今回は「魔法使いチャッピー」ですか。あれは私も結構見てました。私にとっては「サリー」や「アッコ」など、NET月7の魔女ものは好きでした。
でも中盤からあまり見なくなり(でも当時はウラは「月光仮面」ぐらいだった)、ラストも知らぬままでした。その後も「サリー」がしつこいほど再放送され、「アッコ」も「サリー」ほどではないが再放送されたのに対し、「チャッピー」はあまり再放送されず、印象にあった話も無かったです。
やがて様々な文献で「チャッピー」の話を知り、またYouTubeでイタリア版を拝見し、様々な話を知りました。今回取り上げた話や、田舎のリンゴ畑を過疎化に付け込んだ悪党が独占する「リンゴ村リンゴりんご大作戦」などが印象あります。
最終回も拝見、チャッピーが魔法使いとバレ、サリーの如く強制帰還と思いきや、親友らの記憶を消滅させてしまい、チャッピー一家は幻影で分かれて去っていくという、珍しい終わり方でした。
そして1週間後の1973年1月1日には「バビル2世」に代わり(当時のNETでは元日でもこうだからスゴいや)、魔女ものが「リミットちゃん」まで9ヶ月中断する状態に。
(でも「まんがまつり」では、73年春に「アッコ」、同年夏に「サリー」をブロウアップ上映した。テレビで魔女やらないから劇場でって事か)
ところで、「チャッピー」のシリアス化のきっかけとなった、「東映動画ロックアウト」の事は知ってます。事の発端は、1年前に東映グループを守っていた大川博東映社長が死去し、岡田茂に交代、しかし岡田は東映グループ合理化のため、赤字企業は整理に。プロ野球団「東映フライヤーズ」も1973年1月に日拓ホームに身売りさせました(今の北海道日本ハム)、東映動画も登石を社長にさせ、合理化を発表、これに対してスタジオロックアウト状態になるも、なんとか東映動画は残る事に。これが「チャッピー」をはじめ、アニメにも影響を受ける事になります。
私が知ってたのは「マジンガーZ」で、ドクターヘルの基地が第1話が「バードス島」だったのに、第2話では「ロードス島」に(企画段階ではこの名前だった)、そして第2話では、ロケットパンチの拳が銀色、ブレストファイヤーの形状が異なり、つま先が四角くなってました。制作場所が異なるとこうなるんです。