになれるって・・・本気で信じてたよな・・・バカみたいに。」
彼の周りを大勢の人間が囲んでいる。彼らは恐怖と憤りの混ざった険しい顔をしている。
「でも今じゃそれも夢のまた夢・・・何もかも変わっちまった・・・。」
彼の自分の掌を見つめる。不気味な色をしたそれを彼は強く握り締めた。
「だけど立ち止まる訳には行かない・・・。」
周りの人々は一様に銃口を彼に向ける。
「覚悟ならとっくの昔に決めたんだ。」
大都市の一角、古びたビルの頂で彼を何者かが見つめていた。その姿は異形・・・。
「最後の最後まで・・自分でケリをつける!」
暗い人ごみの中、あどけなさを持った少年が笑った。
「オマエラ全員!!そこをドケェ!!」
彼は、罪[クライム]は走り出す。 己を生きる意味を知るため。 人が犯した罪を贖うために。 そして・・・人を愛するために。
仮面ライダー罪[クライム] 不定期連載スタート!
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2004年09月28日 (火) 17時39分 )
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- RES -
[28] - 投稿者:エクスチェンジャー
投稿者エクスチェンジャーです。 初めて公の場に作品を公開することになりましたが読みづらさ等は多少お許しを(汗。
なお作品の細かな設定などがまだ固まってないので本当に不定期で長丁場になりそうです。まあ気長に・・・ね。
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2004年09月28日 (火) 17時44分 )
[33] - 投稿者:ジャン
勢いのある小説ですね〜。一体主人公?に何が起こったのか!?予告編だけに短くて読みやすく、それでいて興味をそそられます。 本編公開を楽しみにしております。
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2004年10月05日 (火) 00時03分 )
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