「アンデルセン物語」が終わってちょうど50年、奇しくも同じ日曜日でした。
最終回は「マッチ売りの少女」で、私も見てました。
少女アンナがマッチに出かけるも売れず、やがてマッチをすっては色々な場面を浮かび、最後は炎の中からママが浮かび上がり、アンナはママの元へ…。翌日アンナが遺体で発見され、大酒飲みのアンナの父を始めとする町民はただ悲しむばかり…。様子を見たキャンティも泣きじゃくりますが、「きっとママの元で幸せになってるだろう」と言い残すと、あと1枚に迫った魔法カードを捨ててズッコと共にいずこかへ。
あの場面はいつまでも忘れないです。こんな不幸な場面、キャン・ズコは何もしないのがつらかったです。マア、キャン・ズコは単なる狂言回し役ですから。
しかしこれから4年後に放送した「フランダースの犬」で、この悪夢は再現。「身勝手な一部の大人のおかげで、主人公は報われず、やがて寒い日の中で死去」というシチュエーション、まさにこれと同じですよ。
これが終わるとズッコ役の山田康雄はウラの「ルパン」(1)に専念、6年後にはキャンティ役の増山江威子に「ルパン」(2)で再開します。