オバQマンさん、
小原乃梨子さんの訃報は今朝のニュースで知りました。
コナンにのび太にドロンジョにペーターという映像が
頻繁に流されていましたが、ふと思い出したのが菊池桃子。
まったく繋がりが無いと思われそうですが、実は30年以上昔
MBSラジオで日曜夜に放送していた
「菊池桃子のWAKU WAKU 桃コール」(1990〜1992)
という番組がありまして、その中で
「どうしてもタイトルが思い出せないアニメがあって、
スタッフに聞いても誰も知らない。主題歌が
♪オッケーオッケー七つの海は僕が一人で引き受けた♪
っていうんですが、海のトリトンでも無いし…
みなさん、これ、解ります?」
当時カーラジオでこれ聴いててどんだけ歯がゆい
想いをした事か。あの当時は即レスの手段なんて電話かFAX
くらいしか無い時代だし(1990年頃なんで)、
ネットも無い頃なんでこの手の情報は書籍文献をひも解くか
記憶にすがるしかない頃。思えばこの
「海底少年マリン(1969・フジテレビエンタプライズ)」も
小原さんが主演で、主題歌も小原さんが熱唱して
いらっしゃいました。
気弱な少年役には定評のあった小原さん。ちばてつや先生が
ハリスの旋風(1966)国松さまのお通りだい(1971)の
メガネ役を「素晴らしい。ぴったり」と絶賛されていた事を
思い出します。
のび太もまさにその系統の流れの上にあったキャラで。
宇宙戦艦ヤマト2(サーベラー)うる星やつら(おユキ)
超時空要塞マクロス(クローディア&ナレーター)
機甲創世記モスピーダ(レフレス)といった
落ち着いた大人の淑女声というのも
小原さんの得意分野でしたね。
タイムボカンシリーズも
最初のマージョはその雰囲気があったように思いますが、
ドロンジョでスカポンタンツッコミに目覚めて以降は
完全にギャグに振り切った印象。シビビーンと飛びまくるし。
個人的は子供の頃好きだったワンサくん(1973・虫プロ)の声が
今なお心に残ります。今まで多くの想い出を有難うございました。