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[Name] いむふ [Title] SPアニメ特集
[1532]

 お久しぶりです。

 以前リクエストしていた題材を取り上げて頂き嬉しさもひとしおです。
 わたしの処では地方ゆえにこの種のテレフィーチャーは24時間テレビ系と日生ファミリースペシャルくらいしかかかる機会がなかったので「マリンスノー」「エルフィ」はリアルで見る機会がなかったです。

 ですので今回の記事でアウトラインが分かっただけでも収穫でした。

 昭和40年代の新宝島以降テレフィーチャーのアニメが絶えて久しかったのに「バンダーブック」「牙王」が78年の放映された途端殆ど月一くらいの勢いで放映される様になったのには正直驚かされたものです。

普通のテレフィーチャーとは少し違うのですが、あのNHKまでもが78年大晦日、紅白歌合戦の前座に「キャプテンフューチャー」の1時間オリジナルを放映したのも今ではいい思い出です(笑)

「大恐竜時代」は当時日テレがぶち上げた「テレフィーチャー5本立て」の一本として放映されたので記憶はありますがアニメの恐竜と「現代の恐竜の象徴」として実写の飛行機やら新幹線やらを組み合わせたOPが印象に残っています。

但しあのシリーズで一番のヒット作は最初90分スペシャルとして放映されながら、好評の為3か月後に120分枠の水曜ロードショーで放映され、後に正規のテレビシリーズに昇格した「キャプテン」だったのではないでしょうか。

(ほかの「どんべえ物語」「海底大戦争」は殆ど印象がありませんが)

日生ファミリースペシャルは当時日本アニメが手を出さなかった日本文学のアニメ化に積極的で「坊ちゃん」「姿三四郎」の出来が良かったのが思い出されます。
このシリーズで放映された「ナイン」もかなり出来が良く、後の「タッチ」放映の起爆剤になったのではないかと勝手に推察していますが(汗)

このジャンルも掘り下げると奥が深い事を実感しますね。
時間がかかる事と思いますが第二弾を期待しております。

2024/01/07/(Sun) 23:48:00


[Name] 管理人mvunit [Title]
[1539]

いむふさん、御意見ありがとうございます。
SPアニメについては前から取り上げてみようかなと
準備だけは進めていたのですが
どうしても資料の見つからないものもあって
ペンディングしてた頁だったんです。
初期は6本で行く予定で、
「怪盗ルパン813の謎(タツノコ)」
「闇の帝王吸血鬼ドラキュラ」
「恐怖伝説怪奇フランケンシュタイン」(東映動画)が
テーマとして扱う予定でした。
が、ルパンは画像が見つからず、
残るマーベル系はスタッフの証言の資料が入手出来ず
時間切れ。やむなくごっそりオミットしました。
機会があればまた第二弾やりたいですね。

キャプテンはリアルタイム当時、
クラスのみんなが「今夜絶対見ようぜ!」と
興奮気味に語っていましたから、
放映前から話題作だったという印象。
90分枠の第一回放送(80年4月2日)が17.4%という
高視聴率を挙げたので即、増補改訂版の第二回放送
(80年8月20日・21:02〜22:54)がオンエア。
さらにはこれが劇場版に改定されて上映され
(1981・7公開 ヘラルド)、
そして1983年1月やっとTVシリーズ化。
この作品もいずれ取り上げてみたいです。
最終回間際に裏で「ストップ!ひばりくん」が
始まったのでどっち見ようか随分モヤモヤしたのですが。

日生ファミリースペシャルは
それだけで一ページ出来ちゃう枠なので
これについてはもう少し考えたいと思います。
実は見てないのも多いんです。
知ったかで書くのも気が引けるから
ある程度見たうえで文を紡がないと薄っぺらくなりますし。

「まえがみ太郎」「トンデモネズミ」
「がんばれぼくらのヒットエンドラン」
は覚えてるんですが、
「少年宮本武蔵わんぱく二刀流」とか
「どくとるマンボウ対怪盗ジバコ・宇宙より愛をこめて」
なんかは「そんなのいつやったの?」って感じで
全然知らなくて。
当時は雑誌とかで先に情報知っとかないと
当日のラテ欄で見て「今日やるんだー」って具合でしか
知り得ない。そんな時代でしたからね。

ナインは劇場版で見ました
(井筒監督の実写版「みゆき」の併映。
あだち充フェアだったんですね。)。
考えたらこのアニメ、
三部作で全部ヒロインの声が違うという不思議なアニメで
(石原真理子→倉田まり子→安田成美)
それも話題でしたね。

2024/02/09/(Fri) 16:28:08


[Name] マイケル村田 [Title] サッカーアニメ第2作目はSPアニメ…。
[1540]

どうもお久しぶりです。

待っていたスペシャルアニメ 特集第1弾ありがとうございます…。 確か日本テレビにおけるスペシャルアニメ作品第2弾は…1979年7月1日放送の日曜スペシャルの枠で放映された「あしたの勇者(イレブン)たち」だったようです。「海底超特急マリンエクスプレス」は24時間テレビ内でのスペシャルアニメとしては第2弾ですが、日テレ系のスペシャルアニメでは事実上の第3弾となる事かな…?

「あしたの勇者(イレブン)たち」は東映動画が初めて手掛けた単発スペシャルアニメ作品としては第1作目、1979年FIFAワールドユース選手権開催に合わせて制作された日本におけるサッカーアニメ作品としては「赤き血のイレブン」以来の2作目となり、キャラクターデザインには本宮ひろ志先生が起用されており、出演声優陣は神谷明さん、吉田理保子、三ツ矢雄二さん、吉田理保子さん、潘恵子さん等などの当時、人気声優さんが起用され、主題歌には1979年FIFAワールドユース選手権のテーマソングでもある『陽よりまぶしく風よりはげしく』の起用と本格的なサッカーアニメとして注ぎ込まれておりました。

ただ…「キャプテン翼」連載開始となる1981年以前に製作されたサッカーアニメは「赤き血のイレブン」と本作品(「あしたの勇者(イレブン)たち」)の2作品のみで…1970年代当時のサッカーはマイナーなスポーツ競技…。

その翌8月26日に放映された手塚治虫原作のスペシャルアニメ第2弾でもある「海底超特急マリンエクスプレス」の話題性に取られる形で…「あしたの勇者(イレブン)たち」は…その中の話題に埋もれてしまいました…。

2024/02/11/(Sun) 18:30:38


[Name] 管理人mvunit [Title]
[1541]

マイケル村田さん、ご意見ありがとうございます。
SPアニメはまた特集で組みたいと考えていますが
ОVA以上に資料の乏しい作品群なので
苦労しそうな素材です。

「あしたの勇者(イレブン)たち」は国際児童年に
合わせて作られたSPアニメだったようですね。
演出は森下孝三氏・脚本は松岡清三氏の面々。
人間嫌いのひねくれ者・一本気蹴太の身体能力に
魅了された全日本ユースの松本監督が彼をチームに入れ、
最初は嫌々だった蹴太も次第にサッカー熱に
目覚めて…な、70年代スポ根を彷彿とさせる内容。
本作品も極端に資料が無く、再放送もされた覚えがありません。
そも関西でもオンエアされてたのか
チェックが出来ていないのですが。
東映動画作品としては初のSPアニメなんですが
これを契機に「ジャン・バルジャン物語(1979・9・15 フジ)」
「大恐竜時代(1979・10・7 日本テレビ)」
「若草物語(1980・5・3 フジ)」
「闇の帝王吸血鬼ドラキュラ(1980・8.19 テレビ朝日)」
と、SPアニメを連作していくことになるのですが。

バンダーブックが28%もの視聴率を稼いだという事実が
局やスポンサーを動かしたのでしょう。
当時のSPアニメラッシュはかなり加熱したもので
相当お金も積んだ上で製作を依頼していた背景も見えます。
「怪盗ルパン813の謎(1979.5.5 フジ 制作タツノコプロ)」
の制作話を見ると、製作費は30分アニメのおよそ10倍が
用意されていたとの事。正確な費用は不明ですが
相当な金額が提示されていたようですね。
「まえがみ太郎(1979.4.29 日本アニメーション)」
「トンデモネズミの大冒険(1979.6.30 日本アニメーション)」
と、この頃のフジはほぼ月一でSPアニメを流す狂乱振り。
制作現場が修羅場だった事は想像に難くありません。

2024/02/19/(Mon) 15:30:04




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