投稿者：クロ

姉が亡くなり１１年、私自身の人生を大きく変えてしまいました。
私たち兄弟の上に統合失調症の姉がいて真ん中の姉が自死を選んだ要因の一つでした。
私の姉が自死を選んでのち、いろいろ考える中で出て来た事から統合失調症の家族の為のホームページと掲示板を開設して１０年経ちますが、３.４年経つぐらいですかね最初は勢いのうちに書けていたこともＰＳＷとして相談援助などに係わったりもし、支援者の視点や考え方としての立場などで配慮や考えて言葉を選んでと。。それまでみたいには書けなくなってしまいました。
多分、ろばさんも同じ管理をしてきた中で少なからず同じような事を感じた時期があるのではと思います。

そんな中で自死関連に関しては特に自分のＨＰでは吐きだせない為、別の場を見てみたところたどり着いたのがここ『窓』でした。

こちらでは勿論、内容に責任をもった発言はしてきたつもりではあるが、一参加者としての発言で居られたという事でとても感謝しています。

社会資源として、誰にでも合う場は存在しません。
私が、時期や立場的に必要とした物が異なるように、遺族によっても立場や快復状況によって変わっていきます。

そして、今の福祉のサービスが支援費制度以前の措置の制度から利用者が選んで『契約』をする『契約』の時代になった今、利用者自身がどのような選択肢があるのかを見て自分で選んでいくことが必要となりました。
措置とは違い自分から行かないと、知ろうとしないと誰も教えてくれません。
そして、合う合わないも自分で選んで参加を決めていく権利は自分にあります。
自分に合った場ではないと感じればいつでも離れより良い場を探すこともできるという事は選択肢が自分にあるとても幸せな事だと、選択肢の無い家族を抱えた私はおもいます。

この、『窓』もそんな中の一つの社会資源として必要な方への一つとして多くの方が訪れました。

選択肢が多くなればそれだけ、多くの方に自分に合った場としての受け皿として行けます。
その一つの選択肢が無くなることは本当に残念に思います。

改めて管理をしていたろばさんに感謝を伝えると共に、私たちと同じ想いをする人が少しでも減りますように、
遺族の他の方が良い方法へ行けますように、心やすらかになれますように、自分の人生を自分の足で歩いて行けますようにとお祈りしています。

[19789]2016年01月30日 (土) 18時37分