オバQマンさん、返信遅れました。
1973年と言うのは、実は小粒な作品が多く、1972と1974という
エポックメイキングな年に挟まれた端境期という見方もできます。
有名どころは多く出ているのですがエポックメイキングな作品は
輩出していない。ただ、昭和キッズにとってこの年のアニメは
再放送ヘビロテ率が高く、認知度はやたら高かったりします。
1973年で言うと、マッドハウスが本格的に始動しはじめた年、
という印象もあります。「エースをねらえ!」は、その後の
マッドハウス、ひいては出崎・杉野コンビのカラーを
決定づけた印象ですしね。再放送で見た時は
奇妙な絵作りにビックリしたものです。マネキンみたいなモブ、
カラーリボンみたいなイメージカットは
このアニメ以外で見た事無くて,
故に「エース」の私の印象は真っ先に
この2つが思い出されます。
まだ「ハーモニー」「五回パン」「透過光ラメキラ」のような
焼印みたいな出崎演出は確立しきれていなかった時代
だったんですが「侍ジャイアンツ」とか「空手バカ一代」に
ハーモニーの萌芽を思わせる演出が出てきたのも
この1973年ですね(まだ実験途中みたいな感じの
画ですけど)。
1983年のころは私もアニメ雑誌を定期購入していた時期で
(一番安いアニメディアですが)新番組の季節になると
「次はこいつが始まるのか。どれどれ見てやろう」と
いろいろ見てました。
故にこの時期のアニメはメジャーもマイナーも
一通りチェックはしてました。地方故テレ東系が映らないので
そこはやや弱いんですが、幸いな事にこの頃はビデオソフト市場が
活性化してた頃なので、結構な数のTVアニメがソフトになってて
見る事が出来たのです…けど、
当時はレンタルビデオ屋がほぼ無くて
(あっても大人のオモチャ屋と併設営業みたいなのばっか)
一本1万円以上のVHSをレコードショップで
注文して取り寄せるくらいでしか手段がありませんでした。
あの当時は映画のビデオソフトが
3万円くらいで売ってた時代でしたから。「巨神ゴーグ」なんかは
TV放送より先にビデオソフトで最終回が見れるってんで
話題になってましたね。うちの地元ではオンエア無かったんで
見たい一心で大阪まで電車に乗ってレンタルの会員になって
借りて見ました。
他県からの入会希望者に店員に不審がられましたけど。