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[Name] オバQマン [Title]
[1453]

一方の「イソップ」、もうこの時期はまんがまつりがズタズタ状態、1982年春の「アラジンと魔法のランプ」以来の公開で、同年夏には史上初の公開無し、そしてこの後翌1984年春になっても公開しない状態でした。

そんな中の作品、内容は1968年公開の「アンデルセン物語」(藤田淑子主演)と同じ「話の中にイソップ寓話を挿入」ってな話でした。でも主人公イソップが中世ヨーロッパ風の少年、あれ見た人は「あれがイソップ」と間違われてしまいます。

主演は高見知佳。同時はバラドルとして活躍、再び歌もヒットさせてました。しかし前年惜しくもなくなってしまいました。

主題歌は牧伸二、海外作品「幽霊城のドボチョン一家」に出演したのでアニメは経験済みですが、テーマは唯一、かつて50年前は金子アナ(今の小田切アナ)・桂三枝・いとしこいし・玉置宏・土居まさる・はんじけんじ(→ジェリー藤尾)らと並ぶ日曜昼の顔でしたが、当時はもう過去の人に。

同時上映は「ほよよ!世界一周大レース」・「ダイナマン」・「ロボ丸」と比較的シンプル、この時期はブローアップものはもう過去になり、新作がメイン、そして「ダイナマン」と「ロボ丸」は後にテレビエピソードとして放送するという異色でした。

しかし先述の通り、まんがまつり事態が途切れ途切れの公開、ピンチに追い込まれてましたが、間もなく始まる「キン肉マン」が救世主となり、そして内容も長編オリジナル作品メインからテレビ新作へと変貌する事に。

以上、これからも色々な情報を楽しみにしております。

2023/03/17/(Fri) 16:45:21


[Name] 管理人mvunit [Title]
[1454]

オバQマンさん、退院おめでとうございます。

パンダの大冒険は当時のパンダブームも手伝って観客動員数
200万人のヒット作となりましたね。
同時期東宝チャンピオンまつりの「ゴジラ対メガロ」が98万人と、
ゴジラ映画史上初めて100万人を
下回り、会社からシリーズの打ち切りを模索されたのとは
対照的です
(「日本沈没」の超特大ヒットの恩恵を受けて、
しれっとその後もシリーズは継続するのですが)。
そうは言っても当時の東映動画の不採算体質が
改善された訳では無かったので、翌年の
「きかんしゃやえもんD51の大冒険(1974)」は、
作画予算削減の意もあって本社から
「全体の1/3は実写にする。
予算を超えたら金輪際二度と長編動画は作らせない」という
厳しい制約の中での制作になり、
結果、実写映像がやたら入りまくる
異色の長編動画になりました。
「日本全国で撮影した本物のSL映像が見れる」
「春の東映の超大作!」と予告でうたっていましたが、
正直みてて、実写とアニメが繋がっていない印象しか残らず、
なんかSLの実写映像を、番組合間のCMを見るような感じで
観ていました。

当時の東映まんがまつりは春興行がメイン扱いで、
一時間を超えるA長編動画は春、
一時間未満のB長編動画は夏興行という感じでした。
当時東映の劇場に行って入場特典の紙帽子やら
ワッペンシールを貰って喜んでた身としては
春の名作童話風の長編動画は正直「いらない子」で、
「早くライダーやマジンガーを出せ!」という感じでしたね。
フィンガー5も野生のエルザも「なんでこんなの流すの?」
って感じで。
「宇宙円盤大戦争」や「これがUFOだ!空飛ぶ円盤」
なんかは
「なんか合間にけったいなのやってたな」みたいな感想で
殆ど印象に残らず。
大人になってから観ると「なんじゃコレ」で
楽しかったのですけど。

立体映画、ありましたね。当時小学館の学習雑誌にも
「立体漫画」という赤青二色の線で印刷された頁があって、
付録のセロハン眼鏡を付けて読むと飛び出して見えると
(ウルトラ6兄弟のイラストだったかな?)。
アナグリフ方式の立体映画は映写機からスクリーンに
投射する映画なら、眼鏡で見ると立体感が得られるのですが
画面から眼に投射されるTVとかだと、
眼鏡かけてもうまく立体感が出ないんですよね。
だもんで、この手の作品をDVDとかにする際は、
立体映像部分を白黒処理して収録されて
いますね(赤影・キカイダー・イナズマンなど。
東宝の「オバケのQ太郎 とびだせ!バケバケ大作戦」も
アナグリフ方式の立体映画でしたね。)。
私も昔キカイダーのLDを購入した際に
収録されてた「飛び出す人造人間キカイダー」を
立体で見れると喜んで眼鏡かけて観たんですが、
TVだとぜんぜん立体に見えなくてガッカリしました。
(商品のおことわりに「TVでは立体感が
どうしても表現しきれません」とあったけど)
この手の作品の醍醐味を味わうには
映画館で観るほか手は無いのかな。


私が観た東映まんがまつりは1980年春興行の
「森は生きている」が最後ですかね。
仮面ライダー(新)の「八人ライダー対銀河王」が
長編動画と同列の扱いで。
この頃はなぜか「ゼンダマン」
「オタスケマン」といったタツノコの
タイムボカンシリーズが東映まんがまつりの
ラインンップに加わってましたね。
「タイムボカン」「ヤッターマン」は
東宝チャンピオンまつりだったのに。
東宝チャンピオンまつりが1978年の春興行
(地球防衛軍リバイバル上映)を最後に
終了したから、東映がボカンシリーズ上映の
権利を獲得したんでしょうかね。

御指摘のように、80年代以降のまんがまつり長編動画は
正直マイナーな印象。観た事無いのも結構ありますしね。
「白鳥の湖」はTVCMでしか観た事が無く
(映像にカブすように仮面ライダースーパー1の主題歌
かけるから違和感が半端なかった)、
「アラジン」「イソップ」に関しては
もう気にも留めなかったです。
当時「ガンダム」「マクロス」にハマってた時期だったので
東映まんがまつりはもう卒業だ、ってなもんで
(思春期ですな)。
アニメ雑誌でもその後東映まんがまつりの長編動画情報は
「金の鳥」を最後に聞かなくなりました。
あれがオーガス放映中の話だから1984年くらいになりますか。
以降の東映まんがまつりは
「キン肉マン」「ドラゴンボール」「聖闘士星矢」
「メイプルタウン」「ビックリマン」と
TVアニメオリジナル長編が主体となって観客を集め、
今の東映アニメフェアに続く訳ですが。

個人的に東映まんがまつりで妙な印象を残した
忘れられない映画があります。
それは1977年の夏興行でメイン作品になった
「せむしの子馬」。
ソビエトの長編動画を吹替版にして
上映したものなのですが、
日本のアニメとは全く違う異様な画風と
うねうねしたフルアニメな動きがとにかく強烈で
半世紀を経た今、改めて観れたらなと思っているのですが
表題がこんな感じなので上映時以降再見した事がありません。
(手塚治虫の「青いブリンク」の元ネタになったというのを
知ったのは後)
海外ではソフト化されているのかも知れませんが
もう一度観たいものです。
(太田叔子さんが吹替えした日本語版ね)

2023/03/19/(Sun) 16:13:33


[Name] 波野克之 [Title] AI同士の如き会話は出来ない記憶
[1463]

>「日本沈没」の超特大ヒットの恩恵

 この頃は何となく科学的な興味は在るものの、恐怖として感じてはいなかった気がします。
しかし
現代は報道姿勢も物理的には近いことを大衆(自分達も)に植え付けてあげなければ成らない…と替わることが出来たのでしょうか    ね。
しかし
現代の政財学者マスメディア界に因る四半世紀越しのデフレーション、そして輸入(資源)品高騰に因るコストプッシュ・インフレでのスタグフレーションを
全く理解しようとしない姿勢に因り、
物質的ではなく精神?、メンタル?、学識?、脳減る(ノーヘル)?、異次元遠隔操作的に日本沈没へまっしぐらっ!直滑降っ!
です  ね。
話が全く関係無い・・・でした。

 海外作品で好きだったのは、
トムとジェリー(オリジナルの吹替が最高なんですけどね)は元より・・・ですが、
浮かんだのは、親指トム(この時代はわざわざ歌〔詩〕まで日本向けに作るんですもんね。今じゃ小学生が英語です…議事堂に火焔瓶投げたく成ります)です。
そう言えばトムってトーマスの略?
なんです   ね。

 お邪魔ン坊でした。

2023/04/15/(Sat) 10:49:50


[Name] 管理人mvunit [Title]
[1465]

波野克之さん、御意見ありがとうございます。

まあ当時誰も「ノストラダムスの大予言」を信じちゃ
いませんでしたから。「怖いねぇ」「あと25年で
人類滅ぶんだって」と実しやかに囁かれていましたが
その破滅を娯楽として楽しんでいたフシもありまして。
人類はこうやって滅ぶんだ、的な図解本が当時
いろんな雑誌で特集されて小松崎茂さん大忙し。
やれ地球全体がマグマに包まれて火炎地獄になって滅ぶだの
氷河期が来て人々も生物も零下の中で息絶えるだの
公害による汚染物質で皆スモッグとヘドロによって死ぬだのと
まるで見せモノの八大地獄巡り。
小学生が先生に「ろくな大人にならんぞ」
と説教されたら「1999年にみんな死ぬからいいんだもんネ」と
返すのが定番でした。不覚にも生き延びてしまった当時のガキは
悔いていましょうね。もっと勉強しておけばよかった、と。

トムとジェリーの日本語版はヘビロテで毎日再放送がされてて
具体的にどの話、という事では無く、水や空気のように
日常あって当然、みたいな感じで存在してました。
主題歌はおそらく日本初放映時(TBS)の際に
作られたものでしょう。
エンディングに使用された絵が若干本家と違うので、日本側で
描き下ろしたものかもしれません。歌詞の内容は正直これといって
訴えるメッセージも無いから、「なかよくケンカしな」程度に
なっちゃったんでしょうね。あとは「ネズミだってネコだって
生き物さ」と当たり前のこと言ってるだけですし。


親指トムはキングコングと同様、米国のヴィデオクラフト社が
人件費の安い日本に制作の下請けを発注したTVアニメ。
(1960年代中盤はまだ1ドル360円の固定相場制でしたから)
一応日米合作ということに
なってますが、アメリカが担当したのは
脚本・キャラデザイン・絵コンテ・
音響のみ。シンドい実制作部分は全部日本持ちでした。
親指トムもキングコング同様、東映動画の社内班が制作に関与。
職人・森康二氏が作画・原画のほとんどを手掛けていたというから
贅沢な作品です(補佐に香西隆男)。ドルの力恐るべし。
日本語版の主題歌は小林亜星さんで、
作詞作曲すべて氏がおこなっています。

2023/04/18/(Tue) 16:48:53


[Name] 波野克之 [Title] >日本に制作の下請け
[1471]

 あぁ、そうだったんですか(そうかっそうだったのかっの池上彰ではないですけど)。
なんとなく純粋な米国の感じの作画の雰囲気ではなかったですね。そういえば。

 そういえばですね、突然思い出した気がするのですが。
トムとジェリーのトムの声は、
人造人間キカイダーの服部半平の方(で声優としては八代駿?の名前でしたでしょうか)
でしたでしょうかね。

 急に思い出してしまった事だけでした。
失礼しました。

2023/04/24/(Mon) 12:14:40




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